カテゴリ:家族・子供
私には63歳になる母がいます その名をマスミといいます。当時にしてはハイカラな名前。 キャラが濃い家系の人です。そして毒舌 私の生まれは山陰地方。 春になると山ふきがとれます。以前よりはとれなくなってるみたいですけど・・。 私はこの細いふきが大好き そろそろ時期だと思って母にお願いしました。 以下:会話 私「あー、そろそろふきの時期だんか~、食べるし炊いて~ どっかでとってこいな~」 母「え~で~、最近はあんまり取れんし、どっかで買って炊いたる。 あくが強いで、あんまり食べたらあかんで。」
そんな会話をしながら、数日たったある日、待望のふきが届きました。 きゃらぶきって皆さんご存知ですか?あんな感じなんですけど、 あそこまで甘くないんです。これが母の味 私「ギャー、うまい。さすがにマスミだ」 だんなさん「おお~、マスミさんやるね~」 小坊主「ふーん、おいしいね」 などと、家族で会話しながら頂くこと約1週間。とうとうなくなりました。 私はお茶漬けにふき・昆布・梅干・鰹節をいれ果てしなく頂きました。 なくなると人はほしくなるもの。それは恋愛と同じ・・・(爆) 早速母にメール。 私:ふきが超うまかった。もうないから早速つくってほしいよ~。 母→私 母:おいしかった 実は・・・それは隣のおばちゃんが炊いて持ってきてくれたもので 私はそんなに上手にようしないわ お母さんの炊き方でよかったらまた送るよ
・・・・・・・マスミ、恐るべし その夜、一家で話していた。 私「あれさ~、マスミが作ったんじゃないんだって~ すごいおいしかったもんね~ そういえば、母さん炊いたやつってアクが いまいち抜けてなくてしかもあんなにやわらかくなくて味もあんなに上品じゃ ないもんね まんまとマスミの評価をあげるところだったよ あぶないあぶない。ま、でもマスミのはマスミのでおいしいんだけどね」 だんなさん「俺は、マスミさんのぽくないな~って思ったよ。にがくなかったから。」 小坊主「へー、ばーちゃんじゃないんだ。おいしかった・・・もんね・・・。」 私の一家も相当毒舌です。
拝啓、お母様。私はあなたの作った料理で育ちました。 おかずがもやしの卵とじだけの日や、ソースをつけて食べていたてんぷらや、 つくしの煮物や、海草の煮物、どれも大好きです。 共働きだったけど、せっせと作ってくれたあなたの手料理で私と姉はすくすく 育ち、台所にたつあなたの後姿を見て料理をおぼえて一通りできるようになりました。 母さん、ありがとう。忙しくてゆっくり話せなくてごめんね。 今度はかあさんのふき送ってください。
☆☆☆☆☆そろそろ実家の空気が吸いたいな~☆☆☆☆☆☆ 看板屋 サインデザイン http://www.sign-de.com
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 28, 2008 01:00:44 PM
[家族・子供] カテゴリの最新記事
|
|