5.543km×56周=310.408km
タイヤ負担レベル ★★☆
ブレーキレベル ★☆☆
グリップレベル★★★
タイヤにもエンジンにも過酷なサーキット
マレーシアGPの行なわれるセバン・サーキットは99年が初開催。
サーキットデザインは勿論あのティルケ。
もともとマレーシアという国がモータースポーツに積極的で
スチュワート(現レッドブル)のスポンサーになったり
A・ユーン(A1GPに参戦中)というドライバ-がミナルディから走っていたりとしていました。
サーキットも勿論、国家事業として建設されました。
また路面が粗い為、シーズンで最もタイアに厳しいサーキットでもあります。
そしてエンジンにも厳しく、昨年はフェラーリだけでも3基のエンジンを交換しています。
今年はエンジン開発凍結のルールの影響で昨年よりは信頼性がアップするだろうと思われますが
逆にその分、どのチームのシャシーも冷却を犠牲にしてギリギリまで空力的に攻めているので
幾つかのエンジン交換は必至でしょう。
既にルノーとフェラーリにエンジン交換の可能性が噂されています。
開幕戦、圧勝したフェラーリが苦手としているサーキットでもあり(過去5年でわずか一勝)、
此処ではマクラーレンが若干有利ではないかと思います。
つまりフェラーリと互角に戦える可能性が高いです。
またタイヤもソフトタイヤ使用がほぼぶっつけ本番だったメルボルンに対し
今回は冬季テストで頻繁に使用したミディアムとハード。
そして直前に合同テストも行なわれた為に各チームの本当の力関係がハッキリすると思われます。
スコールですが、決勝中には隔年で降っていますので今年は・・・降るのでは?
天気予報でも日曜はスコールの予報です。
02年のシューミのポールラップです。
マシンが前年のF2001の為かステアリングの修正がかなり多いです。
同じ年のモントーヤのファースト・ラップ。
1コーナーでシューミに追突されます。
またムービーのラストではこの年にデビューした琢磨が
モントーヤの前でチームメイトのフィジケラに追突しています。
この後のバーレーンGPは連戦となる為に
ここで出遅れてしまうとシーズンの前半戦を棒に振る事になってしまうでしょう。
そういった意味で今年を占う重要なレースになりそうです。