司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

[自己破産] カテゴリの記事

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• 自己破産の依頼から１年１０ヵ月、ようやく免責が下りる　

  ついに、Ｔ子さんの自己破産申立の免積が下りた。永かった、依頼を受けたのが一昨年の秋。多重債務者にありがちな心の病のため手続に手間取った。連絡が取れなくなった時も度々、来所の約束をしても何度すっぽかされたことか、「過去を思い出したくない」「すべてから逃げたい」本人の気持ちはよくわかるが、ここで辞めたら元の木阿弥。「もう少しですよ」「手続きが済めば借金は『０』になりますから頑張りましょう」こちらも粘り強く励まし続け、何とか辞任せずに免責を勝ち取った。これを機会にＴ子さんの病気も回復に向ってくれれば良いのだが。　　　　　　　　　　　　　　　 マイサイト　過払い請求・債務整理　相談所 

  2015.08.03

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• 自己破産申立　管財事件を免れた

  　この、ブログは過払いに関する記事を多く書かせていただいているが、債務整理の業務には、支払に行き詰まった人の任意整理、個人再生、自己破産もある。　Ｓさんは、ある事情で３００万円の借金を背負ってしまった。病気がちなため、仕事も満足にできないため、これからの返済は不可能。借金を「０」にして一から出直しをする自己破産を選択した。　自己破産は地方裁判所に申立てて、通常は同時廃止という決定が出て、免責を受ければ簡単に終了する。 　しかし、必要以上の財産（預金　保険解約金等　一項目で２０万以上）があったり、疑わしいことがあれば管財事件となり、管財人が選任され、予納金を納めなければならない。今回の裁判所は非常に厳しく、予納金は５０万円だ。 　Ｓさんは、３年程前にお父さんを亡くされ１５０万円程の遺産を相続した。裁判所はこれを問題にして、管財事件を匂わしてきた。　しかし、Ｓさんの手元には一円も残っていない。生活費や、病院代、そして引越し代等に使ってしまった。領収書は全部残っていないため、使い道を思い出していただき、裁判所に報告書を出した。　今のＳさん、管財事件になった場合の５０万円の負担は大きい。またそんなお金はない。 何とか管財事件は避けたいものだ。 　そして破産審尋の日を迎えた。私も裁判所まで付き添った。待合室で待っていると、１０分程で戻ってきた。「大丈夫でした、本日同時廃止の決定が出て、０月０日が免責審尋期日だそうです」 にこやかな顔のＳさん。 免責も出るだろう、これでひとまず安心だ。　 　　　　　　　　　　　　　　　マイサイト　過払い請求・債務整理の手引き 　　　　　　　　　　　　（自己破産の相談、依頼も受けさせて頂いております） 

  2014.06.23

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• 個人再生不認可　そして破産免責　解決まで４年半

  　裁判所からＡさんの破産免責決定の書類が届いた。　長かった、ようやくといった感じだ。　Ａさんに電話すると、　「色々ありがとうございました」と、当時とは考えられない、清々しい声が返ってきた。　　Ａさんが、最初に事務所に見えたのは４年半ほど前、奥さん同行で・・・　・・・　。　奥さんからは事前に　「本人を責めないでください、自殺するかもしれませんから」　と電話が入っていた。　　金融会社からの、借金合計１３００万円　、借入先が銀行系のため引直ししても減らない。　そして住宅ローンの残債は３，０００万円あった。　本人は精神的に病んでしまって、会社も休業、とても払っていける状態でなかった。　「せっかく、手に入れたマイホーム、手放すなら死んだ方がマシだ」　本人の気持ちもわかる。　病気が回復して仕事に復帰したら、個人再生でも何とかいける。　しばらく様子を見ることにした。　　個人再生を申し立てたのは、その２年半後だった。　しかしネックがあった。　住宅ローンの借入額と物件購入価格に相違あることが判明した。　本人は覚えていないとのことだが、その時の借金を住宅ローンに組み込んだようだった。　不動産会社の入れ知恵だったのか？　再生委員にも骨を折ってもらったが、結局不認可、あとは自己破産しかない。　「自宅を守るのか？　それとも家族を守るのか？」　この頃には、本人の病状も回復、そして今、置かれている状況もわかったらしく、　素直に自己破産を受け入れてくれた。　仕切り直しの自己破産は管財事件、ここでも色々問題があったが、無事免責に漕ぎつけた。　これで、借金からは完全に開放された。　そしてＡさんは　マイホームを失ったが、それよりも大切な家族を守ることができた。　奥さんも、大変だったが、返って夫婦の絆が深まったようだ。　これからは、Ａさんに、そして家族に幸多かれと願うばかりだ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マイサイト　過払い請求・債務整理の手引き　　　　　　　　　　　　　（全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です） 

  2014.02.27

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• 生活保護を受けていても過払い金は受け取れる

    「Ａさんの件ですが、大丈夫のようです、自由財産拡張の申立をしてください　」　破産管財人から電話が入った。　　これで、自己破産するＡさんの手元に、ある程度の過払い金が残せそうになった。 　　Ａさんの歯車の狂ったのは、今から２０年程前、会社からリストラされてからだった。　しばらくは、自暴自棄になり、酒びたしの生活が続いた。　　その後、体を壊して、入退院の繰り返し、ついには精神的な病に侵されてしまった。　奥さんにも離婚され、自宅も競売され、残ったのは多額の借金だけだった。　ただ救いなのは、消費者金融との取引が長かったこともあり、ある程度の過払い金が出　たことだ。 　Ａさんは、今でも、働ける状態でないため生活保護を受けて生活している。　はたして、この過払い金を手元に残すことができるのか？ 　「Ａさんは蓄えもなく、毎日、ぎりぎりの生活をしている。　もし、これ以上の不測な事態が　起ったら頼れる家族もいなく、どうすることもできない」　　そんな事情を、破産管財人が行政に説明して、何とか過払い金を残せるとことまで漕ぎ　　つけてくれた。　　そうなれば、Ａさんの気持ちの余裕もできて、病気も全快に向かうだろう、　　　早くそうなって欲しい。　　　　　　　　　　　「最近の事例をアレンジして紹介させていただきました」　

  2013.07.23

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• 自己破産　本人がその気にならなければ免責は勝ち取れません

