一筆啓上既視が見えた
例によって8話のチャプター切りました。再視聴の感想は…あまり変わらないですが、ちょっとこないだの感想はハードル高かったかな、という気もしました。全体にしっかりした作りですよね。ただゲストキャラの丁寧な描き込みと、いてもいなくてもいいような悪人たちの落差が…ストーリーのキモはスリ一家の親子の相克だと思うのですが、それが本筋とうまく絡まない…というか、本筋に対する比重がアンバランスなので、ヘタをすると殺しは必要ない話になりかねないというか。これ、なんとなくデジャヴと思ったら、風雲竜虎を見ていた頃の感想によく似ています。人情モノとしてはよく出来ていますが、必殺としてはいかがなものか、という…ということで、やっぱり私の中ではいまひとつの話でした。断片的な感想は…主水の出番が多いのは本当にいいですね。色々言いつつも、主水が出ていれば必殺だ、という意見も判るような気がします。殺しがストーリーから切り離されて一種ショータイム的になっているのは、これは明確な意図が伺えるので、ここではまだ意見は述べません。最終回を見て、全話俯瞰で見たときに、初めて色々言えるのだろうと思います。その中で小五郎の殺しは、いわゆる「後期的」ではない、時代劇のケレンを踏襲していて評価したいと思います。小五郎の殺し→EDという流れはこれはこれでパターン化するようですが、新しいパターンを確立しようとする意気込みとして受け取りたいと思います。某匿名掲示板によれば、4月以降大幅な新展開、ということですが…真偽はともかく、見応えのある展開を期待したいです。