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カテゴリ:オーディオ
スワンaのクセが気になりだした1年ほど前、うちに来ていただいている腕のいい調律師さん(女性)に「ピアノの音が一番きれいに再生できるスピーカを知りませんか」と聞いてみたことがあります。調律師さんなら耳がいいと思ったので。 その時「タイムドメイン社のYoshii9、30万円!」と即答でした。ご自宅でYoshii9を使っているとのこと。 それ以来ずっとYoshii9のことが気になっていました。 最近、金田式D/Aコンバータ、A/Dコンバータが完成した所ですが、肝心の音の出口(スピーカ)がクセが強く、聴感上のピーク、ディップが大きく、かつ箱の共鳴みたいなのが耳について違和感を感じるように。 「Yoshii9を買おう!」と一瞬思ったのですが、30万円はあまりにも私には高すぎます。 そこでYoshii9をまねたスピーカを作ってみました。 ネットでも多くの方がYoshii9と同じようなスピーカを製作されていますので参考にさせていただきました。 スピーカは8cmフルレンジのSA/F80AMG、本体は塩ビ管(VU100・90cm)、土台とバッフルはMDF12mm厚からジグソーで切り出しました。 塩ビ管内部はフェルトカーペットを丸めて吸音材としています。スピーカにはM12の寸切りボルト+ダンベル2kgを接着にてぶら下げて仮想グランドとしています。 木部はブラウン、VU管はホワイトに塗装しました。スピーカのカバーはダイソーで買った「油こしφ110」です。 早速試聴してみると・・・ 自然な感じがいいです。低音も分厚くとても8cmフルレンジとは思えません。 オーケストラが心地よい感じ。大太鼓も十分再生してくれます。 ピアノやチェロを聞いてもクセのない自然な音です。 スワンaみたいに聴感上のピーク・ディップもほとんど感じません。 でも定位感や分解能は最近買ったTimedomain Mini(富士通のですが・・・)のほうが上です。スケールは圧倒的に勝ちなのですが・・・ まあ、取り敢えずは大成功!といったところです。 スワンaはしばらく出番なしです。 ついでに特性を調べてみると・・・ 下は38Hzくらいまで頑張っているようです。 聴感上、やや中低域が誇張される感じがする時があるのですが、2~300Hzのピークのせいでしょう。 150~300Hzあたりをもう少し改善したい感じ。吸音材で調整してみたと思います。 それから上向きユニットなので高域の伸びがやや寂しい感じ。 そのうちディフューザも考えてみたいと思います。 しばらくは遊べそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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