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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2015年07月25日
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「命の重み」伝えたい
絵本の作者、助産師・内田美智子さん
 「出産・育児も食育も、根底にあるのは『命』への感謝。今は覚悟もないまま親になり、食べ物を単にモノとしか見ていない人があまりに多い」  福岡県行橋市の「内田産婦人科医院」で働く助産師、内田美智子さん(52)は危機感を込めてそう語る。

 22歳で初めてお産に携わり、2500人以上の赤ちゃんを取り上げてきた。誕生の瞬間、すべてがキラキラと輝いて見えた。

 出産後も子育てを支援するため幼児クラブを主催するなど、「親の自覚」を促す取り組みに力を入れてきた。
若くても母乳育児を続け、離乳食を自分で作って食べさせ、夜泣きなどストレスも多い育児を楽しく実践するママがいる一方、身勝手な母親や性のトラブルを抱えた少女がいた。

 「たばこ止めきらんけ、母乳やめる」「24時間べったりは嫌です」

 家事もできない子がそのまま親になる。聞けば、彼女らもちゃんとした食事をさせてもらっていない。
 「食や命に対する感謝の気持ちがないのは、そう育てられていないから」。負の連鎖。

「食べることは生きることそのもの。最も手を抜いてはいけない事柄なのに、最も手を抜いてしまっている」と指摘する。

 20年近く前、産前教育の一貫で講演活動を始め、家庭環境と食のつながりの重要性を痛切に感じていた。
 2007年秋、講演に出向いた熊本県の小学校で偶然の出会いがあった。

 1、2年生に向き合い、毎日食べている肉には本来、命があって、それを奪って自分たちが生かされていると語る、もう一人の講演者。熊本市食肉センターで働く坂本義喜さんだった。
 「動物にも、お父さん、お母さん、兄弟がいて、家族と一緒に遊びたいと思っていたけど、人間のために肉になった。その肉をちゃんと食べてあげて」。そんな言葉が琴線に触れた。

 人が生きるために犠牲になる動物や植物。幼子のため、自らの時間を犠牲にする親。
お産と食肉解体は正反対な仕事に見えるが、通底する「命の重み」を感じた。
坂本さんの話をまとめ、絵本「いのちをいただく」として出版した。

 「以前は、日々の生活の中に動物の生や死があって、わざわざ教えられる必要もなかった」と振り返る。
幼少のころ、家でヤギやヒツジを飼い、その毛でセーターを編み、乳を搾って飲んだ。
近所では、飼っているニワトリを自ら絞めて食べる家も珍しくなかった。

 ただ、そうした体験がすべてではない。「食の大切さを教えてくれる親や家族と過ごす時間が大切。
食材を一緒に買いに行ったり、食卓を囲んで会話したり。その中で学ぶことは多い」

 食への関心の先には、農業や畜産業、漁業の問題も横たわる。

「子どもたちに何を伝えるか。それは私たち親、大人に問われている課題でもあるのです」

http://blog.livedoor.jp/eightmansblog-howto/archives/51857288.html

内田美智子さん、なにか勘違いをしていませんか?



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最終更新日  2015年07月25日 18時23分11秒
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