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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2013.07.31
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カテゴリ:過払請求
  *社との過払い訴訟の第4回目

  請求額は140万円程、

    しかし争点がある。分断、支払い途中の債務承認契約、そして遅延損害金。

 裁判官の心証は分断を除いてこちらに有利、判決になっても123万円は認められる。

   ところが、*社は争点をすべて自分に有利に解して、90万円の和解額しか提示してこ

 ない。 とても呑める金額でない。

 

 審理が始まった。

 裁判官「甲1号証は写しですね!」

 証拠調べが始まった、今回で終結するつもりのようだ。

 

  *社  「ちょっと待ってください、できれば和解したいんですが!」

      「もう一度、聞きますが、裁判官の心証は?」

 裁判官 「分断は認めますが、それ以外は原告有利です」

 

  慌てている*社の代理人、きっと判決でなく和解で解決するように言われてい

 るのだろう。逆に、こちらとしてはそこが狙い目だ。

 

  私   「終結してください」

       「判決になっても123万円になります、90万円で和解できる訳ないでしょう」

 *社  「その金額を前提に話し合いできないですか?」

   私   「とにかく終結してください、その後、新たな和解金を提示されたらいかがで

      すか?」

        「裁判官、終結してください、もし判決前に和解になりましたら取り下げますので」

 裁判官 「それでは判決言渡日を少し遅くして・・・・」

  *社  「待ってください、いくらなら和解できるんですか?」

 

  なおも食い下がる*社の代理人 顔つきが真剣になってきた。

  こちらとしては、ここが、一気に攻め時だ。

 

  私 「わかりました、この場で結論が出せますか?」

     「123万円、来月の支払いであれば和解しても良いです」

 *社 「来月の支払いはあんまりです、それに120万になりませんか」

  私 「駄目です! 裁判官 終結してください」

   

  法廷が和解交渉の場に化した。出番を待っている傍聴人が成り行きを見守っている。

  ここで裁判官の助け舟。

 「あとが控えていますので、一旦中止しますので、被告は会社と良く話し合ってください」

 携帯電話を持ち。いそいそと廊下へ出て行く*社の代理人。

 

  5分後に再開、支払い月は1ヵ月延びたが、こちらの希望額で和解となる。

 裁判官も夏季休暇のため、判決言渡しは遅くなる。

 また控訴される可能性もあることも考えると、まあまあの和解だった。

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Last updated  2013.07.31 13:34:09
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