上下に２匹重なっているのはよく見るが、前後にひっついているのは初めて見た。
　しかも、前と後ろで種類が違うみたいだし。

　アメンボというのは実は肉食で、水面に落ちた昆虫に集まって体液を吸うらしい。
　後ろに引っ付いているのは、捕獲された蚊の類だろうか。
　尻の針？から体液をチューチュー吸っているとしたらつじつまが合うんだけど。
　逆に後ろの昆虫が、人間を刺す蚊みたいにアメンボの体液を吸っていたりして。
　う～ん、わからない。


　それはともかく、絵的に割りとうまく撮れたので、この際テクニックを解説しようと思う。
　まぁ、たいしたことはやってないけど。

　まず三分割法。
　被写体を真ん中に構図してしまうと、日の丸写真といわれるつまらないものになってしまうので、わざと中心部からずらして撮る方法。
　例えば、ど真ん中のストライクはホームランされやすいので、ストライクゾーンの端を狙うみたいな。（例えが違うか）

　それとコンパクトカメラは殆んどオートフォーカスなので、中心部の大きいものにピントが合ってしまい三分割法が使えない。
　その場合、被写体を一度中心部に構図してシャッターを半分押しピントを決め、そのまま構図を端にそっとずらしてシャッターを押し切る。

　更にこういう小さい被写体の場合、オートフォーカスでは100%合わない。
　その場合、「小さな被写体にピントを合わせる裏技」を使う。
　一度自分の手などにピントを合わせてシャッターを半押し、そのまま被写体を構図におさめてシャッターを切る。

　デジタルARENAには、「被写体と同じ距離の別のものにピントを合わせる」ということが書いてあるが、自分はそれを更にアレンジしたテクニックをあみだした。
　まず、クローズアップモード(この機能が無いコンパクトデジカメもある)にして、初めから限界の接写距離で半押ししてピントを固定しておく。
　使用しているクールピクス4100の場合、４cmが限界だ。
　そのまま被写体にカメラを近づけ、モニターを見ながら距離を調整しつつピント合わせ、シャッターを切る。
　これだと実質的にマニュアル撮影なんだよね。

　こうして撮ると、水面に映った空にピントが合ってしまうことなく、三分割法でアメンボが撮れるというわけ。

ヒメアメンボ昆虫エクスプローラ

三分割法デジタルARENA

小さな被写体にピントを合わせる裏技デジタルARENA

Nikon COOLPIX4100
2005/08/26 16:27:55
焦点距離： 5.8mm
シーンモード： クローズアップ
測光モード： マルチパターン測光
1/51 秒 - F/2.8
露出補正： 0 EV
感度： オート
ホワイトバランス： オート
電子ズーム倍率： 1.00

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