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試合は途中だったが、混雑を避けるため駐車場へ向かう。 出口にユニフォームを着たかわいらしい女性が立っていた。 「こんばんはー」 ん? 「おう!」とタロウ氏。 なんだ知り合いか? するとその女性が私の目の前に立った。 「こんばんは」 彼女がタロウ氏に詰め寄る。 「誰?!」 ひょっとしてこれってやばくない? もしやタロウ氏の彼女? なんだよ、そういうことならちゃんと言っとけよ~。 「友達だよ」 「ふ~ん」 彼女は私にライバル心むき出し。 「じゃ、行くから」 「どこ行くの?」 「彼女送っていくんだよ」 「じゃ、私も送ってよ!」 再び彼女が私の顔を覗き込みながら言う。 近いですよ。 「どこに住んでるんですかぁ?」 こんなやり取りが数回続き、タロウ氏が言う。 「はずちゃん、これ鍵。先に車に乗ってて」 急かすタロウ氏に彼女。 「どうして!ここにいればいいじゃない!」 めんどくさ~。刺されるかもしれん。 私は彼女に言った。 「あなた何か勘違いしてるかもしれないけど私は彼女じゃないよ。 タロウさん、私は一人で帰るから彼女を送ってあげたら?」 「いいんだよ。俺ははずちゃんを送っていくよ。行こう。」 えええぇぇぇぇー。 丸く収めるためにも送っていったほうがいいんじゃ? 駐車場までのほんの少しの距離なのにやけに長く感じた。 彼女は後ろから無言で付いてくる。 しばらくしてあきらめたのか彼女は何も言わず反対方向に歩き出した。 「いいの?送ってあげなくて。私は大丈夫だから」 「いいんだよ。彼女でもなんでもないんだから」 車の中。 「ごめんね。いやな思いさせちゃって」 よくよく聞いてみると 私と約束したあとに彼女から野球観戦に誘われ断ったらしい。 そこで彼女は自分を断ったということは女だろうと思い、 待ち伏せしていたんだろうと。 彼女とは数回食事に行っただけの関係。 こういう場面って今まで遭遇したことないんですが 何が一番驚いたって、おぬし意外とやるじゃん!ってこと。 そういう気持ち一ミリもないからどこらへんが好きなのか彼女に聞いてみたい。 いつ来るかわからない彼を、駐車場から車を探し出し待ってたのよね・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.03 21:51:15
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