テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:食育について
この記事は、
山岡とゆう子は神奈川県三浦半島 三崎にきていま(その1) https://plaza.rakuten.co.jp/shokuikublog/diary/201808210000/ の続きです。読んでない方はこちら↑から読んで下さいね? 魚売り:ほうれ、形のいいシマアジが上がったよ!! 山岡:そのシマアジもらった。 魚売り:え?お買いになるんですか? 山岡:ああ、しめてくれ。 ゆう子が「殺しちゃだめ」と叫ぶ。 山岡:いいんだ、やってくれ。 ゆう子:どうしてなの?生かしたまま 持って行かなきゃだめじゃない! 黒田社長のところのシマアジは 生きているのよ! そうして再びゲストハウスで 黒田社長と対決する。 山岡の持ってきたシマアジが 死んでいるのを見て黒田は、 黒田:ふざけるな、魚は 新鮮さが命だぞ!! 死んだ魚の方が、うちの水槽の 中で生きている魚より うまいと言うのかッ!! 山岡:ふざけてるかどうか、ご自分の 舌で試したらいかがですか? その上でまだ私がふざけていると お思いになるなら・・・・ このクビを差し上げる。 そうして双方が調理を始める。 山岡の包丁さばきに感心する黒田。 黒田:(心の中で)だが料理は材料で ほぼ決まる。たった今まで 生きていたヤツに かなうものはないっ! 食べ比べとなる。 黒田の刺身を口にしたゆう子。 ゆう子:(心の中で)あら、心なしか 昨日より味が落ちがみたい・・・。 変ねえ・・・。 これは山岡さんが 作ったお刺身・・・。 (声に出して)美味しい、 まるで違うわ。 部長:山岡君の刺身を食べると 失礼ながら黒田社長のは まるで気が抜けたようだ!! 黒田:こ・・・、こんな馬鹿な・・・。 どうしてだ・・・? どうして死んだ魚より、 味が落ちるんだ!! 山岡:活きがいいのは 見た目だけのこと。 本当はおたくの水槽の中の魚は 死んだ魚より活きが悪いのです。 水槽のシマアジは一週間前に 獲れたもので、その間 エサもやっていないという。 山岡:そうですか。人間だったら どうでしょうね・・・。 一週間も食事をしなかったら・・・、 しかも、それまでの 生活環境とまるで違う せまい檻に入れられて 遠いところに送られたら・・・。 やせ細ってやつれて しまうでしょうね・・・。 魚は野生の生き物です。 環境の変化には敏感です。 おたくの水槽の中のシマアジは 疲れて弱り切っているのです。 ゆう子:それで、何か味が 抜けたように感じたのね・・・。 山岡:一方、私の持ってきたシマアジは、 取れたばかりのところを 殺して血抜きをした。 いわゆる活けジメというやり方です。 こうすれば海で元気良く 泳いでいた時のまんまです。 味はかわりません。 黒田:大人はみんな見た目でだまされた・・・。 しかしあの少年の純粋な心は だまされなかったということか・・・。 私はあさはかだったな・・・。 食通気取りで馬鹿なことを・・・。 【出典】 【中古】 美味しんぼ(2) ビッグC/花咲アキラ(著者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月22日 16時27分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[食育について] カテゴリの最新記事
|
|