カテゴリ:過払請求
*社との過払い訴訟の第4回目
請求額は140万円程、 しかし争点がある。分断、支払い途中の債務承認契約、そして遅延損害金。 裁判官の心証は分断を除いてこちらに有利、判決になっても123万円は認められる。 ところが、*社は争点をすべて自分に有利に解して、90万円の和解額しか提示してこ ない。 とても呑める金額でない。
審理が始まった。 裁判官「甲1号証は写しですね!」 証拠調べが始まった、今回で終結するつもりのようだ。
*社 「ちょっと待ってください、できれば和解したいんですが!」 「もう一度、聞きますが、裁判官の心証は?」 裁判官 「分断は認めますが、それ以外は原告有利です」
慌てている*社の代理人、きっと判決でなく和解で解決するように言われてい るのだろう。逆に、こちらとしてはそこが狙い目だ。
私 「終結してください」 「判決になっても123万円になります、90万円で和解できる訳ないでしょう」 *社 「その金額を前提に話し合いできないですか?」 私 「とにかく終結してください、その後、新たな和解金を提示されたらいかがで すか?」 「裁判官、終結してください、もし判決前に和解になりましたら取り下げますので」 裁判官 「それでは判決言渡日を少し遅くして・・・・」 *社 「待ってください、いくらなら和解できるんですか?」
なおも食い下がる*社の代理人 顔つきが真剣になってきた。 こちらとしては、ここが、一気に攻め時だ。
私 「わかりました、この場で結論が出せますか?」 「123万円、来月の支払いであれば和解しても良いです」 *社 「来月の支払いはあんまりです、それに120万になりませんか」 私 「駄目です! 裁判官 終結してください」
法廷が和解交渉の場に化した。出番を待っている傍聴人が成り行きを見守っている。 ここで裁判官の助け舟。 「あとが控えていますので、一旦中止しますので、被告は会社と良く話し合ってください」 携帯電話を持ち。いそいそと廊下へ出て行く*社の代理人。
5分後に再開、支払い月は1ヵ月延びたが、こちらの希望額で和解となる。 裁判官も夏季休暇のため、判決言渡しは遅くなる。 また控訴される可能性もあることも考えると、まあまあの和解だった。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.31 13:34:09
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