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カテゴリ:書籍
長編小説にはあまり手を出さない方ですが
この春、たまたまネットで見つけて吸い寄せられました。 山田正紀と言えば学生時代 古本屋で文庫を見つけては3冊100円ぐらいで買って読んでいました。 当時は「犯罪小説も書くSF作家」という認識でしたが 今やすっかり「本格ミステリ作家」だそうです。 3月から7月まで、毎月1冊発刊。 実は90年代に発表されており、 じわじわと注目され改題されつつ文庫化され、 テレビドラマにもなっていたそうです。 この度は出版社を変えて何度目かの改題での出版とか。 警察内部の矛盾やや検察とのせめぎ合い、 そこに散りばめられる人間ドラマ、 それらが巻を追うごとに深掘りされていきます。 1巻ごとに完結しているのですが 5巻を通じてスケールの大きいドラマになっています。 特に最終巻での急展開には圧倒されました。 ドラマで北見志穂を演じたのが松下由樹っていうのが 個人的には気に入らないんですが… じゃあ誰がいいっていうのも思いつかないんですがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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