カテゴリ:過払請求
Sさんの年老いたご両親が遠方からお礼に見えた。 「本当にありがとうございました!」 「お金が戻っことより、息子の気持ちが変わったことが嬉しいんです!」 目に涙をためて、今の気持ちをぶっつけるように話始めるお母さん。 隣の父親はじっと目をつぶって堪えている。 お客様に感謝されることは多いが、こんなに喜んでいただくのは久しぶりだ。
いた。 親子の会話もほとんどなくなった。 見かねた父親は僅かな蓄えを切り崩し、あと始末をしてあげた。 しかし、親子の距離が縮むことはなかった。
お父さんは「もしや?」と思って方々の事務所に相談に出かけた。 事情をよく説明できない、そして借金した当事者は息子のSさん。 「息子さんを連れていらっしゃい」と相手にされなかった。
難しい面があり共同作戦で行かなければならない。 しかし、本人は借金で苦しんだ過去は早くわすれたいのが人情だ。 息子のSさんも同様で過払い請求にも消去的だった。
見知らぬ土地、電車も乗り間違い、1時間も余計にかかったとのこと。 汗も拭かず必死に訴える両親 そんな姿を見て、 とても「息子さんも連れていらっしゃい」 とは言えるはずがなく、その日に受任させて 頂いた。 息子のSさんには「決してお手数はかけません、10分でいいですからお時間をくださ い」 その場で、面談の約束を取り付けた。
の確約も頂いた。ある業者は本人の名前で、またある業者はお父さんの名前で手続き を進めた。 お父さんの大切な過払い金、減額に応じるつもりはない、幸い、ほぼ満額 を取り返すことができた。 そして、だんだん息子さんの気持ちも軟化していった。 お父さんの姿を見て、何か感じることがあったのだろう?
「お忙しいようだから」とお父さんに諭されて、ようやく話し終わった。 ご両親は何度も頭を下げて事務所を後にした。 事務所の全員 、立ちあがって見送った。 全員が幸せを共感した一日でした。 (最近の事例を少しアレンジして紹介させて頂きました) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.18 18:35:41
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