胃と塩の関係
今回は甲田いきなり光雄医師に登場していただきます。(太字が引用)なにより問題なのは、塩分をいっさいとらないと、胃の働きが弱くなることです。胃酸は塩酸でできていますから、その材料である食塩を摂取しないといけません。食塩を過度に制限すると胃酸の酸度が減り、胃ガンの原因となるヘリコバクター・ピロリが喜ぶ環境になってしまいます。さらに、塩分を制限すると甘い物が食べたくなるということです。その仕組みを甲田医師は次のように説明しています。食品に細菌が繁殖しないようにする方法には、塩漬け、砂糖漬け、アルコール漬けなどがありますが、体もこれと同じです。汗をかくと汗と一緒に塩分が排出されるので、塩漬けがうまくいきません。すると体のなかにバイ菌がわいてきます。そのさい、塩をとればいいのですが、塩をとらないと砂糖が欲しくなり、それが進めば砂糖漬けになって、さまざまな病気を引き起こす原因になります。さらに、もし砂糖がとれなかったら酒屋さんの前を素通りできなくなります。アルコールが必要になるわけです。その害は、いうまでもないでしょう。人間の体はこのようにできているので、汗をかいたら塩をとることが必要です。塩をとらないと肝臓でブドウ糖をつくれません。血糖値が下がってくるのですぐにバテてしまいます。また、汗で失われた水も、当然、補給しないといけません。ぼく安食の場合は塩分摂っていてもアルコールは飲みたいんですけど、なんでだろう?単に好きなだけ?(笑)【出典】長生きしたければ朝食は抜きなさい