   　　Ｔさんが自己破産の準備のためようやく来所された。　自己破産の準備は、必要書類の収集等、依頼者の協力がなければ進めていけない。　費用や報酬は分割での支払いのため、ある程度の積み立てが終わってから申立てをす　ることになる。　　ところが、そのころ頃になると、依頼者は債権者の催告も止まり、安心のあまりスムー　ズに準備に移れない人が多い。　　誰でも、苦しい時を思いだすのは嫌なこと、出来れば子のままの状態でいたい。　しかし免責を勝ち取るまで安心するのは早い。 　「破産するのは貴方ですよ！」　「貴方がその気になってくれないと借金は無くなりませんよ！」　たまに厳しい言葉を投げかけるが、これも依頼者の為です。　催促が止まり安心するのはひと時のこと。　免責を勝ち取るまでは気を抜かないで頂きたい。 　　　　　　　　　　　　　　マイサイト　過払い請求・債務整理の手引き 　　　　　　　　　（全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です)　 

  2013.07.11

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• オリコという業者

    　「裁判所から訴状が届いたんですがどうすればいいんですか？」 　たて続きに5人から電話を頂いた。　いずれも、自己破産。個人再生の準備中の依頼者。 　「心配いりません、訴状をそのまま事務所に送ってください、今後、こちらで対応します」　依頼者も安心したようだ、　　相手はオリエントコーポレーション　自己破産や個人再生は積立等の理由で申立てまで時間がかかる。　そのことを理解頂いてほとんどの会社は待ってもらっているのだが、　この会社は待てないようだ。大手の会社がやることだとは思えない。　とにかく、申立てをさらに急ぐしかない。　　　　マイサイト　過払い請求・債務整理の手引き　（全国から無料相談受付中） 　

  2013.04.10

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• 破産準備中に少額訴訟を起こされる！

    「裁判所から書類が届きました、どうしたら良いですか？」　自己破産予定のＴさんから悲痛の声で電話があったのは先週の事。　「少額訴訟」の訴状だ。　　少額訴訟とは、1回の期日で審理を終えて判決をすることを原則とする，特別な訴訟手　続、原則としてその日に判決が出てしまう。　そして、判決が確定すれば、給与等を差し押さえられてしまう。　　　　これを停止するには、早急に自己破産を申立て、破産手続開始・廃止決定を出しても　らうしかない。 　間に合わない！　相手が相手なら、こちらも考えがある。　当事務所の司法書士が代理人として、訴えられた裁判所に、通常訴訟に移行する申述　書を提出して時間を稼ぐことにした。 　通常訴訟なら、判決が確定して強制執行されるまで、３、４ヶ月はかかるだろう？　差押さえが先か、　破産決定が先かの競争だ！ 　弁護士、司法書士が債務整理に介入すれば、金融業者からの本人への直接の請求は　禁じられているが、訴訟、執行等の法的手続きは影響は受けない。　今では、ほとんどの業者が、債務者の事情を考慮し、法的手続きは控えるが、　なかには、このような非協力的な業者も居るので気を付けて頂きたい。 　請求がストップすれば、安心して苦しかった過去に戻りたくないのは分かるが、　自己破産は免責が確定するまでは借金がなくらない。そして破産決定を受けるまでは、　差押さえされる可能性がある。　本人も、弁護士、司法書士の指示に従って、必要書類の収集等、早急に手続きを進め　るのが大切だ。　　　　　　　マイサイト　過払い請求・債務整理の手引き　（全国から無料相談受付中）

  2013.02.06

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• 借金整理　自宅より大切なものは？

    　「家と家族と、どちらが大切ですか？」 　「自宅といってもローンが残っているし、まだ、貴方の物ではないですよ！」 　今だに、自宅に拘っているＳさんに対して、つい言葉がきつくなってしまった。　横の奥さんは神妙な面持ちで私の一言、一言に頷いている。 　家族と過ごしてきた自宅、愛着があるのは良くわかる。 　Ｓさんはその思いが人一倍強かった。  　当初、自己破産を勧めたが、Ｓさんの強い希望で、自宅を残して他の借金だけを整理す　る「個人再生」で手続きを進めることにした。 　手続きも順調に進んでいるかのように見えたが、思わぬ事態発生。　申告した以外の借金が判明したのだ。　それも１００万や２００万円ではない。 　「あまり借金が多いと個人再生も認可されなくなる！」　隠したＳさんの気持ちはわかるが、運よく認可されても、　いずれ破綻することは目に見えていた。　残された道は自己破産しかない。 　「自己破産も個人再生もデメリットは同じです」　「しばらくカードが使えなくなるだけです！」　「自己破産は「０」からの出発です、信用が回復するのはかえって早いですよ！」　私の説明にも熱が入る。 　すると、黙って聞いていた奥さんが突然、　「お父さん、そうしましょう！」　「家族が元気で居れれば十分よ！」　「私も頑張るから！」　奥さんの覚悟は決まっていた。 　「わかっている！」　Ｓさんはただ一言、目には涙が溢れてきた。 　こうして、少し遠回りしたが、Ｓさん夫婦の再出発のための新たな第一歩が始まった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（最近の事例を少しアレンジして紹介させて頂きました）　    マイイサイト　過払い請求・債務整理の手引き　（全国から無料相談受付中）　  

  2012.09.19

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• 法廷日誌　あのＸ社との和解交渉

   本日はあの悪名高いＸ社との過払い訴訟期日。いつも担当司法書士が出廷していが、急遽、私が出廷することになった。一応、Ｘ社も出廷して戦う姿勢を見せるのだが・・・　・・・　司法委員と共に和解室に向かう途中　Ｘ社　 ｢当社とは(過払い訴訟が)結構あるんですか？｣   私　 ｢そうですね、すべて訴訟させていただいています｣   Ｘ社　｢厳しいでしょう？判決までいくこともあるんですか？｣　　私　  ｢それは、ありますよ｣　 Ｘ社　　｢部署が違うのでわかりませんが、判決取っても、なかなか払って貰えないんで　　　　　　はないですか？｣　　私　　　｢えぇ！！・・判決が確定しても払わないことはあるんですか？｣　　　　　　　｢裁判所に対して冒涜ですよね？｣　　Ｘ社　　｢いえ・・その・・？？｣　　盛んに牽制してくる担当者。和解室でも噛み合わない。　司法委員　｢和解の額は？｣　　私　　　｢請求額の端数カットの00万０千円でいかがですか？｣　Ｘ社　　｢そんなのは和解じゃないんでしょう！！｣　　　　　　　突然Ｘ社の担当者怒りだす。そして　　　　　　｢うちのことは知らないんですか？｣　　私　　　｢非常識な会社だという事は知っていますが、一応、こちらの案です｣　司法委員　Ｘ社に向かって　　　　　　　｢どれ位なら？｣　　Ｘ社　　　｢恥ずかしいんですが００万円です｣　　　私　　　｢えぇ・・・｣　　　　　　その額は請求額の半分にも満たない金額額だ。　司法委員　｢とても話し合いになりませんね｣　　　　和解決裂、担当者にはわずかな金額の権限しか持たされていない。　いつもの事だ。判決を取ってもすんなり払ってくるとも限らない。　さて、どうしたものか？　最後に｢いくら会社の方針だといっても、心が痛むことはありませんか？｣　の問いに｢それは、ありますよ！！｣と担当者。　上層部が変わらない限り、担当者は所詮、担当者、何とかならないものか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マイサイト債務整理，過払い請求専門

