「プレベナー」「サーバリックス」相次いで承認へ
「プレベナー」は乳幼児の髄膜炎などを予防する肺炎球菌ワクチン。「サーバリックス」は子宮頸がんを予防するワクチン。プレベナーは8月31日厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会で承認されました。髄膜炎予防??ヒブワクチンとは違うの??ちょっと疑問に思ったので調べてみました 日本では年間約1000人ぐらいの子どもが細菌性髄膜炎を発病していると言われています。 この病気の原因となっているのが、ヒブ(インフルエンザ菌b型) 全体の発病者の約60%を占めています では残りの40%は?? なんと約30%が肺炎球菌という病原菌が原因だそうです。 この肺炎球菌に有効なのが「プレベナー」 つまりヒブとプレベナーを両方接種すれば、 細菌性髄膜炎患者の90%は予防できる可能性があるということなんです!! 海外では90カ国で承認されているそうです。 しかもそのうちの16カ国で国が推奨する定期接種の対象になっているんですって。 接種方法はヒブと同様、 生後2ヶ月・4ヶ月・6ヶ月と12~15ヶ月に1回の計4回 三種混合と同時接種も可能になると思います。 日本って不思議なくらいワクチンの承認に時間がかかりますよね~治験も済み、安全性も確認されているならさっさと承認してくれーーーって思いません?? もう1つのワクチン「サーバリックス」こちらも先の部会で承認して差し支えないとの意見がまとまり、順調に行けば10月には正式承認される見通しとのこと。あたし、子宮頸がんがワクチンで予防できるって初めて知りました。子宮頸がんは子宮の入り口に近い部分にできるガン。多くは、ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)の感染が原因らしいです。このHPVには100種類以上の型があって、そのうち十数種類がガンを誘発するんだって。サーバリックスはこのうち最も頻度が高い2種類に対して有効性が認めれれているそうです。なんとこの2種類だけで原因の約70%を占めているみたい。接種対象は10歳以上 低年齢なことにびっくりだけど・・・・子宮頸がんは毎年約2500人の方が亡くなられているとのことなので、こちらも早く承認されてほしいですね!!