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テーマ:ハイレゾ(18)
カテゴリ:なんちゃってレビュー
あけましておめでとうございます。
新年のごあいさつとして、 ボスが「なにぃ~!!」と言ってるシーンですね。たぶん。 太陽にほえろ!のオリジナルサウンドトラックのビニール盤が実家から出てきたんですよ。 過去にあきら~こと布施明のアルバム『Love Will Make a Better You』のレビューで言及した、あのとき見つからなかったアルバムです。 元記事:Love Will Make a Better You ― あきらぁ~は実はおまけのスルメイカ的なアルバム 裏面はこちら。時代を感じさせますね。 中身はカビカビでございました。 ジャケットに縦にヒビが入っているのは、ハナタレのチビッコの頃にこの『太陽にほえろ!』のサントラを聴きながらソファの上で飛び跳ねまくっているうちに、コケてこのジャケットの上に尻から着地したためです。 私のケツ圧に負けて二つ折りになったジャケットを無理やり伸ばしたのでこのようなヨレヨレ具合となっております。 さて近年、巷では CD 音源の上の品質を求める動きが活発になっていますね。 ハイレゾという言葉を耳にしたことがある方も多いことと思います。 という感じの流れになりますが、本日より楽天ブログの投稿文字数の上限が全角で 50,000文字にアップしたということで、年初めから長文記事を投稿することにしました。 記事は二回構成となっています。 第一回目はハイレゾ商法の批判的な内容が中心になりますが、第二回目ではお手持ちの CD 音源を疑似ハイレゾ(ニセレゾ)化する方法をご紹介します。 ご注意: ハイレゾサイコ―!ハイレゾのことを悪く言うヤツは許さん!という方はこの先をお読みにならないことを強くおすすめします。 リンクをクリックすると、記事の各セクションに移動します。 第一回 ハイレゾ商法とは ハイレゾ商法に踊らされるな 今のあなたにハイレゾは必要なのか 第二回 【無料コース】BBA をニセレゾ化 ステップ1:CDから曲を取り出す ステップ2:ツールを準備する ステップ3:アップサンプリングする とりあえずハイレゾ音源を聴く ステップ1:音質を変えてみよう ステップ2:ヘッドフォンを変えてみよう ハイレゾ商法とは音源の品質をマスタ音源に近づけたもので 96kHz/24bit、192kHz/24bit....というように 1秒あたりの収容情報量を上げた音源を日本語では高解像度と表現していますが、海外では Lossless と表現することの方が多いようです。 参考値として、 CD の品質は 44.1kHz/16bit です。 ハイレゾ音源の定義はこちらのページがわかりやすいと思います。 ハイレゾ音源とは [Victor Studio HD Music] 従来の音盤フォーマットであった CD のさらに上をいく、データロスが(ほとんど)ない高音質な音源を販売することで、CD では得られなかった音楽体験を提供しようという試みがハイレゾ商法といえますね。 テレビでは、ハイレゾウォークマンの CM をご覧になった方もいらっしゃることと思います。
プレイヤーとしては実にパソコン一台分のお値段になりますので、決して安くはありません。 マルチメディア再生機として豊富な機能を兼ねそろえていることに加え、相当量のハードディスクを積んでいますから、当然そのコストも上乗せされています。 たかが音楽を聴くためにそこまでの投資をする必要があるのか、とお考えのあなた。 その感覚は半分は間違ってないと思います。 音楽業界、音響メーカーもともにハイレゾ化の道を歩み始めており、今後販売される機器はハイレゾ対応が主流になっていくことは容易に想像できます。 違法コンテンツがこれだけタダ同然でネットで垂れ流されてしまっているなかで、安価な mp3 プレイヤーをせっせと作って売ったところで商売上がったりになるのは目に見えているわけですから。 