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色のない小学校だ… 8年前、長女が入学したときに感じたことだった。 『この小学校、閉校してるの?』 犬を散歩させる人が学校を見て口にした言葉だった。 そんな学校に赴任してきた校長先生。 身近で、率直で、向上心の塊。 常にドアの開いている校長室。 どんな言葉にも耳を傾けるその姿は、私が想像していた校長という役職とは かけ離れていた。 校内のいたるところが賑やかになった。 錆だらけの遊具は、自らペンキ塗りをしてカラフルになり児童を迎えた。 ビオトープが出来、校庭は芝生になり、校内に学童ができた。 雨の日も風の強い日も台風の日も雪の日も『おはよう!!』と、語り続けたことで 子供たち自ら挨拶をするようになった。 2月の節分には、鬼となり豆まき。 3月には、お雛様が飾られ、5月には鯉のぼりが校庭を泳いだ。 子どもたちは、季節を感じ、色を感じていった。 そして、見ていた… 置かれた状況をただ嘆くのではなく、改善しようと奮闘する姿を間近で。 教科書上の学びの他に、学んだこと。 娘たちは、言う。 『この小学校に通えたことを誇りに思う』と。 6年間、ありがとうございました!!! 出会えたことに感謝いたします。 離任式を終えて、寂しさでいっぱい… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月09日 00時17分47秒
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