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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2015年08月10日
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カテゴリ:食育について

タイトルのことを述べるのは、
元高校教師で元銀座のクラブのママの土岐山協子さん(42歳)。

盛岡の大学を卒業後「ひきこもりかヤンキーしかいなかった」という、
大検受験の予備校講師を1年半、勤めた後、「不良の巣窟」と呼ばれた私立高校で、
生徒の素行が悪く教員がすぐに逃げ出す学校で、教員として4年間務めた経験から、
日本の教育の問題の根深さを知った。

利益優先の学校は落ちこぼれをほったらかしにし、進学クラスばかりに力を入れる。
この落ちこぼれを救おうとする大人がいない。

私立高校では落ちこぼれ集団の男子バレーボール部顧問に就任し、
わずか半年で県大会出場させるチームに生まれ変わらせた。
「私はバレーボールの技術的なことはほとんど教えていない。
ただ半年間、みっちり礼儀を叩きこんだだけ。
ちゃんと挨拶しろ。ちゃんと制服を着ろ。赤点は取るな。
指導をしていったら、髪型と服装が変わった。
だらしない髪型をしていたのが、勝つために自発的に短髪になった。
だらしない服装をしていたのを次第にやめるようになった」

とはいえ指導をしても、毎年毎年、礼儀も知らない、挨拶もできない、
高校生になっても九九ができない、漢字の『山』と『川』は書けるけど、
『谷』は書けない程度の学力しかない子供たちが入ってくる。

「一体この国はどうなっているのか?
高校に入る前までの学校では一体何を教えてきたのか。
親は何も教えなかったのか。地域で誰か注意する人はいなかったのか」

落ちこぼれた子供をほったらかしにする学校、地域、家庭。
でもすべての根幹は家庭にあると考えた。

教員生活の中で土岐山さんが気づいたことがある。
なぜ落ちこぼれの子供が生まれるのか。
その大きな原因は2つ。母親と料理が悪いということだ。
「素行の悪い子供の母親は必ずといっていいほど素行が悪い。
逆に優しい母親の家庭は優しい子供になる。
父親はあまり関係ない。母親が重要だ」

「落ちこぼれた子供のほとんどが食生活が乱れている。
問題のある子供は朝からカップラーメンを食べさせられたりしている。
やたら調味料が多い。
人間は食べ物でできている。
まともな食べ物を食べていないとちゃんとした人間ができない」

落ちこぼれクラスを切り捨て、進学クラスを優先しようとした教頭とケンカになり、
30歳で教師を辞めることに。
「10年いろいろな経験を積み、40歳になったら、
日本の教育を変えるための事業をしよう」と心に決めた。

教科書や歴史のことを知ろうと、札幌で教科書会社に勤めた後、
「母親を変えるには女性のことを知らないといけない」と思い、
女性社員だらけの美容会社に3年勤めた。

また新たな経験を積もうと35歳の時に経営学などを学びたいと思い、
美容会社を辞めて職業訓練学校に通おうと思ったのだが、
学びたいカリキュラムは東京にしかないという。
これまで宮城、岩手、北海道でしか暮らしたことがなかった土岐山さんは、
「東京は怖いところだからできれば行きたくない」とも思ったが、
「教育を変えるには政治家など偉い人のいる東京に行くことは大事かも」と考え、
東京行きを決めた。

続きはこちら↓
http://kasakoblog.exblog.jp/22422478/

動画もあります。面白いのでぜひ見てくださいね?



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最終更新日  2015年08月10日 18時37分59秒
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