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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2015年04月01日
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カテゴリ:食育について

早速読んでみましょう。

コーヒーについて
普段、テレビを見ることはない。わたしの生活空間にテレビは存在しない。旅行先でたまたまテレビを見た。日本人がエチオピアの農村に旅行しているところらしい。農村の青年が,コーヒーをごちそうしてくれる様子が映し出されていた。コーヒー豆を煎って潰してくれている。電気はないのですり鉢に擂り粉木だ。一所懸命すりつぶしてくれている。とてもコーヒーを大切そうに取り扱っている。コーヒー豆を煎ったあと,潰して粉々にしたところでお湯を注いでいる。フィルターなど使っていない。なるほど。一体どんな味がするのだろう? テレビの料理番組はこの時一番頭にくる。香りも味も全く伝わってこないからだ。かなり頭にきた。このままでは眠れない! 悔しいではないか。それからというもの、あのエチオピアの青年の姿が頭から離れない。旅先から帰ってきた。「パカマラ温泉コーヒー」を入れた瓶に直行して、豆をすり鉢に入れて擂り粉木で潰してみた。実際やってみるとかなり力がいるのだ。一人分でもかなり疲れる。10分はやったであろうか,ようやく粉末になった。フィルターを使わずに大きめの茶こしで直接コーヒーカップに落とした。20秒ほど蒸らしてから抽出した。すると、エスプレッソでもないのにカップの縁にクレマがいっぱい付いている。エスプレッソほどクリーミーではないが、コーヒーの表面はほぼクレマで覆われている。電動ミールで挽いた時よりクレマは俄然多い。手で挽いたものと電動ミールの fine で挽いた粉は,一見ほとんど変わりは無い,手で挽いたものには少しだけ粒子の大きさにバラツキがある。2分ほど静かに、粉成分を沈殿させる時間をおいた。恐る恐るクレマをジュルッと口に吸い込んだ。スゴイ香りだ。何と力強い香りであろうか,揮発性のデリケートな香りと、ふくよかな、深い味わいと香りが同時に口の中に広がる。パカマラのブーケはキャラメルの香りだ。強烈なキャラメルの香りなのだ。美味しい!、あまりの美味しさに我を忘れて,天井をしばらく眺めてしまった。脳天直撃である。手で挽いたものが、ダントツに香りが高く、深い味わいなのだ。参った。コーヒーの原産地はエチオピアのカッファー地方だ。だから訛って「コーヒー」という。あのエチオピアの青年の熱心にコーヒーを入れる姿と、このコーヒーの強烈な美味しさが重なり合った。わかった、なーるほど、たぶんこれなんだろう。

パカマラ温泉コーヒーはここのものを使用した。いつ行っても、品質は安定しており,焙煎日を訊くと、即答してくれる。焙煎日が近いと,香りの成分が飛び跳ねている。日が経つにつれて、香りの成分同士が折り合いをつけて円やかないい感じになってくるのだ。焙煎し立てが必ずしも美味しいというわけではない。通販してくれる。
http://mameto.jp/tennnai.htm

では最後に、コーヒー豆から徹底的に全ての味を引き出す究極の方法を書く。
この方法は疲れる。でも冬山登りと一緒で、傍から見るとバカみたいに見えるかも知れないけれど、やった人だけがわかる確固たる実感、達成感があるものなのだ。食べ物、飲物は、核心を突いた方法で手をかけると、必ず素晴らしいご褒美がもらえるものだ。もちろん神経にそのレセプターのある人のみがその恩恵を享受できることは言うまでもない。

この方法は、質の高いコーヒを対象としている。スペシャリティーコーヒー級のものが対象となる。そうでない場合、不味さも徹底的に引き出してしまう。
まず、コーヒー豆をエスプレッソ用にミルする。つまり最も Fine に挽く。これをすり鉢に入れる。そして擂り粉木でさらに挽いてゆく。執拗に挽いてゆく。すると、豆の油分が染みだしてきて、粉にねっとり感が出てきたら頃合いとなる。すり鉢の細かい溝に、このねっとり粉がはまり込んでいる。手洗い用のブラシを使うと容易にこの溝の粉は取り出すことができる。これを茶こしに入れて抽出に入る。一杯ずつ直接カップに入れて抽出する。お湯の温度は 90℃ とするとおよそ間違いない。蒸らしたりする必要はない。速くもなく遅くもなく、蒸らさずに1 ストロークで入れ抜く。この時茶こしの底が液面に触れないようにする。出来上がりはカップの表面、ここ全面にクレマが立っている。このクレマにコーヒーの素晴らしい香りが凝縮されているのだ。2〜3分ほど静置するとざらつき感のある粉は沈澱する。

ぜひお楽しみください。さらに良いアドバイスがあればお知らせ下さい。たのしみにしてます。

https://www.facebook.com/notes/%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E5%8F%B2%E9%83%8E/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/880062672057274?pnref=story

珈琲は、体にいいのか悪いのか?
とんと分からないでおりました。
要するに品質が一番の要因のようですね。



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最終更新日  2015年04月01日 20時16分10秒
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