カテゴリ:過払請求
Kさん、本人過払い訴訟の打ち合わせのために来所。 昭和の時代から取引を開始、平成の初めには過払い状態に突入、 その後も一回も遅れることなく払い続けてきた。 驚くことに過払い金総額は大台を超えてしまった。
「私の計算ではそんなになるとは思えません!」 Kさんは未だに信じられない様子。
来週が2回目の期日、相手の*社から準備書面が送られてきた。 相手の過払い金の主張額は*百万円。Kさんの予想していた金額だ。 「その金額で十分です」「あまり、欲をかくのも・・・」 遠慮がちなKさん。まだ良くわかっていないようだ。
「良いですか、相手の主張しているのは元金だけの金額ですよ!」 「理由もなく頂くお金でないですよ、払い過ぎたKさんのお金ですよ」 「この30年間、*社は支払いを待ってくれましたか? 減額してくれましたか?」
私の説明に真剣に耳を傾けていたKさん。 「*百万円といえば新車2、3台は買える金額ですよね、もったいないですよね」 「今まで、女房にも苦労かけたし・・・。」 ようやく気持ちが一致した。そうでなければ二人三脚では前に進めない。
そして、来週の期日での流れを説明する。 「最初に*社が準備書面の陳述をします。そして今度は裁判官が原告(Kさん)に意見を 求めてきますので、 (準備書面を貰ったばかりで良く吟味していません、次回期日までに 準備書面で反論し ます)と言えば良いでしょう。 裁判官が和解を探ってくるかもしれませんが、決して和解したい素振りを見せないでくだ さい。逆に*社が和解額を提案してくるかもしれませんが、即答はしないで、 (次回まで書面で私の考えをお伝えします)と言って下さい。 私が次回期日までに、Kさんのお考えを書面にまとめます。」
訴訟に慣れていない本人の場合、その場の雰囲気に呑まれてしまい、意に反した和解 をしてしまうことが多い。即答を避けて、あとで十分考えてから結論を出しても遅くない。
金額が多いと、気が大きくなって、その位ならと安易な妥協をしてしまう人も多い。 あとで、必ず後悔する。そうならないためにも、Kさんには満額を取り戻して欲しい。 そなためには全力でサポートしていくつもりだ。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.14 16:15:06
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