西日本大濠花火大会 20:00~21:30
毎年45万人を超える市民が、真夏の大濠公園に涼を求め集う、西日本大濠花火大会は、福岡の夏の風物詩として、おなじみの花火大会です。
47回を数えるこの花火大会は、昭和25年に第1回が開催されますが、様々な事情から一時中断を余儀なくされました。その後、市民の強い要望もあり、昭和54年には大濠公園開設50周年と福岡市制90周年を記念して復活、現在に至っています。
花火は16世紀頃に中国から伝わったとされ、今では日本独自の発達を遂げてさまざまな花火が人々を楽しませています。九州でも毎年多くの花火大会が開催されていますが、この大会の特徴はその立地のよさにあります。
会場の大濠公園は、かつて福岡城の外堀として利用されていたところで、約39万8000平方メートルの広さがあります。福岡市の中心部に位置しながら、周囲360度から鑑賞が可能で、ヤフードームやタワーのある百道地区、博多湾内や、動物園周辺、九州一の商業集積地域・天神からも、花火見物を楽しむことができることが大きな魅力となっています。池の中心に位置する中の島からひとたび花火が打上がれば、周辺のビルやマンションにこだまし、市内一円にまで響き渡る迫力です。また、夜空いっぱいに広がる色とりどりの華麗な光の競演は、夏の暑さを忘れさせてくれます。