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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2013.05.08
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カテゴリ:過払請求

  アコムとの過払い返還訴訟の第3回目。

 Sさんの過払い金は70万円程の利息も含んで200万円を少し超える。

 しかし途中に7ヶ月程の分断がある。

  アコムは前回、次のような理由で個別計算を主張してきた。

 「第1取引と第2取引は利率も各回支払い金額も違う」

 「原告は第1取引の取引終了の強い意思表示として、わざわざ店頭窓口に来店して残

 高の一括弁済をしている。」

 「第2取引開始日に運転免許証で本人確認をして、契約をし直している」



  そして、第1取引は時効のため、実際の過払い金は19万4193円だとして、

 20万円の和解金を提示してきた。 こちらの主張金額とは大きな隔たりだ。

 

  ところが、アコムは第2取引開始の際の契約書も証拠書類として提出してきた。

 標題は「変更契約書」となっている。

  契約内容の変更だけで、紛れもなく契約は続行していたのだ、こちら側もこの辺を重

 点的に準備書面で反論した。



  さて審理が始まった。お互いの準備書面を陳述後、

 裁判官 「これはあくまで変更契約です、分断を認める訳にはいきません」

      「それを前提に話し合ってみますか?」

 アコム 「はい、和解の話をさせてください」

  私   「一応、話し合いには応じますが、駄目な場合は結審してください」



  司法委員を交え和解室で和解の話う。

  アコムは抵抗するのは無駄と察知したのか、端数カットのほぼ満額で和解となった。

  今回は相手の「変更契約書」が決めてとなった満足のいく和解だった。

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Last updated  2013.05.09 06:40:56
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