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こうこの手紙

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2023年09月27日
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コロナで弱ってしまった祥之介は寝込んでいるのでした。

「とうちゃん、大山のお不動にご挨拶にいこう」

「球磨之介、山はちょっと無理なのである」

「それじゃ成田のお不動にご挨拶にいこう」

「ふむ。もう有休もつかい果たしてしまったのである。

無理してでも成田山にいこう」



ということで渋谷から日暮里に到着するのでした。


「とうちゃん。二時間もしないで着いたぞ」

「ふむ。電車で座れたので助かったのである。

立っていたら今頃倒れていたのである」

「とうちゃん。死んだらお世話になるんだ。

よく挨拶をしておけよ。とうちゃんは悪人なんだから」



「とうちゃんの好きな薬師堂だぞ」

「ふむ。お薬師さんはいいね」

「川崎大師のお薬師さんは変な髭が生えているぞ」

「ふむ。ここのお薬師さんはどうだろうね」

中は見えないのでした。



「ここの狛犬は可愛いのである」


「少し崩れかけているぞ」

「氷川様の八幡様はこなごなになっていたのである」


立派な門が見えてくるのでした。


「コロナも終わったから人も多いな」

「球磨之介、コロナは増えているんであろう?」

「そういえばそうだな。みんなマスクもしなくて大丈夫なのかな」


本堂に向かってみんな歩くのでした。


「とうちゃん。川崎大師の提灯も立派だけれど新勝寺の提灯もすごいね」

「ふむ。なんでも立派なのは見ていて気持ちがいいね」


有名なこわれ不動尊です

「とうちゃん。壊れても大事にされるのはいいな」


常香炉で献香をするのでした。


「新勝寺のお線香は折れたお線香なんだよな」

「ふむ、長いお線香はあるかれど短いのは見たことがないね」


この日はお守りをふたつ返しにきたのでした。

「とうちゃんn。お守りやお札がベルトコンベアーで流れていくぞ」



「とうちゃん、健康になるように新しいお守りを頂こうな」

「ふむ。別に健康でなくてもいいんで人に迷惑をかけない程度にお願いしたいのである」


ふたりは本堂で普段のお礼をいうのでした。

「とうちゃんは何をお願いしたんだ?」

「いつも同じだよ。困難なときに助けて頂きありがとうございます。である」


「とうちゃん。もう出世はしなだろうけれどお参りをしよう」

「ふむ、ここはダキニさんなんだよな」

「習合しているんだからどっちも同体じゃないか」


ここはなんだかお参りをしてはいけないような雰囲気なのでした。

ご挨拶だけをして先に進むのでした。


鳥居が見えてきたのでした。


お参りをして先に進むのでした。



急な階段をおりていって先に進むのでした。


ここは大師堂だと思うのでした。

日頃の感謝を込めてお参りをするのでした。


数年前にできあがったところに向かうのでした。


「とうちゃん。きつかったら帰るか?

お不動さんだって具合が悪かったら許してくれるさ」

「球磨之介。たくさんの老人が杖をついたり、

介助してもらったりしてお参りをしているじゃないか。

あと数年後には拙者だってああなるのである」

「よし、その日のための予行演習だな」


お参りをさせて頂くのでした。


ここは歌舞伎の人たちが奉納したのかな?


藍染明王にお参りをするのでした。


お坊さんにもお参りをして先に進むのでした。


「とうちゃん。ここは健康にしてくれるお堂だそうだぞ」

「ふむ。有難いところだね。不健康でもいいので痛くないようにお願いしたいのである」


迷惑にならない程度に中を撮らせて頂くのでした。


急な階段を下っていくのでした。


ちょっと怖いくらい急な階段なのでした。



なんとかお参りを終えて渋谷に帰路をとるのでした。

「球磨之介、平地を歩いても疲れるんだな」

「年寄りというものはそういうものさ」


家に帰ってパソコンを開いたら……

「とうちゃん、これは成田山の弁天堂の写真だぞ」

「そういえば天神様や弁天堂を通らなかったのである」

「弁天様が怒っているんじゃないか?」

「ふむ。成田山は山じゃないので冬になっても行けるのである」

「じゃあ、今年中に行って謝ってこよう」

広いところはどうしても抜けてしまうところがでるのでした。





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最終更新日  2023年10月03日 17時48分38秒
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