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愛犬グレッチィと一緒に登る...           カリフォルニア・シエラネヴァダ山脈 写真集

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2006.12.10
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アンセル・アダムス・ウィルダネス・トリップ第6日目です。 まだご覧になっていない方は このシリーズの最初のブログからお読みください。

一晩中テントの中から風の音を聞きながらの一夜でしたが、朝起きてみると一旦風は止まって、朝日が雲の合間から射していました。 雲が多く、決して青空とは呼べない空でしたが太陽の日が強く、気持ちの良い朝でした。 気温は前の日に比べると何度か下がったみたいです。

Badger Lake Camp.jpg
Badger Lake, Ansel Adams Wilderness, Sierra Nevada, California 

さて、朝食の準備とキャンプのパックアップをしようとテントから出ると、ちょっと目まいが・・・普通は静かにしていればすぐ直るのでちょっと岩に座って目をとじていたのですが、回りのキャンプ場がぐるぐる回るのがいつまでも止まらないのです。 別に何も言ったわけでもないのですが、すぐに何かおかしいと気が付いたらしく旦那さんが「どうした? 大丈夫か?」って聞いてきました。

「うん、軽い高山病だと思うけれど・・・大丈夫だよ。」もう山で6日目にもなるし、高度も前よりも下がった場所に居るのに・・・昨夜いつまでも夜更かししていたのがいけなかったのかな?

「具合が良くないなら今日も動く必要ないよ。 それに天候もどうなるか怪しいし・・・。」 そう言われて空を仰いで見ると確かにまた風が吹き出して雲の流れが速く、どうも安定しない天候の様です。

天候が悪い日は野生の動物はみんな穴に潜ったりして動かない・・・天候が良くても悪くてもスケジュールで動くのは人間だけだ・・・などと変な理屈をこねてもう一日同じ場所でレイオヴァーすることにしました。

一旦そう決めると気が楽になって、やりかけていた片付けもそのままにして、またテントの中に潜り込みました。 グレッチィも旦那さんも追い出したテントを独り占めにしてスリーピングバッグの中に潜り込んだのですが、それほど低い気温でも無いのにどうしてか震えが止まらない! 着ている物も上下のサーモ下着、ポラーフリースのヴェスト、ハイキング用のズボン、ウールのソックス、首の回りにタートルファーのタートルネック、ウールのキャップ、ハイキング用のジャケットまで着込んだ後にダウンのスリーピングバッグに入っているんですよ。 これで寒いなんて信じられない! 閉所恐怖症の傾向があるSierra Hikerはいつもはスリーピングバッグも上までしっかりチャックを閉めないで寝ているのが普通なんですが、このときはそんなことは言ってられなくて顔意外は完全にバッグの中のミイラみたいな格好をしていました。 

いつもは元気なSierra Hikerがダウンすると旦那さんはすごく心細くなるみたいです。 この先はどうなるやら・・・ 


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最終更新日  2006.12.10 09:40:32
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