|
カテゴリ:やきもの
このところ少々迷って、というか、考えていまして。
そろそろ本当に自分の作りたい方向を決めていこう、と。 これまでは焼き物のみんなが好きで、なんでもどれでもやってみたくって、というのが正直なところ。 どんなの作っていきたいのかと人に聞かれても、まだまだやってみなくちゃわからない、とまあ、迷う以前だったのですが。 ついにそんな私も、はた、と方向を見極める時期に来たようで。 どういうわけかわからないけれど、自然とそういう時は来るようです。 焼き物年齢で、ようやく将来に目を向け始めた、という感じなのでしょうか。 好きな技法、得意な技法、自分の特徴。 実は好きがたくさん過ぎて困ってしまうのですが、今は丁寧にそれを整理して、好きな肌合い、色、形を煮詰めているところ・・・。 石ころを眺めたり、空を眺めたり、水面を眺めたり。 たくさんの好きの中の共通項を探しています。 実際のところ、こういうのは売れそう、とか、そんな現在の焼き物界の動向もなんとなくはわかるのですが、とりあえずそれは置いておいて、ね。 昨日は今年の冬の煙出し人形をレベルアップすべく、初めての石膏型に挑戦しました。 煙出し人形、これが結構うまく煙が出るように作るのが難しく、昨年の1体ごとの手びねりには限界を感じまして。 なるほど陶製の煙出し人形があまり無いわけだ。 粘土の状態でうまく煙が出るように調整しても、焼成時のゆがみで出なくなっちゃったりするのが続発。 石膏型の作り方を見ては、難しそうに感じて、これまでやってこなかったのですが、小さなものだし、ええい、と初挑戦。 まあ、点数にして60点くらいなものが出来上がりましたが、おかげで次は臆することなくいろんな方作りに挑戦できそうです。 失敗してもかまわない小さなレベルで実験してみるって、だいじですね。 失敗しても踏み出せば、次の段階が見える。 いくら頭でシュミレーションしたって、それは難しいし。 以前のひたすら進め!というのに比べ、少々苦しいわけですが、自分で自分の成長したことに驚いてみたりして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月18日 10時37分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[やきもの] カテゴリの最新記事
|
|