「ご飯は太るからできるだけ食べないの」
そういう女性が少なくないという。本当にそうなのだろうか?そこで牛乳に相談だ・・・、じゃなくて、魚柄仁之助さんに聞いてみよう。安食:ご飯を食べると本当に太るのですか?魚柄:穀物をあれこれ食べた方が太らないと思います。 私がそうですから。安食:私もそれを実感しているんですけど、世の女性たちは、 そのことを実践しようともしないで、ご飯は太る、 と思いこんでいるようですね?魚柄:そうですね。でも実は違います。 食べものは口から入って腸に行くまで、脂肪も炭水化物も タンパク質も、体内にやどる数十種類もの酵素で 分解されて、消化・吸収されるわけです。 ところが、この酵素と言うのが職人気質というか、我が儘というか、 気に入った補酵素がいないとろくに働こうとしません。安食:そうなると食べたものはなかなか分解されずに、 じっと待つしかありませんね?魚柄:そうそう。そのままだとそれこそ腐るしかありません。 そんなもったいないことはできないと、もともと貧乏性に できている人間の体は、さっさと脂肪に換えて、 脂肪細胞に取り込んでしまうのです。安食:それでは太ってしまう。魚柄:そうならないように酵素のご機嫌をとって、バシバシ 分解させる補酵素が大切なのです。安食:では、補酵素にはどんなものがあるのでしょう?魚柄:ビタミンB1、B2、B3、B6、B12、ビオチン、 パントテン酸などです。どんな良質なタンパク質も、 これらがなければ皆、脂肪となって、肥満のもとになる。安食:では、これらの補酵素はどんなものに多く含まれているのでしょう?魚柄:穀物なのです。とくに胚芽の部分は、ビタミンB群の宝庫です。 安食:胚芽の部分ということは、精製されていない穀物の方がいいですね?魚柄:そうです。精製度の低い穀物ほど補酵素を多く含んでいます。 せっかく食べたものを脂肪細胞に横取りされないためにも、 私は穀物を摂っているのです。ということで、穀物もできるだけ精製度が低いものを食べましょう。出典うおつか流清貧の食卓お米は玄米を購入して、自宅で好みの低精白米を作りませんか?