テーマ:給食(10)
カテゴリ:給食について
給食がない幼稚園の話です。
つまり親がお弁当を作って園児に持たせなければなりません。 そういう幼稚園が、週一回は「ノー・オカズデー」を設けました。 その日はおにぎりだけ持たせてください、ということです。 それが今では週三回になっているという。 幕内秀夫さんのブログ記事を紹介しましょう。 どんどん増える学校給食に違和感 週3回は「NO・おかずDAY」の幼稚園 かつて、保育園(所)には給食があり、 幼稚園は弁当持参がほとんどでした。 最近は、幼稚園でも給食を実施するところが増えています。 主食、副食がつく「完全給食」を実施する幼稚園が 52.5パーセント(平成25年)に達しています。 これだけ給食が増えている背景には、 女性の社会進出などもあり、弁当を作ることが 難しくなっているという社会状況があるという人がいます。 それは否定できないことだと思います。しかし、 本当にそれだけなのでしょうか? 横須賀市にあるT幼稚園は約600名の園児がいます。 その幼稚園は、できる限り親の愛情がこもった弁当を 持参して欲しいと考えています。ただし、 600名もいれば、毎日弁当を作るのは大変だ という父母もいます。そのため、希望者には業者の弁当が 注文できるようになっています。約200名の方が 注文していたと言います。 何年前になるでしょうか。その幼稚園で講演をする 機会がありました。園長先生に聞いてみると、 多くの父母が弁当作りに苦労して、どんどん業者の弁当を 注文する人が増えていると言います。その傾向に 園長先生は違和感を持っていました。 そこで、私は園長や幼稚園の職員、父母に 「NO・おかずDAY」を提案させていただきました。 週1回は、弁当のおかずはなしにして、 おにぎりだけにする日を設けることを勧めました。 最初は職員や父母も驚いていました。 「食事のバランスが取れないのではないか?」、 という疑問の声もありました。 私は、「お昼の弁当でバランスなど考える必要はない」、 「それで子供の健康を害することなどあり得ない」と 話させていただきました。 「バランス論」が苦しめている それから、何年になるでしょうか。 今ではすっかり定着して、現在は週3回が 「NO・おかずDAY」になっています。 そのことで、幼稚園の先生方が驚くほどの 変化があったと言います。 業者の弁当を注文する人が200名もいたのが、 最近は1、2名しかいなくなっています。 「NO・おかずDAY」は週3回ですから、 残りの日は色々なおかずを入れた弁当を持参してもいいわけです。 その弁当作りが大変だということで、 200名もの方が弁当を注文していました。 しかし、それを実施して以来、 他の日も簡単な弁当を作るようになり、 わざわざお金をだしてまで業者の弁当を注文する必要がない と考える父母がほとんどになったと言います。 最大の変化は、 「朝、子供たちとゆっくり話ができるようになった」、 「朝、弁当作りで慌ただしいために子供を叱ったり することが多かったのがほとんどなくなった」 と話す父母が増えています。 現在、小学校の約99パーセント、 中学校の約80パーセントで学校給食が実施されています。 一部の自治体では、試験的に「朝食給食」が 実施されるようになっています。 たしかに、女性の社会進出など時代背景があることは 否定できないと思います。しかし、この幼稚園の例を みてもわかるように、「バランス論」が弁当作りを 難しくさせてきただけに過ぎないという例も少なくない ということがわかると思います。 子供にとって、 「バランスのとれた食生活とは何か?」、 「どんな弁当が理想なのか?」 それがきちんと議論されることなく、 「時代背景」や「社会状況」だけが語られ、 どんどん給食が普及される傾向には違和感を持たざるを得ません。 「NO・おかずDAY」を実施する幼稚園は全国で 100は越えるようになっています。 http://blogs.yahoo.co.jp/makuuchi44/55527098.html この本↑の初版は確か今から16年か17年前に発行されました。 健康や食事法を述べる数々の書籍が廃版になっていく中で、 これほどのロングセラーである本は、少ないのではないでしょうか。 だからこそ読む価値があるというものです。 電子書籍版↓もあり、少し価格は安くなります。 【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】粗食のすすめ 新版(プレミア健康... クリックしていただけたら嬉しいです。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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