  2009.07.22

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• ｢住宅ローンが払えない！！｣支払行き詰る人急増

   　相談者からの電話　相談者　｢借金のことで相談したいんですが？｣　　私　　｢どうなされましたか？　どうぞ？｣　相談者　｢何から話したら・・｣　　私　　｢では、こちらからお聞きしましょう｣　　　　　｢借金は何社でどの位ですか？｣　相談者　｢住宅ローンだけです、他には借金はありません｣　　私　　｢住宅ローンだと債務整理をしても減額になりませんよ｣　相談者　｢破産したいんです、とても払っていけないんです｣ 　　最近このような相談が多くなった。｢家だけは守りたい、破産だけは・・｣　ちょっと前までは、こんな言葉も聞かれたのだが、今の不況の深刻さを物語っている。　　　　先日、破産決定がされたＴさん（独身）は｢家賃と同じようにローンを払っ　ていけば財　産になりますよ｣10年前にセールスマンに薦められて購入したが、収入が激減、ついに　破綻　してしまった。　　　　住宅金融支援機構の０８年度の競売件数は、前年度より３５％多い１万６５７７件だっ　た。とくに昨秋から競売件数は急増し、今年３月には昨年９月の約２倍の１８３０件にな　った。不況で収入が大きく減ったり、勤務先の倒産で失業したりした借り手が増えたた　めとみられるとのこと。（アサヒコムより） 　　今月あるいは来月はボーナスの支払月、｢６月危機｣ともささやかれている、　景気が底打ちしたとの報道も出始めているが、一般市民の生活が改善するのは、　まだまだ先のようだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マイサイト債務整理，過払い請求専門　　　

  2009.06.16

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• 借金が少ないと自己破産はできないか？

    　Ｙさん来所　自営業　自己破産希望　債務総額４社　１７０万円  Ｙさん　｢定期的な収入が無くて払えないんです｣　私　　｢延滞しているんですか？｣Ｙさん　｢はい、Ａ社とＳ社は随分払っていません｣　私　　｢最後に払ったのは何時頃ですか？｣Ｙさん　｢７年ぐらい前ですかね・・｣　私　　｢時効を援用すれば払う必要が無くなりますよ」Ｙさん　｢そうですか｣　私　｢他の分も任意整理をすれば総額７０万円ぐらいになると思いますが・・｣Ｙさん　｢でも無理かな、毎月まとまったお金が入らないから｣　私　　｢家賃の支払いはどうしているんですか？｣Ｙさん　｢それは何とか毎月払っています｣　私　　｢同じように払えませんかね、月２万位の支払いになるんですが｣Ｙさん　「うぅｰん・・・・・・｣ 　借りたお金は返すのが原則、破産は最終手段、借金の金額が少ないといって破産ができないわけではない。どうしても払えないのなら破産も認められる。Ｙさんには、もう一度よく考えて頂くことにして受任を見送った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マイサイト債務整理，過払い請求専門

  2009.05.26

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• 依頼者と連絡が取れません！！

    　｢お客様の都合で通話が出来なくなっています｣何回電話しても、返ってくるのはこのアナウンス。　Ｔ子さんと連絡が取れない。何度も手紙を出しても返事もない。昨年１０月に受任、自己破産の予定だ。そろそろ申し立ての準備をしないと・・ 　依頼者と連絡が取れなくなるのが一番困る、業務はストップしてしまう。特に自己破産の依頼者に多い。今まで悲惨な生活を送ってきただけに、厳しい取立ても止み、安心しきってしまったのだろうか？　しかし、まだ終わっていない。これからが本番。申し立てのため、必要な書類の収集、そして破産に至った事情等、もう一度借金を見つめ直してもらわなければ・・時間が経てば経つほどそれも辛くなる。免責を得て、再出発するのは依頼者の貴女自身です。貴女がその気にならなければ。 　Ｔ子さん！！　このブログ見ていましたら至急連絡ください。

  2009.02.19

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• 自己破産を決断するとき

   　午前中、自己破産申立中のＡ子さん来所。母子家庭だが、二人の子供のために頑張っている。　破産を決断してから表情もすっかり明るくなった。　　私　　裁判所からの書類を見せながら           　 ｢追加の書類も質問事項もこれだけです｣              ｢Ａ子さんの陳述書が良くできていたからですよ？｣　Ａ子さん　｢そうですか？｣　　　私　　 　｢３月２２日入金の５０万のことを聞いてきていますね？｣　Ａ子さん　｢母から車を買うよう貰ったお金です｣　　　　　　　  ｢子供が病院に行くのに不便なもので・・｣　　私　　 　｢今の車ですね｣　Ａ子さん　｢はい｣　　　私　　　｢問題ありませんね、報告書に書きましょう    ｣　　　　　その他の質問事項も難なくクリアー 　　私　　　｢審尋期日に行って何にもなければ終わりですよ｣　　　　　　 　 ｢もう少しですから頑張ってください｣　Ａ子さん　　｢はい｣　　　私　 　　｢しばらくは借金は出来ませんから｣　　　　  　　　｢子供のためにも頑張ってください｣　Ａ子さん　　｢借金ができないって本当にいいですね？｣　　一瞬Ａ子さんの声が大きくなり、顔も輝いた。借金の怖さ馬鹿らしさを身に持って知ったようだ。　子供が大きくなるまでには、信用も回復するだろう。それまでの辛抱だ。 　　　借りたお金は返さなければいけない。しかし、どうしても無理なとき　は決断をしなければならない。どんどん泥沼にはまってしまう。　まず、自分の生活の立て直し、子供の幸せを考えることが先決だ。 　　 ｢お知らせ｣　　８月１２日（火）から８月１７日（日）まで夏季休暇になります。 