そこで、良い音を良いままで聴ける音楽再生プレイヤーを輩出することで、イマイチな品質の音楽をチープな mp3 プレイヤーで楽しむだけの金をつかわない層と、高品質の音源をできるだけ高音質で聴けるのならある程度の投資はあたりまえという層を差別化する動きも出てくるわけですね。 商品を売る側からすれば、喜んで金を払いそうな層に積極的にアプローチしたがるでしょう。 ハイレゾ音源は、アルバム一枚分でも数ギガのデータ量になるため、現在、販売形式はダウンロードのみとなっています。 もちろん、ダウンロードするにはアルバム料金、十分なディスクスペース、ブロードバンド回線、ダウンロード時間がかかるだけでなく、ハイレゾ体験を満喫するためには、それを再生するための機器もそろえる必要があります。 対価を払わずにはハイレゾ体験ができないしくみを整えることによって、ネットでタダ乗りしようとするユーザを排除することにも一役買っているともいえるでしょう(今のところはね)。 ハイレゾ商法に踊らされるなアーチストが製作した楽曲を販売できるようにするには、まずは録音作業が必要になります。 そして、音源の良し悪しは録音機器と録音媒体(テープやディスク)の性能にあらわれます。 黒いアナログディスク時代に使われていたマスタ音源録音機器の性能、CD 黎明期の録音機器(まだ結構な割合でアナログだった)、その後出現したデジタル録音機器といったように、録音機器自体にもそれぞれの特徴や性能のブレがあります。 しかもアナログ録音は音をそのまま拾えるのに対し、デジタルは音源を 0 と 1 の信号に置き換えてしまうため、その中間に存在していた音は記録されません。 ですから、たとえば 1960年代に録音されたモノラル音源と、2015年に録音されたデジタルマルチチャンネル音源とでは、品質に大きな違いがあります。 また、今でもデジタル音源に懐疑的で、アナログ音源にこだわる人もわりと多く存在します。 CD に合わせてアナログ音源をデジタル変換する際に、前述のようにデータの何パーセントかは削除(劣化)してしまうのを知っているからです。 ここで、考えなければならないことがあります。 データ劣化のないハイレゾ音源をどうやって手に入れるかです。 すでに販売済みのアナログディスクや CD は、前述のとおり録音機器に問題があったり、CD のマスタ音源の品質が問題になったりします。 今さらアーチストを呼んで、最新鋭のハイレゾ対応機器を使ってスタジオ録音をやり直すなんてわけにもいきません。 たとえばビートルズのホワイトアルバムがハイレゾ音源として販売されたところで、マスタ音源がハイレゾであるわけがありません。 余談ですが、8トラックの多重録音が利用可能になったのがこのホワイトアルバムの録音時期ですし、この後にも録音機器は進化を遂げ続けているわけで、過去の音盤製作に使われたマスタテープなんてとっくに消滅している可能性もあります。 それだけでなく、磁気テープはビニールに磁性体を塗ったものですから、読み取りヘッドに擦れることで劣化するだけでなく、構造上、物理的にリールで巻き取るために再生すればするほど伸びてしまいます。 マスタテープ自身、何度も繰り返して再生して使うものではないですね。 音源の品質が悪化しますから。
1950年代~60年代中半くらいまではレコーディングスタジオの資金繰りと機材の調達の兼ね合いもあり、モノラル録音によるマスタ音源が主流でしたので、当時活躍していたグループの CD を買い求めると「モノラル」という表記になっているものが結構みつかるはずです。 こちらのハービー・ハンコックの『テイキン・オフ』というアルバムは、その裏表紙に 1950年代~1960年代に 2 トラックによるモノラル同時録音を行ったという、ニセレオこと、ニセステレオ録音テープから作成されたことが書かれています。 また、アナログディスクであっても、初回プレスに近いものでなければ、リマスター(サウンドエンジニアがよい音をサンプリングして加工したもの)盤になっていますから、これもまたオリジナル音源とはかけ離れています。 ついでに申し上げますが、私が購入した CD の品質で最低なのがこのディスクです。 