天上裏から愛をこめて

「シャトーカミヤ　電気ブラン」です。

電気ブラン。

知る人ぞ知るカクテル。

ま、結構有名なんで酒好きなら誰でも知っているカクテルです。

浅草にある神谷バーというお店で飲むことができるカクテルで、逆に言うとそこでしか飲むことができません。

このカクテルのレシピは門外不出で、他のお店では作られていないからです。

出来たのは、明治１５年だとか。ということは今年で何と１２８年も経っているんですね。

昔からこのお酒の存在は知ってはいたんだけれど、それほど猛烈に飲みたいと思ったことはなかったんですが、ちょっと前に読んだ小説に「偽電気ブラン」成るものが登場していて、主人公がとても美味しそうにガンガン飲むシーンがあるんです。

その本を読んでから無性に飲みたくて仕方なかったんですが、当然「偽電気ブラン」はこの世にあるはずも無く、偽じゃない方の「電気ブラン」を探していました。

ロックで飲むのが美味しいカクテルなので、コップに氷をたっぷり入れて、なみなみに注いでゴクリ。

ん～、キツイ。

さすがにアルコール度数４０％だけのことはありますね。

でもほんのり甘い。

何とも言えない美味しさが口に広がります。

美味いな、これ。癖になりそう。

決してお酒の苦手な人が、甘いカクテルなら飲めるからという理由で飲まないでください。

ひっくりかえりますよ。

普段、ブランデーやスコッチなんかを愛飲されている方には良いかもしれないですね。


レトロが魅力の電気ブラン　40度720ml