  2008.08.11

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• 最初から｢破産｣と決め付けないで！！

    　Ｔさんから、息子さんの破産のことで電話あり。２回目である。前回は一通り説明したのだが・・・ 　Ｔさん　｢先日電話したＴですが・・｣　　私　　｢Ｔさんですか？｣　Ｔさん　｢はい、息子の破産の件で・・｣　　私　　｢そうでしたね・・｣　Ｔさん　｢書類は何を用意したらいいですかね？｣　　私　　｢書類ですか？｣　Ｔさん　｢はい、破産に必要な書類なんですが・・｣　　私　　｢ご自分でやられるのですか？｣　Ｔさん　｢いや、お願いしたいんですが｣　　私　　｢ちょっと待ってください・・｣　　　　　｢まだ、破産で受任をしたわけではありませんよ｣　　　　　｢最初から破産と決め付けるの危険ですよ｣　Ｔさん　｢そちらに行ったほうがいいですか？｣　　私　　｢そうしてください、息子さんも一緒に・・｣ 　債務整理の相談に行ったら、いきなり破産を進められたという話は良く聞くが、最初から｢破産したいんですが、お願いできますか｣という相談も中にはある。　借りたお金は払うのが原則、破産は一番最後の選択です。破産するつもりが引き直しをしたら、過払いが出て破産が免れたという例は沢山ある。　今回の件は、子供可愛さのあまり、何とか破産させてやりたいという親心事情は良く聞いてみないとわからないが、はたして、本人のためになるだろうか？　親の安易な援助で債務整理をしたが、再び多重債務に・・という例も沢山ある。　とにかく、最初から破産と決め付けないで下さい。

  2007.10.23

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• 破産は金額の多少に関係ありません

    　本日は珍しく新規の相談者なし。各業者からの電話も少ない。週末のため担当者もセーブしているのだろうか？午後　破産審尋が終わったＹ子さんから電話あり。 Ｙ子さん　「今終わりました」　私　　　「ご苦労さまです、どうでしたか？」Ｙ子さん　「先生が預かっている過払金は、主人の個人再生の支払い　　　　　　に当てるよう言われました」　私　　　「わかりました、他には？」Ｙ子さん　「ありません、緊張しました」　私　　　「よかったですね、まず大丈夫でしょう」Ｙ子さん　「ありがとうございます」　声が弾んでいる。当初のボソボソとした話しぶりとは違う。あと少しだ。 　Ｙ子さん夫婦が始めて来所されたのは、今年３月下旬だ。ご主人、８社　約６００万、Ｙ子さんは１５社　約５００万の借金を抱えていた。夫の失業、そして子供が生まれＹ子さんは育児に専念、当然生活費に事欠き、まずはＹ子さん名義で借金、それでも間に合わなくなり、ご主人名義でも・・・　夫婦とも多重債務に陥るよくあるパターンだ。引直し計算の結果、夫は４４０万の債務が残ったが、取引の長いＹ子さんは６社９５万程の過払が出て、残った債務は１２８万程である。　ご主人は迷わず個人再生を選択、問題はＹ子さんである。１２８万円は普通払ってけない金額ではない、しかしＹ子さんは事情が有り働けない。今の家計の状況から、ご主人の「個人再生」の支払いで精一杯だ。ここは、「個人再生」を成功させるためにも、本人の希望も入れ「自己破産」を選択し、あとは裁判所の判断を待つことにした。　返還された過払金は随時、二人の債務整理の費用や、生活費に当てた。返還された過払金、その使い道、これから返還される過払金全て裁判所に報告し、未清算分と、申立て以後、返還された過払金は当事務所で預かりとしていた。ご主人の個人再生の開始決定はすでになされている。Ｙ子さんも免責が降りるだろう。当初１，１００万円あった借金も、ご主人の再生債権１００万円を３年間分割で払い終わると一家の借金も全てなくなる。その時が本当の再生が成功した時である。 「朝が来ない夜はない・・」「解決できない借金はない・・」「さぁー・・貴方も勇気を出して！！」

  2007.10.19

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• 破産審尋　免責が下りない？

  　Ｓ子さんから電話あり、本日は破産審尋期日であった。破産は地裁管轄、司法書士は代理権は無い、本人のみの出頭である。 私　　　　「どうでしたか？」Ｓ子さん　　「生命保険の解約返戻金の使い道を聞かれました」　　　　　　「詳しい報告書を書くよう言われました」　私　　　　やはりと言う感じだ　　　　　　「その他は？」Ｓ子さん　　「前の主人に渡したお金のことも聞かれました」　　　　　　「このままでは、免責が下りないから　　　　　　  詳しい報告書を書くようにとも」 　私　　　　「わかりました、至急打合せをしましょう」Ｓ子さん　　「それから、個人再生では無理か、司法書士さんと良 く話し合うよう言われました」　私　　　　「個人再生ですと、月々３万円弱の支払いになるんですよ」Ｓ子さん　　「無理です、１万円ぐらいなら何とかなるんですが・・」　私　　　　「わかりました、それも上申書を上げましょう」 　　Ｓ子さんは、離婚して実家に戻って両親と生活している。　まだ、精神的に癒されること無く、仕事にも就いていない。　　問題は、破産申立て前に、保険を解約して返戻金を手にしている。　その使い道である。本人は生活費に使ったと言うだけで、　詳しい使途は覚えていない。　生活費に使うことは構わない、事前に相談されていたのなら、  領収書を残すなり、メモをするようアドバイスができたのに・・・　その他にも問題点はあり、かなり難航すると予想していたので、とりあえず裁判所の判断を仰ぐことにした。やっぱりと言う感じである。 　　裁判は勝つ者が勝ち、負けるべきものが負けるべきだ。　自己破産も同じだ、借金は支払うのが原則。充分払っていけるのに、免責不許可事由があるのに、破産が、免責が認められてはならない。　逆に支払い不能で、免責不許可事由が無いのに、破産、免責が認められないことがあってもならない。　　幸い、今まで数多くの破産の申し立てをしてきたが、全て免　責を勝ち取った。 　今回の件も何とかしなければ。　気を引き締めて仕切り直しだ。

