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欲情の作法 高校生の頃だったろうか。 家にあった文庫本で渡辺淳一氏を知った。 いくつか読んだ記憶があるのは 医療をテーマにした短編集と恋愛小説。 「失楽園」「愛の流刑地」がいずれも日経新聞に連載され あの日経が官能小説を!と世間に衝撃を与えた。 この両作品は映画化・ドラマ化され、流行語にもなり 氏は純文学から恋愛小説の大家として、 そして中年官能小説の第一人者として広く認知されるにいたった。 (第二人者以降が誰なのかは知らない) ちなみにウィキペディアで調べてみると 「日本のポルノ作家」と断言されていて笑えた。 そんな渡辺淳一氏の恋愛レッスン14章。 いきなり「自分の精子を見てみよう」にずっこけ、吹き出してしまったが ここを出発点として男の本質、女の本質とその違いについて ストレートに切り込んで来る。 見方によればただのエロ爺だが、ソフトな語り口で とことん真面目に主張するので説得力がある。 そうだったのか!と膝を打つことも幾度か。 畜生、もっと早くこういう本に出会っていたら。 いや、これからでも遅くはない…か? 自分を知りたい男に。 男を知りたい女に。 全ての恋する男女に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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