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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2013.03.05
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カテゴリ:過払請求
  最近 本人過払訴訟が多い。本日も3人の司法書士がそれぞれの依頼者に付き添う。

 私の付添いはKさん。30年来の取引で思わぬ過払い金。

 「そんなにあるとは? 私は*百万円ぐらいだと思っていました、それで十分です」

 欲のないKさん、最初は信じられなかったようだ。

 

 「払い過ぎたお金を返してもらうだけです、何の遠慮もいりません!」

 私の説明にようやく納得、前回は目一杯の和解案をぶっつけた。

 しかし、相手の結論は出ず、持ち帰りになった。

 

 ところが、今日になってKさん

 「吹っかけ過ぎではなかったんですかね?」

 また弱気が頭を持ち上げてきた。

 

 「いいですか、先走らないでください、今回は、まず相手が回答をする番ですから」

 「その後、駄目ならKさんの新たな希望額を伝えたらいいでしょう」

 Kさんの気持ちを和らげて法廷に向かう。

 

 「この前の原告の提案はいかがですか?」

 裁判官の被告(相手業者)に投げかけた一言から審理が始まった。

 

 「金額は(会社の)了解をとりましたが、返還時期が・・・・」

 あっさりした被告の回答にKさんは、

 「金額は問題ありませんが、返還時期は*月になりませんか?」

 堂々としていて余裕のKさん。

 返還時期は希望より1ヵ月後になったが無事和解となった。

 

 「ありがとうございます、この30年間 女房や子供には不憫な思いをさせました」

 「お金が入ったらまず旅行に連れて行ってあげたい」

 満面笑みのKさんは裁判所を後に、自分は次の法廷に向かった。

 

 久しぶりに晴々した気分、気持ちも高揚している。

 さて、次も頑張るか!

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Last updated  2013.03.06 07:04:45
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