  2007.08.24

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• 解決できない借金はありません

    札幌のＫさんから心温まるお礼のメールが届いた。・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・萩2696先生　１月頃、突然、メールにてご相談させて頂き、勇気付けられる返信メールを頂きましたＫと申します。暖かい先生のメールを頂き、その後も色々な問題に直面しましたが、何とか前進して、希望も見えて来て一段落が出来ています。当時のメールを振り返りながら、改めて先生には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。　先生のメールを頂いた後、自分自身できる限りの事をして、無理なところは先生のような専門家にお願いする事を前提に頑張ってみました。途中、苦しい事もありましたが　でも、先生の言葉、"今が一番つらい時。なんとかなる"　と思い出し、先に進む事だけを考えるように気持ちを転換させる事ができました。前進だけを考え、本人交渉で１社和解する事ができました。その他の消費者金融の債務整理を引き受けてくださる弁護士の先生も見つかり依頼する事もできました。（ｃ社と銀行系は、利率や会社の取引も考え債務整理から除外）　本日、弁護士の先生より連絡があり、債務整理の交渉で合意が出来たので、書類を送付しますとの事でした。簡単な内容を聞いてみると、私的には、夏の一時金を使えば、依頼した債務整理分は完済できると思っていましたが、"弁護士費用を含めて、一時金を使用しなくても、ほぼ過払い金で終わります"との事でした。　良かった。一時金を使用しなくても良いのも嬉しいの事ですが、それよりも、"話がまとまった"。支払いについて合意できた事を聞いてすごく、安堵感を感じました。　でも、まだ約２００万の借金が残ります。安心せず、気を引き締めて借金を完済する事を考えます。２年もあれば、完済できそうです。次は完済を目標に頑張ります。　萩2696先生、本当にありがとうございました。P.S.先生のページ、欠かさず読ませて頂いています。これからも、一人でも多くの方の力に、支えになってあげてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 　Ｋさんは当初１，０００万近くの借金があった。明るい明日を信じ、一歩一歩前進して行った結果である。あの時のアドバイスが少しはお役に立てたのだろうか？自分のことのように嬉しい。　　解決できない借金はありません。　さぁー・・勇気ある第一歩を！！　前進、前進！！

  2007.07.04

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• 弁護士が自己破産！！

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弁護士が預かり金　１億５０００万を返済できず自己破産！！　今朝 衝撃なニュースが飛び込んできた。　　 以下読売新聞より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第２東京弁護士会所属の土谷明弁護士（６９）が、依頼者約３００人から預かった 　計約１億５０００万円の返済ができなくなったとして、 　来月にも東京地裁に自己破産を申し立て、弁護士を廃業することが１６日、分かった。　　土谷弁護士の代理人によると、土谷弁護士は所有する不動産などを処分しても　数千万円し　か返済できないとしており、先月下旬、　依頼者に対し自己破産することを書面で通知した。弁護士の破産申し立ては異例という。　関係者によると、土谷弁護士は、多重債務者から債務整理の依頼を受け、　消費者金融への返済資金などを預かっていた。　しかし、今年に入り、同弁護士会に「破産する恐れがある」などと相談し、　３月に弁護士業務を実質的に停止した。　　同業の士として居た堪れない出来事である。　弁護士を信頼してすべてを託して　依頼者はようやく再生の道を歩み始めたのに・・・・　　依頼者３００人ということは、そこそこの報酬もあり、　決して自己破産など考えられない。何か問題があったのだろう。　借りたお金、預かったお金は返さなければならない。当たり前のことだ。　しかし、自己破産も法律が認めた制度だ。　　法律家である弁護士が法律に助けを求めたということか・・・　　和解成立後の毎月の各社の支払いを受任した事務所が最後まで代行する方法と　依頼者が自己の責任で直接支払つていく方法がある　　どちらの方法にするかは、各事務所の考え方である。　代行してもらう場合は　代行手数料がかかる。しかし依頼者は各社の支払総額を事務所に振り込むだけなので　手間が少なくなる。しかしそれが３年５年と続くとなると・・・　　当事務所は、依頼者に直接各社に支払いをして頂くことにしている。　毎月何百人ものお金を預かり、各社に支払いをしていくだけの事務処理に自信がないのも　理由である。　　とにかく依頼者の信頼を裏切ってはならない。

  2007.04.18

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• 絶対駄目です、自己破産準備中の借入

     Ｔさん破産申立て準備のため来所、最初から破産希望、　引き直し計算をしたが、やはり払える金額ではなかった。　書いて来て頂いた家計表を見ながら。  私　  「この借金の支払いとは何ですか？」　　　 　「請求は全部ストップしているはずですが？」Ｔさん 　「実はもう一枚、カードがあったんです・・」 私　 　 「えぇー・・どういう事ですか？」　　　 　「借金は全部出してくださいと言ったはずですが？」Ｔさん 　「すみません、ガソリンを入れるため必要だったもので・・」　私　　 「ガソリンだけですか？」　　 　  「いゃー・・キャッシングも少し・・」 私　 　 「まいったなー・・免責下りないこともありますよ・・」　　 　  「他はないんですね？」Ｔさん　　実はと・・・一枚のカードを取り出す　　　　　「どうしても、お金が必要だったもので・・・」　 私　 　「うーん、もう駄目ですね・・・」　　　 　 「いいですか、破産をすると決めたあと、　　　　　新規で、また借りてしまったんですよ」　　　 　「詐欺破産ですよ・・・」「免責はおりませんよ」Ｔさん 　「すみませんでした、何とかなりませんかね？」　 私　 　「全てを知ってしまったので、　　　　　　これ以上手続きを進めることはできません」　　　 　「申し訳ありませんが、辞任させていただきます」　　　　 「頂いた着手金は手数料を引いてお返しします」Ｔさん　 「また、催促が・・・・？」　私　 　「心配いりません、各債権者への辞任通知は　　　　　　１週間程遅らせます」　　　 　「その間に次の手段を取ってください、　　　　　　決して同じ失敗しないように・・」Ｔさん 　「わかりました、本当にすみませんでした。」　　Ｔさんは「破産」を軽く考えていた。  今までの借金が無くなれば儲けものとしか考えていなかったのか？　そして、また新規のカードを作ってしまった。　貸す方も、よく貸したものだ。　　破産すると決めたら、それ以後、返してもいけない、　借りてもいけない。いつも言っていることだが・・・・・

