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カテゴリ:【芝居】
@新橋演舞場
笑い転げた約4時間でした。やっぱり直美さんはすげぇなぁと思いつつ、今日一番すげぇ!と思ったのは直美さんを落とした笑也さん(笑)知らなかった、おもだか一座の皆さんてもの凄くコメディアンやれるんだ。 狸御殿というお話自体初めて見たのですが、多分ストーリーの主軸はオーソドックスな悲恋物、なんですかね?ちょっとロミジュリ入った。それを思いっきりコメディに、「スーパー喜劇」にアレンジしていて、まぁとにかく面白い。 きぬた姫の直美さんは時に大阪のおばちゃんで、時に可愛らしいお姫様で大変魅力的でした。宙乗りがメリーポピンズ風でかわゆい。右近さんとのデュエットにはびっくり。右近さん、ちょっと演歌入ってて音取れてない気もしましたが美声でした~。 織部の右近さんは白馬(歌舞伎馬です、念のため)で登場。ひたすら二枚目。ちょっと天然は入ってますが二枚目です。ぼんぼん育ちの傲慢さとか、そういう部分がきぬたと出会って削がれていくのがいい感じ。最後春猿さんとくっついたのにはびっくりしましたが。 その春猿さん、女優陣にまじってもあまり違和感がない恐ろしさ。相変わらず可憐で、直美さんに落とされて耳まで赤くなってるのもまた役柄に合っててよし。まったくもって可憐。 藤間紫さん、ド迫力ですごかったです。九尾の狐に憑かれてからと、本来の人格の演じ分けがまたすごかった。 笑也さん。白虎様の役だったのですが、直美さんとのアドリブ合戦で美川さんから「フォー!」まで披露されて…大丈夫なんでしょうか。あの白虎のお衣裳が良く似合っていて、黙って立ってれば奇麗なのになぁと(笑) でもここのシーンは一番笑わせていただきました。 猿弥さんは芸達者だなぁ、と。きぬたに対する恋心やら、ちょっとした動きのキレや、その逆のまぬけな動きやらが本当に上手い。最後はちょっと報われて良かったね…みたいな。 所々「えええっ!?」というシーンもありましたが、まあ歌舞伎テイストと思えばそれもいいのかなということで納得。 とにかく本当に楽しくて、もっと早い時期に見て、もう一公演くらい追加すればよかったと後悔しきりの帰り道でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 3, 2006 04:51:04 PM
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