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こうこの手紙

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2023年02月04日
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二月一日にハンサム団は早起きをして

足りない薬をもらうべく日赤に出没するのでした。



「球磨之介。また長く待たされたら靖国に行けなくなるのである」

「とうちゃん。今日はひいおじいさんが戦没した日だ。

絶対に靖国に挨拶に行こう。それが残されたものの務めだ」

「ふむ。なんとか早くならないであろうか」

「俺が云ってやろう。

素敵な受付のおねえささん。いつも三時間くらいは待たされますが

とうちゃんはこのあと遅刻ができない用があるんです。

なんとか十一時までにお願いできないでしょうか」

「それは大変ですね。お薬だけなんで空いている先生にお願いしてみますね」

ハンサム団はなんとか十一時に病院を出られるのでした。

「球磨之介。今日は氷川神社に寄らないで出かけよう」

「本当は金王様と氷川様の忠魂碑にもお参りをしたいところだな」


ハンサム団は半蔵門線で九段下にやってくるのでした。


靖国神社広いのでした。

「球磨之介。病院が何時に終わるかわからないので、

予約はしなかったけれど大丈夫かね?」

「ダメだったら丁寧にお参りをして真榊を奉納しよう」


何しろ靖国神社は広いのでした。

靖国神社にお参りする人は若い人も年寄りもみんな丁寧なのでした。


やっと門にたどり着くのでした。


鳥居をくぐって皆さんとお参りをするのでした


正式な参拝をお願いしに行くのでした。

「すいません。今日は日露戦争で亡くなった

ひいおじいさんの命日なんです」

「そうですか。こちらの用紙をご記入ください」

「…………」

「どうされましたか?」

「すいません。管理が悪くて戒名しかわからなくなっているんです。

ここに過去帳があるのですが戦没した日は間違いないんです」

「戒名では困りますので空白でいいですよ」

「それでは名字だけ書かせて頂きます」

大型スクリーンを見て順番を待つのでした。

館内は撮影禁止なので写真はないのですが……

「とうちゃん。ここはテレビで見た安倍首相が歩いていた廊下だ」

「ふむ。テレビと同じなんだね。随分長い廊下なのである」

「おい、とうちゃん。俺たちのためだけに神主さんが神事をとりおこなっているぞ」

「安倍さん並みの扱いである。恐縮するのである」

お土産にお神酒と羊羹をもらって九段をあとにするのでした。


ここから川崎大師に向かうのでしたがまたもや迷走しだすのでした。

「とうちゃん。どうやってお大師にいく?」

「ふむ。ちょっと調べてみよう。品川経由がいいかね?」

「それじゃ渋谷に戻るか?」

しばらくして気がつくのでした。

「とうちゃん。メイプルちゃんのお土産はどこで買うんだ?」

「川崎駅がいいんではないであろうか?」

「それじゃ、東海道線で行った方が早いだろ」

「そうか。それでは国会議事堂前で降りて丸の内線だ」

東京から東海道線に乗って川崎に着くのでした。


若宮八幡宮にお参りをして馬頭観音にお参りをして

メイプルちゃんに会いに向かうのでした。


相変わらずメイプルちゃんは大騒ぎで写真が撮れないのでした。

兎年なんですが寅年ハンサム団は寅の置物などをもとめるのでした。


「とうちゃん。手水舎が復活しているぞ」

「ふむ。日常が戻りつつあるのである」


御礼の護摩木を書くのでした。


本堂にお参りに行くのでした。

「とうちゃん。今は三時半のお護摩があるぞ」

「ふむ。もうすぐだね。

これも天の思し召しであろう。冥福と平和を祈ろう」


お護摩を聞いて稲荷社と不動堂にお参りをするのでした。



お釈迦様にお参りをして鳩を探すのでした。

「おい球磨之介。鳩が四羽しかいないのである」

「今日はいっぱい食べてもらおうと思ってたくさん持ってきたのにな」



大好きな聖観音様にお参りをして薬師堂にいくと

もう閉め始めているのでした。

「おいとうちゃん。誰もいないぞ」

「それじゃお薬師様だけにお参りして帰ろう」

駅に向かうと商店街が閉まっているのでした。

「球磨之介。久寿餅屋さんも閉まっているのである」

「戻って違う店で買うか?」

「そこまでして食べたくはないのである」

川崎大師のお店は閉まるのが早いと思うのでした。







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最終更新日  2023年10月03日 17時46分41秒
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