  2007.03.08

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• 絶対駄目です、破産準備中の借入

  　　　Ｔさん破産申立て準備のため来所、　最初から破産希望、引き直し計算をしたが、　やはり払える金額ではなかった。　書いて来て頂いた家計表を見ながら。　　私　　「この借金の支払いとは何ですか？」　　　　　「請求は全部ストップしているはずですが？」　Ｔさん　「実はもう一枚、カードがあったんです・・」　　私　　「えぇー・・どういう事ですか？」　　　　　「借金は全部出してくださいと言ったはずですが？」　Ｔさん　「すみません、ガソリンを入れるため　　　　　　必要だったもので・・」　　私　　「ガソリンだけですか？」　　　　　「いゃー・・キャッシングも少し・・」　　私　　「まいったなー・・免責下りないこともありますよ・・」　　　　　「他はないんですね？」　Ｔさん　　実はと・・・一枚のカードを取り出す　　　　　「どうしても、お金が必要だったもので・・・」　　　　　「カードを作ったんです」　　私　　「うーん、もう駄目ですね・・・」　　　　　「いいですか、破産をすると決めたあと、　　　　　　新規でまた借りてしまったんですよ」　　　　　「詐欺破産ですよ・・・」「免責はおりませんよ」　Ｔさん　「すみませんでした、何とかなりませんかね？」　　私　　「全てを知ってしまったので、　　　　　　これ以上手続きを進めることはできません」　　　　　「申し訳ありませんが、辞任させていただきます」　　　　　「頂いた着手金は手数料を引いてお返しします」　Ｔさん　「また、催促が・・・・？」　　私　　「心配いりません、各債権者への辞任通知は　　　　　１週間程遅らせます」　　　　　「その間に次の手段を取ってください、　　　　　　決して同じ失敗しないように・・」　Ｔさん　「わかりました、本当にすみませんでした。」　　Ｔさんは「破産」を軽く考えていた。　今までの借金が無くなれば儲けものと・・・・・・・　破産すると決めたら、それ以後、返してもいけない、　借りてもいけない。いつも言っていることだが・・・・・

  2007.03.07

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• 自己破産した３年後は？

  　 「以前お世話になったＫです」　「近くに来たもので・・・」 若い２０代の青年が、突然尋ねてきた。　このＫさんの事は、忘れもしない、特に印象に残っている。 ３年程前、自己破産手続のお手伝いをさせていただいたのだ。　　 私　「Ｋ君かい。。しばらくだな・・」　　　　　　まあーまぁー・・どうぞと席を勧める　 Ｋさん「実は、近くに引っ越してきたんですよ」　　　　 「毎日事務所の前を通るので、挨拶しないといけないと　　　　　思って・・」 　私　「そうですか、元気そうですね、」　　　　　「自己破産して何か不都合なことありませんでしたか？」　Ｋさん　「いや、全然・・・かえって借金が出来なくなって　　　　　よかったですよ」　　私　「子供も大きくなったでしょう？」　Ｋさん「３歳ですよ、子供って可愛いですよね・・」　　　　　　すっかり、親父の顔のＫさん　　私　「これからも、子供のために頑張ってくださいよ」　　見事に立ち直ったＫさん、しばらく雑談をする。　　思い起こせば、Ｋさんとの出会いは一本の電話から始まった。　Ｋさん　「もしもし、借金が多くてどうしようもないんです」　　　　　「相談したいんですが？」　　私　　「どうしました、今、どこですか？」　Ｋさん　「００駅にいます」　　私　　「近いですね、今、予約も入っていませんから、　　　　　　これから来られたら？」　Ｋさん　「えー・・でも・・」　　私　　「どうしました？」　Ｋさん　「実は、そちらに行くと、　　　　　　帰りの電車賃が無くなってしまうので・・」　　私　　「うぅんー・・」　　　　　「心配いりませんよ、帰りの電車賃はお貸ししますよ」　　事務所に来たＫさんの話を聞いてみると、　１９歳の女性と付き合っていたが、子供ができてしまった。　結婚も親には大反対され、「これ以上面倒をみきれない、　するなら、自分達の力でやっていきなさい」と、突き放されてしまった。　その女性は、両親とも死別して身寄りのない可愛そうな子だと言う。　　自分の浪費の他、その子の学校の授業料等の援助を続けたため、　多重債務に陥ってしまった。　他にも事情があり、その日は受任を保留し、帰りの電車賃５００円を　お貸しして帰ってもらった。　　次の日、Ｋさんの母親から次のような電話があった。　「昨日は、息子が大変お世話になりました。」　「援助してあげたいんですが、今度こそは、自分の力で　　立ち直ってもらいたいんです」　「生まれてくる子供のためにも・・」　「費用のほうは私が責任を持ちますのでよろしくお願いします」　「すぐに、全額振込みますが、息子には言わないでください」　　　これほど子を思う母の気持ち、なかなか出来るものではない。　Ｋさんが全額費用を払い終わった時に、　お母さんから預かったお金はお返しすることを　約束して、このことはＫさんには内緒で受任することになった。　　そして、長いことかかったが、Ｋさんは費用を払い切った。　最後の支払いには、妻に、また母になったその女性も、　生まれたばかりの子供を抱いて同行された。　確か、免責が下りてから何ヶ月か経っていた。　　簡単に援助を頼る子供、簡単に援助をする親が多い、　同じ失敗を繰り返すだけだ。　本当の再生は自分の力で切り開いて行かなければ・・・・・

