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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2014.05.09
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カテゴリ:過払請求

 連休も明け、金融業者からの問い合わせ、和解提案の電話も通常に戻った。

Aさんの過払い請求の件で ※社から和解提案の電話あり。

過払い金は元金で135万円。過払い金利息を付加すると195万2100円。

まもなく、第一回目の裁判の期日を迎える。

 このように、過払い金利息が多額の場合、業者はすんなり満額を返してくれないのだが、

 

※社  「元金の8割でいかがですか?」

 私  「申し訳ありません。こちらの希望とかけ離れていますので・・・。」

※社  「そうですか、元金満額ではいかかですか?」

 私  「すみませんね、その金額では依頼者が納得しません」

※社  「わかりました、150万まで出しましょう、これで宜しいでしょう?」

 私  「厳しくてすみませんね、お受けできません、無理しないでくいださい」

※社  「いくらなら良いですか?」

 私  「過払い金は全額返して貰うべきだと考えています。」

※社  「利息もですか? 60万円も付いているんですよ」

 私  「すみませんね、当然の権利だと思いますので」

※社  「・・・・ ・・・・?」

 私  「折角お電話いただいたのに、申し訳ありませんでしたね」

※社  「ちょっと、待って下さい、170万円でしたらどうですか?」

 私  「申し訳ありません、何度もすみませんね」

※社  「わかりました、195万円で稟議だします、返還日は〇月〇日になります」

 私  「わかりました、一応、本人に電話をしてみます」

※社  「また電話します」

 

 勝手に、元金の8割から、満額まで提案額を引き上げてきた。

それなら、最初から満額の提案してくれれば良さそうなものだが、

相手業者はそうはいかない、相手の顔色を見て、できるだけ安く叩けというのが

至上命令なのだ。

 

 続いあの業者からも電話ある。

「なぜ、5万円ぐらいの過払い金で、訴訟を起こすんですか?」

費用対効果を考え、他の人に便乗させてもらった訴訟に対する

訳のわからぬ抗議である。

「5万円でも依頼者にとっては大切なお金です!」

「訴訟をしないと『0和解』だと言って、御社は一円たりとも返してくれないでしょう」


 こちらも応酬するとそれ以上なにも言わなくなった。

過払い金は全額返すのが当然だ、どんなに少額でも。

それを、業者は当然のごとく安くしようと叩いてくる。

何か可笑しいこの業界。 

どんなに、業者に嫌われようと正道を進むしかない。

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Last updated  2014.05.09 11:22:34
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