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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2014年03月28日
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テーマ:玄米ご飯(29)
カテゴリ:ご飯パワー

熊野さんのメルマガからおおくりします。

今回は『玄米食』関わる問題点についてです。

マクロビオティックというと玄米菜食ということがまず浮かびます。

『玄米とマクロビオティックとは切っても切り離せないもの』、
というのが食養生をやる方たちの常識みたいになっていると思われます。

玄米を食べてみると判ってくるのですが、かなりよく噛まないと
消化がどうも宜しくない…。

私は、あんまり噛むことにこだわると疲れてくるので、
玄米を1分~2分炊く前に自家精米器で簡単に精米しています。

そうすると玄米の持っている栄養価が少々は落ちますが、
注意して噛むぐらいで消化不良になることもなく食べられます。


鶴見 隆史先生は玄米粒食の指導をやめてしまったということです。

玄米の素晴らしさを十分認識しつつもそうなるに至った経緯について、
玄米の良さをふり返りながらご紹介したいと思います。


■私が玄米粒食の指導をやめた理由(1)

人間に主食といえば穀物です。

それは人類発達の歴史をみると良く理解されます。

大昔、

・バビロニア、エジプト、ローマは小麦、大麦、キビの栽培によって、また、
・インド、中国、日本の古代文化は稲作を中心に、
・インカ、マヤ、アズテカ(南アフリカ)の人々はコーンを

主食に生活してきたのです。

つまり、穀物こそ主食であったのです。


穀物が主食ということは生理学的にも非常に納得がいきます。

まず、人間の歯形の六割が臼歯であり(20本)穀物を噛むのに適していること。

次に、タンパク質、脂肪を主食とするとまことに不都合であること
(人間はタンパク質の貯蔵庫が基本的に存在しない動物であり、また、
腸内でタンパク質がアミノ酸にまで分解する過程で毒素や活性酸素や
アレルギー源を産生することもあって、ますます不適であり、
脂肪を主食とはとても考えられない。脂肪過多は動脈効果の大元であり、
心臓病の大元でもある)。

精神面の飢えと味覚を真に満足させられる内容であること。

他のどのような食品よりもエネルギーが高いこと。

といったことから、穀物こそ主食中の主食でありました。


穀物といえば、次のようなものがあげられます。

米、麦、ヒエ、アワ、豆(以上五穀)、キビ、ソバ、イモ類その他です。

こういった穀物やイモ類は、80~90%がデンプン(複合炭水化物)で占められており、
さらに、人間に適することになります。

デンプンは胃腸に少しも無理なくゆっくりと消化吸収、解毒排泄されてゆく
食物の最たるものであり、そのためデンプンの多い食事はコレステロールや
飽和脂肪を低く抑え、動脈硬化や高脂血症になることを防いだり、
糖尿病を予防したりする(コナー博士)といわれ、まさに、健康にピッタリの
内容なのです。


事実、穀物中心の食生活の民族はどこもかしこも健康かつ長寿なのです。

・日本の長寿村として有名になった棡原村 しかり
・中国の巴馬 
・フンザ、グルジア、コーカサス、ビルカバンバ といった長寿郷も

すべて穀物中心(食事の六~七割が穀物)だったのです。


その他ニューギニアのパプア族などは何と食事の96%がイモであるにも拘らず
非常に健康な民族として通っていますし、アフリカのバンツー族も
このパプア族に近い食事内容であり、このバンツー族の人たちも健康かつ
長生きなのです。

人間は穀物ばかり食べていてもほとんど病気などしないばかりか、
むしろ、その方がかえって良いくらいなのは不思議な程ですが、
そこにこそ穀物が主食である必要性が存在するということです。


1. エネルギーが高い
2. 全てに近い栄養素がバランス良く含まれている
3. 排泄力のある繊維素も豊富

という人間を健康にする三大条件の全てが主食としての条件であり、
それこそが穀物だということです。

穀物の一粒の種の中にはこの三つの条件が全て揃っており、
それこそが一物全体食ということになります。


穀物はどれもこれもエネルギーの高い食物なのですが、何故エネルギーが高いかと
いいますと、何といっても太陽の恵みを極めて受けているからです。

つまり、穀物は太陽エネルギーの活用物質といえるのです。

植物は二酸化炭素と太陽のエネルギーと水により、デンプンその他の有用物質を
合成し、太陽エネルギーを植物体内に固定する代わりに酸素を放出し(光合成)、
そのお蔭で人間や動物は生きていけるのであり、人間はこの植物を食して
植物のエネルギーを貰うのです。

この太陽エネルギーがたっぷりと存在している食物は正に植物(穀物を含む)
しかありません。


この植物の中で最も太陽エネルギーの恩恵を受けているのは
米つまり玄米なのです。

米は夏に咲く植物です。

夏に燦々と降り注ぐ太陽エネルギーによって作られた作物です。


小麦は、陽の光の少ない冬に咲く植物です。

エネルギーがどれだけ違うかはこれだけでも分るというものです。

全ての動植物はエネルギーなくして生きることは全く不可能ですが、
その殆どが太陽エネルギーの恩恵を受け生命として存在します。

その太陽エネルギーの力を最も保持している物質は植物であり、
その植物の中で最も強いのは穀物であり、その中でも玄米は
最も高エネルギーなのです。


この玄米がどれほど人間…

[続きはコチラから]
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最終更新日  2014年03月28日 14時04分30秒
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