  2006.12.19

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• 夫に内緒の自己破産

  　　　午後３時　知り合いのＳ司法書士の紹介で　Ｔ子さん来所　実は、このＴ子さん、Ｓ氏に自己破産手続を依頼していたが。　色々なことがあり、解任されてしまった。　その後Ｓ氏に再度の依頼をしたが、一度辞任したので・・・　ということで、私を紹介された。　　　一度、他の事務所で解任された依頼者を受け入れるのを　嫌がる事務所もあるが　実は、「今度辞任されたら終わりだ」との本人の思いが強いため、　うまくいくケースが多い。とにかく、お会いして話を聞いてみることにした。　　私　　　受付表を見ながら　　　　　　「ご主人は会社員ですか？」　Ｓ子さん　「はい、Ａ社に勤めています」　　私　　　｢一流会社ですね？｣　　　　　　「月収が３４万円ですか・・」　　　　　　「賞与は？」　Ｓ子さん　「年間１２０万ぐらいです」　　私　　　「年収５００万円ですか・・」　　　　　　「Ｓ子さんがパートで月１０万円ですね・・・」　　　　　　「ところで、記載がないんですが、借金はどのくらいですか？」　Ｓ子さん　「３００万円ぐらいだとおもいます、　　　　　　　全部資料はＳ先生に渡してあります」　　私　　　「なぜ、辞任されたのですか？」　Ｓ子さん　「主人が　パニック病で休職したため、着手金が払えなくなってしまったんです」　　私　　　「今は大丈夫ですか？」　Ｓ子さん　「はい、先月から、仕事に行っています。」　　私　　　「それで、Ｓ先生に電話したわけですね・・」　Ｓ子さん　「はい」　　私　　　「ところで、ご主人との収入とをあわせれば、　　　　　　　破産しないで返して行けるのではないですか？」　Ｓ子さん　「主人は知らないんです、借金があるのは・・」　　私　　　「えぇー！！　破産することも知らないんですか？」　Ｓ子さん　「はい、主人には絶対言えません」　　私　　　「うぅーん・・・家計のための借金でしょう？」　　　　　　「一生、ご主人に対して秘密を持ち続けることになりますよ・・」　　　　　　「それに、ご主人が無傷で、あなただけが破産することは、　　　　　　　道義的に許されますかね？」　Ｓ子さん　「そこを何とかお願いできませんか？」　　夫に内緒で破産したいという依頼が多いが、当事務所はお断りしている。　そして、勇気を持って告白することを勧めている。　「そんなことしたら離婚される・・」と不安がるが・・　「そんな男なら。こちらから離婚届けを突きつけてやりなさい」　「それまでの男だから・・」　と乱暴なアドバイスをすることもある。　　その結果、「気が楽になった・・」　　　　　　　　　「なぜ、お前一人で悩んでいたんだ」　　　　　　　　「一緒に頑張ろう」　　　　　　　　｢破産しないで、２人で少しずつでも返していこう｣　　と言われたと、感謝されることはあるが，恨まれたことはない、　　男とは、夫婦とはこんなものだ。　　　苦しみ、悩みや半分に、その後の喜びは倍になります。　　　ただ、Ｔ子さんの場合は事情が違う、また、ご主人の病気が再発でもしたら・・・　　Ｔ子さんの気持ちも痛い程わかるが、本日は受任することは保留にした。

  2006.11.16

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• 自己破産するのはあなたです

  　　　１１時予定のＨさん来社しない。スッポカシか？　　今年の３月来社、自己破産で手続をすることのなったが、　一向に手続が進まない。　着手金の支払も３ヶ月遅滞している。　依頼が依頼だけに、なんとかしてあげようと今までやってきたが　もう、限界か・・・　　そのＨさんから、午後４時ごろやっと電話があった。　Ｈさん「すみません、急に子供が熱を出し・・行けませんでした」　　私　「電話一本入れられなかったんですか？」　Ｈさん「今、病院から帰ったところなんですよ・・：」　　私　「もう駄目ですね。。申し訳ありませんが辞任させていただきますよ」　Ｈさん「そんなこと、言わないでくださいよ」　　　　「書類は郵送しますから」　　　私　「着手金は？」　Ｈさん「１ヶ月分払います」　　私　「先月、遅れている分も含めて２ヶ月分払うと言いませんでしたか？」　Hさん「・・・・・・・・・」　　　　「先生が、無理しないで良いと言ったんじゃないですか」　　私　「そんなこと言っていませんよ」　　　　「無理して払える金額ということで決めた金額ではないですか？」　　　　「ともかく。一度きてください、いつ来れますか？」　Ｈさん「来週の月曜日です」　　私　「とりあえず、着手金の１ヶ月分振りこんでください」　Ｈさん「今度行くときじゃ駄目ですか？」　　私　「そのお金は、いつ払うべきお金ですか」　Ｈさん「先々月ですかね・・」　　私　「Ｈさんの考え、判断に任せます」　　お金のことはくどくど言いたくないが、　このＨさん何か、はきちがえているようだ。　まったく誠意が感じられない。　もう一度だけ待って結論をだそう。

  2006.10.24

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• 他から借りなければ返せなくなった時が赤信号

  　　　Ｔファイナンスから　過払い請求の回答書がファｌクスで届く　　以下原文　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｔファイナンス　法務課　　　冠省　別紙、債務者の過払い請求につき、回答します。　当社開示分の利息制限法による引き直し残金に対して　５０％の支払金額での和解を希望致します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上　　この会社は、いつもこうだ。まったくふざけている。　交渉担当者も、権限がないようだ。　誰のお金だとおもっているのだろう。　稟議を決済する上層部の顔を見て見たいものだ。　交渉をしても無駄なため、即、訴訟提起することにする。　　午後　相談者Ｔさん来所　　　事業をしていたが、病気のため、今は無職、借りたお金は返さなければと、　　返済のために借入を繰り返して、　借金総額７００万程。　　返せるお金ではない、ついにギブアップ・・・　　私　「なぜ、こんなに・？」　Ｔさん「体を壊して働けないとき、借りたんですが・・」　　　　「その後も思うようにに働けず・・」　　　　「遅れてはいけないと思い、他から借りては払ってきたんです」　　私　「延滞は？」　Ｔさん「１回も遅れていません、でも、もう駄目です」　　　　「死んだら保険金が入るのかな・・と、最近そんなことを考えたりしています」 　　私　「馬鹿なことは考えないで・・・たかが借金でしょう」　　　　「Ｔさん１人が破産したとしても、金融会社は痛くも痒くもないですよ」　　　　「そのために高金利で貸し付けているんですから」　Ｔさん「はい」　　私　「返済できないのに、他から借入て、どんどん借金を膨らますことの方が罪ですよ」　　どうにか、Ｔさん自己破産を決心したようである。　真面目な人ほど、多重債務に陥りやすい。　借りなければ払えなくなったときが赤信号　早めの決断を、各債権者のためにも・・

