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天国のほんのわずか手前に「虹の橋」と呼ばれる場所がある。
この地にいる誰かと親密だった動物は、死ぬと「虹の橋」へ行く。 そこには草地や丘が広がっていて、私たちの特別な友達はみんな一緒に走ったり遊んだり出来るのだ。 食べ物も水も、日の光もたっぷりあって、動物達は暖かく心地のよい暮らしを送っている。 病気をわずらっていたり年老いていた動物たちはみんな、健康と元気を取り戻す。 傷ついたり障害を負っていた動物達は元通りのからだになる。 過ぎ去った夢のように。 動物たちは幸せで満ち足りているがひとつだけ心残りがある。 それぞれにとって特別な誰かをおいてきてしまった。 その誰かがいないのをさびしく感じているのだ。 動物たちはみんな一緒に走ったり遊んだりしている。 だが、ある日、そのうちの一匹が不意に足を止め、はるかかなたを見る。 彼の瞳はきらきらと輝き体は喜びにうちふるえる。 突然彼はみんなから離れて、緑の草の上を飛ぶように走り始める。 はやく、もっとはやくと。 あなたがみつかったのだ。 特別な友達とあなたはついに出会う。 再会のうれしさでひしと抱き合い、もう決して離れることは無い。 幸福なキスがあなたの顔にふりそそぎ、あなたの両手は愛する動物の頭を再び愛撫する。 そしてあなたは、信頼に満ちたペットの瞳を再びのぞきこむ。 あなたの人生から長い事失われていたけれど、あなたの心からは一日たりとも消え去ることの無かったその瞳を。 それから、あなたたちはいっしょに「虹の橋」をわたっていく。 (作者不詳) 翔平は、昨日「虹の橋」に向かいました。 12月の末に「歯肉の扁平上皮がん」と診断され、この8ヶ月姉と共に出来るだけの事をやってきました。 治療ではなく延命でしたが、翔平も頑張ってくれました。 やはり、根治する事が無く自然死を迎える事は難しいと思っていましたが、どこかでそれを望んでいました。 しかし望みは叶う事はなく、安楽死という結果でしたが、翔平はいまは虹の橋の手前でキラキラした笑顔で走り回り、私たちを待っていてくれてると思います。 最後は本当にいいこでした。 私たちを困らせる事無く静かに・・・ 栞里も莉那もいっぱい泣きました。 この悲しみを乗り越えて、やさしい女性になってくれればと思います。 私もここ3日くらい食欲も無く、今朝からは本当に心にポッカリ穴が開く。とはこの事だな・・・と実感しています。 今まで姉宅に何日も入り浸って帰って来ない事もありましたが、そのくらいな感じだろうなぁー、と思ってましたが、実際本当に居ないのとは全然違います。 この心の穴が埋まるには時間がかかるかもしれませんが、少しづつ翔平の思い出を整理しながら埋めたいと思います。 今まで翔平を愛してくれたお友達に感謝をこめて。 ありがとう・・・ 翔平・・・ありがとう・・・待っててね。。。 写真は、昨年11月3日に自宅のベランダで私の携帯で撮影しました。 「ジャストドッグマーケット」で買った新しいTシャツを着て、似合うでしょ!と言わんばかりの笑顔でお気に入りだったので遺影にしました。私の会社のデスクにも前から飾ってあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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