バレエといえばレオタード。
レオタードと言えば巻きスカート。（そうなのか？）


もちろん、スカート付きのレオタードなら必要ないのですが、
2号のように小学校高学年ともなると、
スカート無しのレオタードにスカートを巻くのが憧れのようで。


スカート無しの場合、下着がはみ出しちゃうということもあるので、
その目隠しが必要なんですよね～。
（はみ出さないよう、大人用の水着用ビキニショーツをはかせてるけど）


今まではホットパンツのような、オーバーパンツをはいてました。
でも、最近、周りのお友達に「巻きスカート派」が増えてきたのよ。
で、2号から「欲しい」と言われてはいたのだけど、
これって作れるんじゃないの？と思いなかなか購入に踏み切れず。


とはいえ、生地はたいていジョーゼットのような薄いモノ。
これを私の腕で仕立てられるのか？
そういう懸念もあり、これまたなかなか制作にも踏み切れず。
しかし、いろいろな本を参考に、ついにチャレンジすることにしました。


うまくいくかわかんないもののために新たに生地を購入するのももったいない。
でも、普通の家にはジョーゼットなんてないよね？
…ふっふっふ。あるんですね、ウチには。
しかも、年代物。
我が母から受け継いだものなんです。
元々は、私か妹のブラウスになるはずだった生地。
小学校高学年だか中学のころに、本を見て「作って」と言った記憶があります。
で、生地だけは用意されてました。
いや、もしかすると生地を買ったからブラウス作ってあげようかとなったのかも。
そのへんアヤシイですが。


リバティ風花柄…紫系は昔からの好み


とにかく、裁断されることなく、ずいぶん前に私の元にやってきました。
それこそ何十年も放置されていた、まさしく「デッドストック」もの。
2mはあるでしょうか。
来た当初は自分の洋服を…と思っていました。
直線裁ちでキャミくらいなら何とかなるかも、と思ったり。
でも、やはり扱いが難しいので放置すること数年。


それが、やっと、やっと、日の目を見たわけです。


まずは、裁断。
いつもはハサミなのですが、
この薄い生地をパターン通りに切る自信がなかったので、
でっかいA1サイズのカッティングマットの上に広げて、
ロータリーカッターで。
さすがに、すいすい切れました。


しかし、ジョーゼットで最大の難関は、端の始末。
ある本には「ろうそくの炎であぶる」なんて荒技がありましたが、
ハギレでちょこっと試したところ…撃沈。
なんだか黒く焦げた感じになっちゃって。


ロックミシンでもあれば楽勝かもなんだけど、
（それを使いこなせる腕があれば、ですが）
家にあるのは縫い目の細かい調整すら出来ない
ごくごくシンプルな家庭用ジグザグミシンだけ。
電子ミシンやらコンピュータミシンなんてものとは縁遠い代物。


それでも、これで何とかせねば。
そこで思いついたのが「三巻押え」。
そういえば、昔、よく使ってたわ。
もちろん、我が家にはちゃんとありますので、それで試してみました。
当然のように、薄地用の糸も針もちゃんと持っている自分に、あらためてビックリ。
いつ使うつもりだったのか…。


が。
なぜか、直線だと三巻箇所よりかなりはずれたところに針が落ちる。
つまり、まったく縫えない状態に。


あれ？
このミシンで三巻縫いやったことなかったんだっけ。
うーん、最後の頼みの綱だったのにぃ。


そこで、直線はあきらめて、三巻でのジグザグにトライ。
お？おぉ！いけるじゃない。
我が家のジグザグに振り幅は3段階しかないのですが、
一番細かいものでも、その次に細かいものでも大丈夫でした。
時間がかかるのもイヤだったので、3段階の真ん中の振り幅で。


今回は、フレアタイプなので、裾も曲線にカットしていたのですが、
思ったよりはキレイに縫えました。
が、やはり布が三枚重なるわけで、裾がピンとはねた感じに。
…ま、目をつぶろう。


そして、ウエスト部分。
ここも裁断時にカーブした状態でカットしてあるのですが、
まずは一枚布状態のままジグザグで始末。
そのあと、ストレッチレースを引っ張りながらジグザグでたたきました。
単純にリボンやひもをつけてもいいのだけれど、
どうも踊っているウチにずれてきそうな気がして、
作るならウエストはゴム仕様にしたいと常々思っていたの。


レースの両端は長めに残して、
ウエストに合わせてリボン結びにしてもらいます。


とりあえず、完成。
あとは、実際にレッスンでずり落ちずに踊れるかどうか。
次回のレッスン日が楽しみなような怖いような…。



生地は50cmほどしか使わずにすんだので、結構たくさん残りました。
さて、次は何を作ろうか。
…でも、当面、ジョーゼット縫いたくないんですけど(^^;)