いつかどこかでお話ししたことのある、エマーソン、レイク&パーマーの『恐怖の頭脳改革』でございます。 世界的に有名な実力派グループですし、映画『エイリアン』の美術担当でおなじみの H.R ギーガが手掛けたジャケット画像も気に入ってはいるんです。 輸入盤で長いブリスターパックに入っているやつでした。 楽曲のレビューはさておき、アナログプレスされたのが 1973年ですから、アナログマスタテープからデジタルマスタリングして CD に焼いたのはわかるんです。 ですが、すべての楽曲トラックが終わった後に、ブチっという、ありえないカット音が入っているのはどうしてもいただけません。 たまたま私と同じ時期にこの CD を買った人はなんじゃいこりゃと思ったことでしょう。 CD でさえ、元の音源が古い技術で録音されたものがこの調子だったりすることもあります。 現状から言って、過去に発売された音盤を高解像度化(アップサンプリング)することによって、言葉だけはちゃっかり「ハイレゾ」になっているものがほとんどでしょう。 それだけ、ハイレゾ音源販売に特化した機器で録音された音源の準備が追いついていないのです。 なぜ、ここまで言いきれるかというと、ハイレゾ音源販売サイトの少なさと、商品の圧倒的な少なさがその理由です。 今、せっせと既存 CD の音源をアップサンプリングして販売しようとしているところでしょうが、それをユーザの間では本来あるべきハイレゾとは区別して「ニセレゾ」と呼んだりもしています。 一応、販売側も気をつかって CD をアップサンプリングしなおした音源についてはそのような表記を入れていますので、購入時は注意したいですね。 今のあなたにハイレゾは必要なのかハイレゾ音源でなにが良いかというと、本来あるべきハイレゾ音源あれば、劣化なしの音が聴けることにつきると思います。 もちろん、ニセレゾであっても元の CD よりも音質は良くなっていることの方が多いでしょう。 だから、これまでの CD 品質よりいい音で音楽を楽しみたいという考え方をお持ちの方であれば、ハイレゾ音源はアリでしょう。 しかし、以下のことを考慮した場合、人によってはハイレゾ音源は不要になる可能性があります。 1. 加齢による聴力の衰え 人間の耳は老化とともに聴力が衰える運命にあります。 20代後半くらいから徐々に高音域が聞こえなくなっていきます。 8000ヘルツ~20,000ヘルツの音を視聴できるこちらのサイトであなたの聴力を試してみましょう。 Hearing Test – Can You Hear This? [Noise addicts] 15,000ヘルツを超えたあたりから聞こえないという方もいらっしゃるでしょう。 私は 17,000 ヘルツが限界でした。 ハイレゾ音源は、これよりも低い周波数や高い周波数で真価を発揮するものですので、聴こえない方は、ハイレゾにこだわること自体が無意味ともいえる可能性もなきにしもあらずです。 聞こえない音は楽しむ以前の問題ですね。そもそも聞こえないんですから T_T。 プラシーボ効果で聞こえた気になって、自己満足で終わってしまうこともあります。 ハイレゾ対応の再生機器やヘッドフォンを使うと、全体的に音がより立体的で鮮明に聞こえたり、ギターの弦をすべる指の微かな音や、マイクが拾った息継ぎの音なども際立って聞こえてきたりしますので、音域だけでは語れない部分があるのも面白いところではあると思います。 しかし、これも 96kHz/24bit の音源を CD 化したものなら、ロスなしのハイレゾ音源と聴き比べても違いがわからない可能性が高くなります。 ソフトウェア上の計測値では明らかに違う!とはいっても、肝心の人間の耳がそこまでの違いを聞き取れるほどの性能ではないからです。 そういうところが気になる方は、ハイレゾ音源を視聴できるショップで音を確かめてみることをおすすめします。 2. ハイレゾ音源はライブ演奏に遠く及ばない これを言ったら元も子もないでしょうよ、という話になるとは思いますが、ハイレゾ音源を本物の音と言い切ってしまうのは語弊があります。 生演奏の臨場感、空気感、それはあなたが会場に行って目の前で演奏しているのを見たのならそれが本物です。 