タミヤ1/35ドイツ II号戦車です。
わたしが小学生の頃、タミヤの
1/35ミリタリーミニチュア製品で、
500円以内で買えた戦車が、このII号戦車と、
M3スチュワートだけでした。
小学生のころ、リモコンの戦車が、はやった時期がありました。
ところが、リモコンの戦車は価格が1000円以上だったため、
毎月のおこづかいが、600円だった当時の私には、
お正月のお年玉でしか、買うことが出来ないとても高価なものでした。
タミヤ1/35 2号戦車の最安値購入
このII号戦車は、実はシングルモーター版が、ありました。
シングルモーター版も当然500円以下で購入が出来たのです。
リモコンには程遠いけど、少ない予算でも購入できる、
モーターと電池で動く戦車でした。
当然、まっすぐにしか走れませんが、
とても楽しんだものです。
そんな時代に、このII号戦車は、おこずかいを、
こつこつ貯めて、初めて買った戦車です。
近所のおもちゃやさんでは、春休み、夏休み、冬休みには、
戦車のスピード競技会があり、こいつを組み立てて、
色も塗らずに、モーターを搭載して、臨んだ思い出があります。
結果はさっぱりでしたが、それでも楽しみな行事でした。
このII号戦車は、少ないパーツで、簡単にくみ上げれます。
そして、F型かG型のどちらかのタイプに作ることの出来る、
コンバーチブルキットでした。
組立はあっという間に終わり、当時の私は色なんて塗らずに、
すぐに走らせていました。
始めて購入した戦車もので、思い入れもあったため、
なぜか、捨てれず、爆竹で吹き飛ばされずに現在まで、
生存していました。
そこで、ひさしぶりに、出して、塗装をちょっと
やり直してみたら・・・
結構いけるじゃないですか!
パステルでの汚しと、タミヤエナメルでのチッピングが、
それなりに、楽しめました。
このキャタピラも、当時のポリキャタのままです。
実は、一切塗装せずに、最初は秋祭りの鉄砲隊で使用した、
黒色火薬を指でこすりつけたのですが、感じがでません。
そこで、その上から、パステルとタミヤアクリルシンナーで、
8色ぐらいの赤茶系の色を塗りたくりました。
意外といい感じだと自分では思っています。
連結のカステンのキャタピラでなくてもいいじゃないか!っと、
思えてきました。
はっきりわかってしまうのが、デカールの段差です。
約30年前のデカールは、何度やってもひっつかない。
頭にきて、軟化剤をつけまくって、蒸しタオルで押し捲ったら、
こんな感じになりました。
機銃や砲身の先端は、黒色火薬を指ですりつけ、
製図用ホルダーのBで軽く触れて、摺り傷みたいなイメージで、
仕上げてみました。
今後は、週末に過去の生存しているプラモデルの発掘と、
リプレイスを、やってみるのも、いいものと思いましたね。
⇒
タミヤ 1/35 2号戦車