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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2015年02月25日
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カテゴリ:食育について
その定義の二つ目は以下です。

同じ種類の動物なのに

医師やら栄養士やら、学校の先生やら、はたまた親から・・・・
「ヒトは雑食動物である」と、言われています。

本当に人間は雑食動物なの?

これは「雑食」の意味を取り違えているのですね。

人間はどこが発祥の地なのでしょうか? 
それはアフリカ、というのが定説になっています。

アフリカで発祥した人間は、人口の増加やら、気候が変動したりで
食料が不足し、他の地域へと生活圏を広げていきました。
食料はその地域で確保するしかありません。

気温や降水量、土壌などにより、そこに生育する植物は
それまでとは異なります。
さらに北へ行くと、植物は牧草くらいになってしまいます。
そこで家畜を飼ってその肉を食べ、その乳を飲んで栄養を補給したのです。
さらに北へ行くと、雪と氷に閉ざされ牧草も生えません。
そこで魚やアザラシを主食とする民族が生まれました。

人間は雑食動物だから何でも食べるべき、

ではなくて、

人間は雑食動物なので何を食べても生きてこられた、

というのがほぼ正解です。

さらに「本当の雑食の意味」を考えていくと、

「雑食生物とは、どんなに偏った食品を食べても健康に長生きできる」

という解釈がなされるのです。

このことは正しいのでしょうか?

そこで牛乳に相談だ、じゃなくて永樂和重さんの話を聞いてみよう。

もしヒトの食性がほんとうに雑食性であるのなら、
いくら動物性食品を偏食しても、からだには何の問題も
起こらないはずです。なぜなら、雑食動物というのは

「さまざまな食べ物をさまざまなバランス・組み合わせで
不規則に食べても健康に生きていける適応能力の高い動物」

のことだからです。
つまり、ほんとうの雑食動物は、動物性食品・植物性食品の
どちらかを中心に偏食しても、両方を等しく食べても、同じように
健康に生きていけるのです。決して、動物性食品と植物性食品の
両方を"バランス良く"食べなければ健康に生きていけない
わけではありません! 多くの人がこの点を誤解しています。
実例を挙げてみましょう。代表的な雑食動物の一つにクマがいますが、
海獣や魚のような動物性食品ばかりを食べている、まるで肉食動物の
ようなシロクマも、果実・木の実・種実などの植物性食品を中心に
食べているヒグマも、どちらも同じように健康です。
また、ふだんは植物中心のヒグマも、植物が不足したときには
かなりたくさんの動物(あるいは魚やムシ)を食べるようになりますが、
それでもヒグマが健康でいられることに変わりはありません。
このように、ほんとうの雑食動物とは、動物性食品と植物性食品を
さまざまなバランス・組み合わせで不規則に食べても、ちゃんと
健康でいられるものなのです。ですから、かりに私達の食性が
雑食性だとしても、あらゆる種類の食べ物を"バランス良く"
食べるべきだということには、まったくならないわけです。

【出典】


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最終更新日  2015年02月26日 18時51分51秒
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