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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2015年08月23日
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カテゴリ:肉について
「植物だって生きています。命があります。
それを食べると言うことは命を殺しているのです」

と。

「肉だって動物の命を殺している。同じだ。だから
肉を食べてもいいのだ」

という論法ですね?

そうでしょうか?

植物と動物の肉とは別に考えてみませんか?

お肉も牛や豚や鶏やその他の動物の命を頂いている。
植物だって命があるからその命を頂いている。

と、みなさんおっしゃいます。私は、
「命を頂いている」という表現には違和感を覚えるようになりました。
なぜかと言いますと、お肉を食べます。
でもそれは肉であり、命ではありません。
肉という単なる物質です。
キャベツや大根を食べます。命ではありません。単なる物質です。

もちろん分かっています。
命を殺してその肉体、植物体を食べている、
ということの表現であることは。
しかし、実際に食べているのは物質です。
命(=霊的観念)は、霊界に召されます。
だから違和感があるのかもしれません。

こんな話をすると、スピリチュアル、とか宗教的とか、いろいろ
言われちゃいそうですが・・・・。

何が言いたいか、というと、「命」という言葉を抜きにして
「植物と肉」の違いを考えたいのです。

まず、植物を食べることと肉を食べることは、別物だと思います。
盲点になっていることは、皆さんがそれらの食材を
スーパーや八百屋や精肉店から購入してくるからです。
つまり、生産作業の過程を知らない、ということです。

しかし、植物はなんとなく分かっていることでしょう。
「食育」と称して今では小学生に
農家へ行かせて田植え体験とか、その他、
収穫体験などをさせています。
これはこれで大切なことですね?
しかしながら、農薬散布体験はさせていないでしょうね?
そりゃあ、危険だから、ということもあるでしょうが、
遠くから見学させてもいいのではないでしょうか?

では、卵はどうでしょう?
バタリーケージの採卵場を見学させているでしょうか?
ブロイラー(肉用鶏)の飼育はどうでしょう?
過密飼いの鶏を見学させているでしょうか?
では、牛乳はどうでしょうか?牧場の搾乳体験なんてのはダメです。
工場酪農の搾乳を見学させているでしょうか?

では、屠殺場の見学はどうでしょうか?

序章が長くなってしまいました。これからが本題です。

【野菜と動物の肉が同じレベルと考えることには無理があります】

あなたは、今引き抜いてきた大根(=生きている)を
包丁で半分にチョン切るのと同じ気持ちで、
生きている鶏の首を包丁で半分にチョン切れますか?

多分気持ちは違うでしょう。なぜでしょうか?
(もちろん慣れた人ならどうということはありませんでしょうが)

私はかつて、映画『いのちの食べかた』を見ました。
野菜類も肉類も同じレベルで撮影していました。
しかしながら、見る目はやっぱり肉類の映像に釘付けになりました。

さらに、野菜に関しては、

「うわあ、こんなに農薬散布するのか~」と思いました。

でも、収穫されるとき、野菜は何も言いません。
畜産動物は動き回って声を発します。
植物と動物を同じレベルでは見られませんでした。

頭を下にして吊された豚の腹を機械の包丁が下から上へ切り裂く。
内臓がブワッと半分飛び出す。

牛の皮を剥いでいる時、その牛の前足がビクン!と動きました。

野菜はそんなことはありませんでした。

それに、なにより、植物は
自分を食べて貰いたがっているのではないでしょうか?

【参考文献】








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最終更新日  2015年08月23日 18時50分40秒
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