日本海軍のゼロ戦が、太平洋戦争の初期に、バッタバッタと落としていったイメージのあった
ワイルドキャットですが、どうも実際は違うようです。
戦歴も立派なもので、ウェーク島の攻防、ニューギニア沖海戦、珊瑚海海戦、ミッドウェイと、
いずれも激戦の中で、しぶとく戦いぬいた機体です。
平凡な艦上機ながら、扱いやすさ、慣熟された操縦技術、そしてＦ６Ｆが登場するまで、これしかなかった、アメリカ海軍の事情。
いろいろ考えると、まさに、一番働かされたアメリカ機ではないでしょうか？
驚きなのは、FM-2と呼ばれ、護衛空母用戦艦機として１９４５年まで活躍した実績です。
まさに、第二次大戦中フルに使用された、戦闘機なのでした。
ちょっと、見直しました。（笑）
苦労人は、誰からも同意されるものですから。
このレベルのキットも、他のミニシリーズ同様、キリっとした組みやすいキットです。
ワイルドキャットの活躍を、思い出しながら、作るには、お手軽でよいです。
しかし、最近の食玩や、新しいメーカーのキットの出来のよさを、知ってしまったマニア
には、コレクターアイテムでしかないようです。
いつか作る日を夢見ながら。
タミヤの1/48シリーズのワイルドキャットが、いい感じかな。
脚の収納部のディテールは、絶品です。
漂う質感と、潔く省略されている表面ディティールは、組みやすく、塗装はしやすいのです。
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