音楽を提供する側からしてみれば、ライブ音源と全く同じものをファンに楽しんでもらいたいと考えるところですが、録音された音源が 96kHz/24bit(いわゆるハイレゾ)で無加工であっても所詮は録音デバイスを通じて録音された音にすぎません。 しかも、録音された音がそのまま商用にできるかというと、決してそうではありませんね。 最終的にリスナー自身が心地よい音楽鑑賞体験をできるように、エンジニアが手を入れて音を合成しているのです。 また、ハイレゾ音源対応プレイヤーでいくらでも音質は合成できますから、自分好みの音が聴けたところで、本物とは似ても似つかないものになります。 3. 競合の出現と低価格化の流れ ハイレゾ音源に対応したプレイヤーは、現在は数万円から数十万円という価格幅があります。 これはプレイヤー自身が音源の性能を引き出すために高性能になっているため、安く提供できないというのもあるでしょうが、より低い価格で勝負をかけるメーカーが少ないことも挙げられます。 そんな中で、中国のメーカーが一万円台でハイレゾ対応プレイヤーを販売してそこそこ成功していますから、近い将来、小型化、軽量化、低価格化というような流れになっていくでしょう。 ちなみに私が所有しているのは FiiO X1 です。 本体はディスクレスですが、自前で MicroSD カードを用意することによって、最大 128GB まで載せることができます。
ちなみに、一緒に写っているカナル型イヤホンは、ELECOM の EHP-CH3000SGN です。 丸型なので耳穴をかなり圧迫する感じですが、ぴったり収まるとなかなか良い音を鳴らしてくれます。 低音重視型の方におすすめです^^。
前述のように、機器はあっても肝心の音源が出そろっていないため、あなたの欲しい楽曲が聴きたいハイレゾ音源で提供されるまで待つ必要があります。 待てるのであれば、もう少し待ってみても損はないでしょう。 4. 外出中、移動中などのリスニング環境の問題 いくら音源はよくても、外出中の街中や、移動中のバスや電車の中では雑音に囲まれることになりますから、ハイレゾの世界にどっぷりつかること自体が難しくなります。 雑音は微かな音を阻害しますから、ハイレゾがどうこうという話ではなくなってしまうのです。 従来の音楽プレイヤーで、ヘッドフォンを良いものに変えるだけでも、十分良い音を楽しめますし、さらにこだわりたい方はポータブルヘッドフォンアンプをつなげるだけでも、よりクリアな音質で音楽を楽しめるようになります。
いきなり高価なハイレゾプレイヤーを買う前に、できることはいくつかあるということですね。 また、遮音性の高いヘッドフォンやイヤフォンは、使う人にとっては理想的かもしれませんが、外の音を遮蔽してしまうことは、外部に対して注意が行き届かなくなることを意味します。 これによって、自転車の呼び鈴の音を聞きもらしたり、車のクラクションの音が聞こえずに交通事故に巻き込まれたりといったように、自分の身を危険にさらすことにもなるので要注意です。 ハイレゾ機器をそろえたからといって寿命が縮んでしまうわけではありませんが、自分の欲求を優先したばかりに命取りになるようなことが起こらないように、さらに気をつけながら楽しみたいものですね。 ハイレゾ対応機器メーカーや音楽コンテンツ販売側は、自分たちにとってマイナスな印象に結びつくような発言はまずしません。売り文句も良いこと、魅力的なことだけを並べるわけですよ。 そんなわけで、なんかいろんな人を敵にまわしたような気もしますが、これが正直な気持ちです。 従来のプレイヤーで聴くよりは、ハイレゾ音源対応プレイヤーで聴いた方が再生機器の性能がよいために、当然のことながら良さげな音が聞こえてくることはつけ加えておきます。 BBA って結局なんなの?という件については、次回にお話ししましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.11 17:12:25
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