居眠り磐音 江戸双紙 『陽炎ノ辻』
『寒雷ノ坂』 『花芒ノ海』 佐伯泰英著
今、『チーム・バチスタの栄光』海堂 尊著と並行して通勤電車で読んでいるのが居眠り磐音 江戸双紙シリーズです。
育児休暇を12月いっぱいで切り上げ1月より会社の通勤が始まると
田舎に住む私は、通勤電車が退屈だったことを思い出し
慌てて何か読む本はないかと探したわけです。
たまたまにぃちゃんが読み終えたこの文庫を手にとって電車に乗っちゃったのが運の「付」。
始めは退屈な時代小説だぁ~と思いつつ読み進むうちに
主人公の坂崎磐音にすっかり惚れてしまいました。
この方普段は些事にこだわらず春風のように穏やかなのですが
ひとたび事が起こると颯爽と悪を斬る、てなカンジの痛快チャンバラ小説なのです。
まぁ、主人公の磐音様が背負うことになる過酷な運命やら
日々の暮らしの中で起きる事件の数々は時に退屈で暇つぶしにしかならない事もありますが
私ってば"能ある鷹は爪を隠す"出来る男が好きみたいでこの磐音様がどうなっちゃうのかがどうも
気になってセッセと読んでます。
にぃちゃんもお友達から"是非"と薦められて1巻目を買ったそうなんですが
この磐音様の魅力どうにも響かなかったらしく2巻目以降は「読まん!!」とのこと。
私も自分で買ってまでわなぁ~と
図書館で借りて読んでます。
そういえば、"能ある鷹は爪を隠す"出来る男を書かせたらこの人!!
って思うのが
隆慶一郎
この作家既に亡くなってしまい新作が読めません。
しかも遅れてきた青年、で作家デビューが60歳になってから。
死んじゃったのが67歳だったかなぁ~。
残した作品のうち、何冊かが未完だったりで
本当に残念なのです( ┰_┰) シクシク
私が大好きなのが『花と火の帝』ワーイ ( ^-^)o-o<※ ☆ パンッ
http://homepage2.nifty.com/fu_sai/nakamise/senya/1-1000.htm
これがまた未完なので本当に続きが読みたくて
欲求不満になっちゃうんです(≧ヘ≦) ムゥ
ここに出てくる「岩介」。
ク~ッ、たまりません。
後水尾天皇も魅力的に描かれておりますが私はなんと言っても「岩介」(゚・゚* ホレボレ
私も「岩介」みたいな人と結婚したいって、思ってた時がありました。
あいにく、にぃちゃんは「岩介」にはほど遠く「(≧ロ≦) アイヤー
【今日のお薦め痛快娯楽時代小説】
陽炎ノ辻