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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2014年03月27日
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カテゴリ:食育について

今日は船瀬俊介氏の書籍からお送りします。

「偽りの栄養学 近代栄養学の父 フォイトの深き罪」

◆肉食礼讃-フォイトの大罪
動物たんばく質を「2倍にするとガンが11倍に増える!」「多くとるほどガンで死ぬ」(『チャイナ・スタディ』米コーネル大コリン・キャンベル他著) の報告は、ショッキングです 。本書は「肉への崇拝」を支えた学者たちも告発しています。かれらにより「動物たんばく質は良質」という神話が世界中にばらまかれたのです。そして人類は完全に「洗脳」されたのです。

その悪意のルーツともいうべき人物がいます。それが近代栄養学の父と称えられるカール・フォイト(1831~1908)です。ドイツ、ミュンヘン大学(生理学部) に45年間も君臨。まさに学会の大ボスでした。栄養学の父の人罪は、ほんらいは発ガン食である動物食(アニマル・フード)を礼讃したことです。

具体的には、こう推奨したのです。「肉類、牛乳、チーズ、卵などは高栄養なので大量に食べよ。炭水化物は低栄養なので控えよ」

◆サルに教えを請うごとし
とくに、動物たんぱく質のなかでも、肉食を絶賛しました。肉こそ、神が与えてくれた最高の賜物というわけです。さらにフォイトは、高カロリー、高たんばく、高脂肪の食事を勧めました。
かれは、こういう言葉を遺しています。「よい栄養に、とりすぎるということはない」これは、頭の中身を疑う暴論いや珍論です。

彼は「過ぎたるは及ばざるがごとし」という真理を、まったく知らないのです。発想のレベルが小学生なみです。それが、近代栄養学の父として、いまだ栄養学教科書の中央に、君臨している。まさに、サルに教えを請うがごとし!

ドイツは近代医学の発祥の地として、知られています。いっぽうで、近代栄養学のルーツでもあったのです。その中枢であったミュンヘン大学生理学部を45年も支配してきたのがフォイトそのひと。つまり、ヨーロッパ栄養学の大ボスとして君臨してきたのです。

◆個人の妄想にすぎない
この大ボスは、後世の学者たちに、こう批判されています。「フォイト栄養学は、科学的、医学的、統計学的な検証を一切経ていない」
呆れました。それでは、学問でもなんでもない。批判派の学者たちも、こう結論づけています。
「しいて言うなら、それは個人の妄想である」……。個人のたんなる妄想が、近代栄養学という確立した学問に化けたのです。近代とは、なんといいかげんな時代なのでしょう。

フォイトは「すべてのたんばく質は同質である」と仮定していました。「これは、断りなしの仮定であったが、彼の著作で流布されるうちに、真実になってしまった」 (『栄養学小史その2』 K・J・カーベンダー)断りなしの仮定は、断定です。

◆必要量の2倍肉を食え
彼は当時のドイツ人を研究して「人類は1日48.5グラムのたんばく質しか必要としていない」ことを発見していました。ところが、公式には「必要たんばく摂取量」として「一日118グラム」も推奨したのです。なんと2.5倍近い量です。彼のいうたんばく質とは「肉」のことです。つまり、肉を必要量の2.5倍食べろ!と提唱したのです。

それは、ドイツ国内の栄養基準から、ヨーロッパ基準に、さらに世界標準となっていったのです。彼の背後に世界的食肉産業が存在していたことは、疑う余地もありません。さらに軍部も彼の庇護者でした。肉食は体質を酸性にし、大きな体躯、捧猛な性格、俊敏な能力をつけさせるからです。それは兵士として最適の資質だったのです。

◆カロリー理論もペテン
フォイトは肉食礼賛の他、カロリー理論を確立したことでも、知られています。それは、近代栄養学の基礎でもあります。かれらは人間の基礎代謝カロリーを約1500キロカロリーと定めました。寝ているだけでも消費する熱量(カロリー)という意味です。これ以下になると、人体は自らの脂肪や筋肉を栄養源に消費して生き延び、最後は、餓死する。カロリー理論の骨子です。しかレ、それも大ペテンだったのです。

たとえば、わたしの知人、森美智代さん(49歳‥森鍼灸院・院長)は、1日50キロカロリーの青汁一杯で17年間も生活しています。フォイトのいう基礎代謝量のなんと30分の1!!カロリー理論が正しいなら、彼女はとっくの昔に餓死していたでしょう。しかし、森さんはお会いすると、ふっくらとした顔だちで笑顔が素敵です。とても17年も青汁1杯で生きてきた方には、見えません。

フォイトの過ちは、人間を内燃機関(エンジン)のようにとらえたからです。いわゆる機械的人間論です。しかし、生命は機械とは根本的に異なります。生命エネルギーも、まさに多元的なのです。

◆引き継がれる栄養狂育
そして、フォイトの忠実な弟子たちは、伝道で世界を洗脳しました。W・O・アトウオーターは、アメリカ大陸を伝道の地としました。彼は米国農務省に働きかけ、最初の国立栄養研究所を設立。なんと初代所長に就任そして、アメリカ政府を代表して、米国民につぎのような「おふれ」を公布したのです。「たんばく質を1日126グラム摂取すべきである」

それは師匠が膨らませた118グラムより増量されていました。かれらの背後に、世界的な食肉業界が庇護者として控えていたことは、100%まちがいない」この推奨値は、犯罪的です。なぜなら、現代、アメリカ政府の推奨値は55グラム(成人男子)だからです。女性は、なんと46グラムです。

動物たんばく礼賛、カロリー理論--このフォイトの栄養学の犯した二つの大罪です。それが、人類の食べまちがいによる万病の氾濫という惨澹たる悲劇を生んだのです。しかし、いまも栄養学狂育で、フォイトの大罪は、次世代に受け継がれています。

【出典】
【送料無料】知ってはいけない!?医食住の怖?い話 [ 船瀬俊介 ]

【情報元】
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=286294


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最終更新日  2014年03月27日 15時44分35秒
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