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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2013.06.11
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カテゴリ:過払請求

  過払い訴訟のために、ある簡易裁判所に出廷する。

 どの法廷も閑散としている。あの賑やかさは何処へいったのか?

  そして、主役の座も不当利得返還請求(過払い金返還請求)から貸金返還請求に変わ

 っている。


 本日の相手は2件とも新生フィナンシャル(レイク)、

 いずれも長期の分断があり厳しい案件。

 どんな厳しい分断があっても一連で請求するのが鉄則、最初から分断を認めて請求す

 れば、それ以上の過払い金の返還は不可能だからである。

 

 最初の一件目、

 「心情としては分断です、それを前提で話し合ってください」

 まず、裁判官が口を開く。

 司法委員に付添われて和解室へ入る。

 司法委員は盛んに和解を勧める、

 相手からは分断前提の、それ以下の和解案しか出てこない。

 「終結して、判決にして下さい、分断で負けても、それ以上の金額が返還されます!」

 即座に終結の希望を伝えた。

 それでも和解を執拗に勧める司法委員。

 「いい加減にしてください、その金額では和解するメリットがないです!」

 ようやく諦めた司法委員、相手方にそれ以上の和解額を出すよう勧めて、次回に続行に

 なった。

 

  法廷が変わって2件目、争点は分断の他に、取引の途中の変更契約。

 裁判官は変更契約は問題にしてない。

 傍聴席の順番待ちは一人だけ。その場で和解の話し合いが始まる

 裁判官 「和解の話し合いは?」

   私  「提案しましたが、話し合いになりません」

 裁判官 「裁判所の判断は分断ですよ」

   私  「それを前提に提案しましたが、その半分の回答しか貰えません」

 裁判官 「そう言っても、提案額は過払い利息を含んでいるでしょう?」

       「それをカットするとか、何とか和解できませんかね」

   私  「そんなことできる訳ないでしょう!」

 裁判官 判官 困った表情で、

       「被告何とかなりませかね?」

  新生 「もう20か30万上げるように会社を説得しましょう」

       これなら、原告も納得するはずです」

 新生はようやく金額を上げてきた。

 それにしても、「原告も納得するはずだ」とは聞き捨てなら無いセリフ。

 (原告の代理人は俺だ、貴方につべこべ言われる筋合いはない)

 そう言いたい気持ちを抑え、次回の期日を決めて、法廷を後にした。

 なんでもかんでも、和解を勧める裁判官、いつもの様に判決での解決を望まない新生フ

 ィナンシャル。すっきりいかない。しかし、こちらとしてはそこが狙い目かもしれない。

 






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Last updated  2013.06.19 08:54:08
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