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2006.06.20
カテゴリ：うらべや日記
うつらうつら 物語が展開される それを見つめる 俺の世界の白昼夢 子供が見える 夢の中では 俺は親。 その子を愛してる その子は道路でふざけるのが 大好きで、 ふざけて走り回る 自転車にぶつかってこけた 膝から血が出る 「大丈夫か？痛くないか？ 痛いだろ？よしよし」 俺は慰めてるようだ また、ちがう時、 同じように その子はふざけて自転車にぶつかった 「おい、大丈夫か？痛いか？ 血が出てるな？泣くな泣くな」 俺はその子にジュースを買って よしよしって慰めてる… 心配させんなや 物語はくり返される それっていつの時代も… 形を変え…場所をかえ… 状況を変え…繰り返されてる ように見えた たしかにそう見えた… いつでも、どこでも の 状況で ある。ゆえに、 また子供は自転車にぶつかって しまった 俺は子供に怒ってる 「おい、おまえ、なんで自転車に ぶつかったか分かるか？ おまえが、道路でふざけてるから そうなるんだよ。 道路でふざけると危ないからやめろ」 したら、 子供が俺にむかって言ってる 「ふざけたいからふざける。 そんな文句は言わないで欲しい」 俺は言うよ、 「違う違う、おまえのこと思って 言ってる。痛い思いするのかわいそう だから言ってる。言わなきゃ、また 繰り返して嫌な思いするだろ？ 自分がしてることを考えてみ」 したら、子供は親の気持ち 知ってんのか知らないのか… 「うちの親はうるさい。文句ばっか言う」 ってな感じ、 俺はおもいっきし のけぞる やな反撃だなあ いぶかりつつも、じーっと 見つめながら ふむふむってタバコ を吸う そしたら… あれれ？ なんか音楽流れてきたよ それを～♪ まわりで見ていた野次馬があ♪ ぜんぜん見当違いなことを言い始める るるる～ららら～♪ いわく… ■こどもは自由です自由に させときなさい！ いわく… ■こどもはこどもなりの 意見があります 親として嫌われたくないでしょ？ ほっときなさい！ いわく… ■おつかれですね、そんなことより 自分の心配しなさい、あなたが自動車 に轢かれてしまっては いけないでしょ？ 自分をまずかわいがりなさい ！ ■いわく… 日本の道路事情の劣悪さについて、 自転車の免許制度が重要である！ いわく… ■親バカめ！ ある意味 爆笑 ある意味 大喜び これが世の味なところ まあ、 みんな同じどんぐりじゃ 成長できないゆえんかもしれぬ ってタバコすってるみたいだな 俺、俺、俺。 って訳知り顔で、調子こいて 物語の俺は、つまり彼も 一生懸命調子こいて タバコふかしてる 猛烈にふかしてる てめえ、すっこんでろ～ 文句言うやつは叩いちゃうぞお えい！えい！ もう、怒っちゃうんだぞお かりかり、 どたまかりかり！ すぱすぱ タバコ すぱすぱ 火宅の様子をじーっと眺めて いるお釈迦さん 蓮の池を覗き込みながら 蜘蛛をさがしたとか… さがさないとか… タバコの煙に消えた白昼夢 俺の世界の白昼夢 いわぬが仏の白昼夢 タバコのけむり… けむりだけが目にしみる お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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