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カテゴリ:元気が出る話
ぺヤング焼きそば、昔は好きでしたよ。
マクドナルド、昔は食べてましたよ。 今は食を変えたことでジャンクフードや肉類を口にしなくなってしまいましたが、これらのニュースで食の安全について考えさせられた方も多かったことでしょう。 ぺヤングの問題ぺヤング焼きそば虫混入事件の後、製造元のまるか食品は商品の自主回収、商品の販売休止、全工場操業自粛を発表するにいたりました。 参考情報:異物混入に関する調査結果と商品販売休止のご案内 [まるか食品公式サイト](リンク先は PDF ファイル) ネットを探せば製麺工場の写真も確認できますが、設備が古いこともあって、異物が混入しないような対策がなされてないことに大きな問題があったと考えられます。 また、過去に従業員らしき人物からの内部告発的な書き込みもなされていますし、以前から虫に関するクレームが同社に寄せられていた模様です。 膨大なコストがかかる設備投資が先送りになっていたのかもしれませんが、たった一人の写真付きツイートによって大量の顧客離れが起っただけでなく、生活がかかっている従業員の首をも危うくしてしまったのです。 これだけ問題点がそろいにそろっているのに、それを無視しつづけた代償はとても大きいものになってしまいました。 マクドナルドの問題2014年夏に中国のチキンナゲット工場で賞味期限切れの鶏肉を使っていたり、素手で食品を扱ったり、床に落ちた食品をラインに戻したりするところなどが潜入者によって撮影され、大問題になったことは記憶に新しい方も多いと思います。 後に、これは下請け工場がマクドナルドや日本人への当てつけのために行ったものではなく、中国の食品工場ではどうせ熱を通すから大丈夫、みたいな感覚でわりとずさんな管理体制であるところも多いという話も聞かれました。 そこで、衛生管理が比較的行き届いているといわれるタイに工場を移したわけですが、今回はそこでつくられたチキンナゲットにビニール片が混入したと言われていますね。 それに追い打ちをかけるようにポテトの中から人の歯が出てきたり、ソフトクリームからプラスチック片が出てきたりと、後はみなさんの知るところです。 先日記者会見が行われましたが、異物混入の原因はタイ工場にあるとしながらも詳細は調査中、歯の混入も製造とは無関係とは言いつつも、歯の持ち主の割り出しに踏み切らないところがツメの甘さをうかがわせます(クレーマーの仕業の可能性もゼロではないのですから)。 とどのつまり、社長が会見に欠席してしまったために、日本の消費者の反感を買うような展開となっています。 ここ数年、日本のマクドナルドの売上減は深刻なうえに、この不祥事ですから、本来なら最高責任者である社長が先陣を切って記者会見に出席して、状況説明と謝罪を行うべきだったでしょう。 マクドナルド自身、以前から本国でも異物混入トラブルが発生しているため、もう慣れっこというのもあるでしょうが、こういうところで誠意が欠如していると、ますます消費者は離れていきます。 昔もチキンナゲットからニワトリのトサカが出てきたり、人の指や歯が出てきたりしたこともありましたから、今に始まったことではありません。 昨年は米国で子供用ハッピー・ミールの中から人の指が出てきて問題になりましたが、やはりそこでも対応のユルさが指摘されています。 参考記事:5才児がマクドナルドのハッピー・ミールから人間の指を発見 [外部リンク](ソースは英語) 今後も、異物混入事件や食中毒事件などの食の問題はなくなることはありません。 いくら工場生産品でもナマモノですし、輸送の段階で品質が変化したり、異物が混入したりすることを完全に防ぐことはできないからです。 どんなに気をつけていても、問題は起こってしまいます。 騒ぎが大きくなる前に対応すること、消費者に対する誠意を見せることで、今までどおり商品を購入してもらえるように最大限の努力をすることが企業努力というものでしょう。 といろいろ書き殴った上で、虫と衛生問題についてまとめてみたいと思います。 開ければ虫は入って来るもの食品を扱っていれば、虫なんか小さな住民のようなものです。 学生時代に飲食店でアルバイトしていましたが、茶バネゴキブリが客席の調味料入れの下でかくれんぼしているのはあたりまえの光景でした。 販売用のケーキの生クリームの上にブヨが落下しているなんてこともよくありました。 客からしてみれば、そんな衛生状態で大丈夫かと思うかもしれませんが、ご自宅のキッチンや水回りを思い返してみてください。 小さな虫は窓やドアを開ければどうしても入ってくるものです。 家庭菜園をされている方は、栽培中の野菜に虫が付いていること自体が普通の光景ですね。 みんなの嫌われ者のゴキブリは、排水パイプを伝わって家から家を渡り歩くといわれます。 そして、美味しいモノを食べている家庭によく現れるともいわれますね。 つまり、エサがたっぷりあるところにはどうしても集まってくるんですよ。 飲食店や食品工場に虫がいるのはあたりまえのことです。 どんな飲食店も虫対策はしている飲食店はちゃんと定期的にバルサン焚いて虫対策していますよ。 それでも虫を完全にシャットアウトすることはできないでしょう。 客のためにドアや窓を解放している以上は避けられないことです。 もうかなり前のことですが、知人と一緒に座敷タイプの飲食店で食事したときに、茶バネゴキブリがそれは申しわけなさそうにテーブルの上を横切ったんですよ。 もちろんギョットしましたよ。 ちゃんと掃除してるのか、とも思いましたよ。 しかし、知人はこう言いました。 「ゴキブリ一匹出ないような飲食店の衛生状態の方が逆に怖いよ」 殺菌剤、殺虫剤まきまくりの店内で、強力洗剤で洗われた皿に盛られた料理を食いたいか、という話になります。 最近の日本人の免疫力が低下しているのは、殺菌グッズや殺虫剤が普及しすぎたのも原因になっていると言われますね。 確かに、目の前で虫が出てくれば、食欲が一気に失せてしまうこともあります。 当事者なら文句を言いたい気分になるでしょう。 しかし、腹痛を起こしたわけでもないのに「もうここで食ったら危険」とまでいろいろな人に吹聴するのは行きすぎなような気がしますね。 今は全世界がリアルタイムでネットにつながっている時代ですから、SNS で拡散すればあっという間に広がってしまいます。 不祥事が発覚すると、問題提起、企業に対する改善要求にとどまらず、単にこの状況を楽しむ人たちまでもが参加して、状況が悪化する傾向がありますね。 愉快犯やクレーマー気質の人が、口止め料や慰謝料ほしさに異物を混入させて騒いだりすることも十分考えられるでしょう。 回ってきた情報をどこまで受け止めるかも、個々のネットリテラシーに関わる問題といえます。 消費者が騒ぎすぎた結果、店や企業が潰れてしまうケースも実際に起こっていますから。 問題が起こったときにどう対応すれば拡散しないようにすることができるか。 限られたコストのなかでどれだけの対応ができるか。 人の口に入るものを扱う企業には頭の痛い問題ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.15 11:13:57
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