  2006.09.21

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• 和解成立後、最初から支払をしない依頼者

  　　　朝一番でＡ社から電話　Ａ社　「お世話になっています、Ａ社の００です」　　　　「先月和解しましたＮさんの件ですが」　　　　「入金の確認がとれないのですが？」　　私　「えぇー本当ですか、先月の末からも支払ですよね？」　　　　「絶対遅れないよう、あれほど言ったのに・・・」　　　　「申し訳ありません、すぐに連絡取ります」　　昨日も　Ｔ社から同じような電話があった。　　早速Ｎさんに電話、　　　一緒に来所された奥さんのＮ子さんが電話にでる　　私　　「司法書士の００です」　　　　　「先月から支払が始まっているんですが」　　　　　「支払しました？」　Ｎ子さん「払いましたよ・・」　　私　　「入ってないと、電話がかかってきていますよ。。」　Ｎ子さん「そうですか、主人に払うように生活費の中から渡したんですがね？」　　私　　「困りますよ、最初からこんなことでは」　　　　　「よく、主人に言って下さい」　Ｎ子さん「すみません、すぐ主人に連絡をとります」　　　　　　一日待ったが、それっきり、電話もかかってこなかった。　　当事務所は和解完了後の支払は依頼者本人からお願いしている。　当事務所が代行すれば、代行手数料もかかるし、二重手間、　自覚を持っていただくためにも・・・　　　　各業者に頭を下げて、やっとのおもいで減額をお願いしたのに・・　「支払は遅れないように」とあれほど言ったのに・・最初から延滞とは・・・　　このＮさん、過払い金もあったが、「どうしても必要だから・・」と　　返還前に、一部立て替えて先に払ってあげたこともあった・・・　　　　訴訟中のＲ社とも、昨日、ようやく和解が成立、　　過払利息も含めて満額に近い過払い金が１０月には返ってくる。　　そのお金はすべて支払に回すと言っていたが、はたして・・・・　　　　Ｎさん、Ｎ子さん、しっかりしないと、　　また、多重債務者の仲間入りになってしまいますよ！！　　このブログを見ていたら、多いに反省、自覚してください。　　　私も甘かったようだ、多いに反省・・・・

  2006.09.06

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• どんな厳しい冬でも、必ず暖かい春がやってくる

  　 　 今日は、Ｓさんの破産の審尋期日だ。 　司法書士は、破産に関しては代理人になれないので同席ができない、 　逆に管財事件になれば、書類作成人としてに同席を求められる。　（さいたま地裁の場合）　そんなわけで、審尋が終わり次第、報告の電話を頂くことにしている。　そのＳさんから電話、　　　Ｓさん　「今終わりました」　　　私　　　「ご苦労様、どうでしたか？」　　　　　　　「何か、特別なことを聞かれましたか？」　　　Ｓさん　「いや、今までの経緯を聞かれただけです」　　　　　　　「１０分ぐらいで終わりました」　　　私　　　「免責のことも言われましたね？」　　　Ｓさん　「はい、債権者から異議が出なければ・・」　　　　　　　「２ヶ月ぐらいで確定だと・・・」　　　私　　　「よかった、よかった」　　　　　　　「免責は間違いないでしょう」　　　Ｓさん　「ありがとうございました」　　　この２７歳のＳさん、借金総額６００万円、親が事業に失敗したため　　大学も奨学金で卒業した。　　　そして、今度は父親が心臓を悪くして、入退院の繰り返し、　　入院費や、高額の手術代、それに弟の学費の支払等が　　長男のＳさんに圧し掛かってきた。　　　多分、若いＳさんには、消費者金融から借りるしか術がなかったのだろう。。。 　　「奨学金だけは払っていきたい」と最初は自己破産を躊躇していたが、　　　保証人に両親が付いていたため、　　「誰かが払っていかなければならない」　　　また、「免責確定後は、自然債務と言って、Ｓさんは払う義務はないが、　　　払うこともできる」ことを説明、やっと自己破産に踏み切った。　　事業の失敗、病気、借金苦は一家崩壊の原因だが、　Ｓさん家族にはその心配はなかったようだ。　そして、ようやく暖かい春を向かえようとしている。　　　　「どんな厳しい冬でも、必ず暖かい春がやってくる」　　　　さあ、貴方も勇気をもって・・・・　

  2006.09.01

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• あっー　という間に増える借金

  　　　　Ｓ子さん（２６才）来所する。　借金総額　１２件　４９０万程、取引期間ほとんど１年～２年　それにショッピングもあり、大幅な減額は期待できない。　　私　受付票を見ながら、　　　　　「お父さん、お母さんと同居しているわけですね？」　　　　　「家賃もかからないし、食費もそれほどかからないのに」　　　　　「なぜ、これほどの借金が？」　Ｓ子さん「ショッピングで色々物を買ったのが始まりです」　　　　　「簡単に手に入るものですから・・・」　　　　　「そして、他から借りなければ返せ無くなってしまいました。」　　私　　「このことは、両親もご存知ですか？」　Ｓ子さん「知りません」　　私　　「うぅーん・・・金融会社から、自宅に電話が来ませんか？」　Ｓ子さん「今のところ、遅れないよう、他から借りて払っていますから。。」　　私　　「いくら払っているのですか？」　Ｓ子さん「２５万円ぐらいです」　　私　　「パートの１２万円の収入から２５万円払うのは不可能ですよ・・」　　　　　「とっくに破綻状態ですよ」　　　　　「なぜ、もっと早くに・・・」　Ｓ子さん「つい、最近まで債務整理があるなんていらなかったんです」　　私　　「どう考えても支払っていくのは無理です」　　　　　「自己破産して、０から出発するしかないでしょう」　Ｓ子さん「破産はしたくないんです、車を取り上げられると生活できないんです。。」 　　私　　「そんなこと言っている場合ではないでしょう、」　　　　　「それに、両親に内緒では私は受けることはできませんよ」　　　　　「両親に対して、ずーつと秘密を持ち続けることになるのですよ。。」　　　　　「それに、後でそれが分かったら、両親もどんなに悲しむ事か・・」　　　　　「今の自分の置かれている現状をよく考えて、　　　　　　そして両親にも、勇気を持って、相談して下さい」　Ｓ子さん「わかりました」　　好きなものが直ぐ手に入るカード、簡単に貸してくれる金融業者、　両親に知られたくない一心で、「借りは返す」繰り返したばかりに、　あっというまに借金が増えてしまった。本当に怖い、麻薬だ！！　　貸すほうも貸すほうだ、パート収入１２万円のＳ子さんになぜ、そんなに貸せるのか？　この過剰融資にも、ようやくメスが入るようだが、早く法整備を急いでもらいたい。　　このＳ子さんから、夜遅く、「両親にもすべて打ち明けました。　自己破産をしたいとおもいますのでよろしくお願いします」　とメールが入った。ようやく再出発の決心がついたようだ、　二度と同じ失敗をしないで欲しい。

  2006.08.10

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• 「やみ金」からの電話相談！！

  　　　当事務所は、債務整理に関しての相談は無料である、電話、面談を問わず・・・・　電話口には、極力私が最初にで出ることにしている、相談者もやっとの思い電話をしてくる　のだから・・　「そんなことで悩んでいたのか！！」と思う相談にも親切丁寧に答えてあげると、　みるみるうちに明るい声になり「ありがとうございました」と言って電話を切られる。　午後２時頃相談の電話　相談者　「もしもし、ホームページでみたんですが？」　　　　　「相談するのに、お金がかかるのは知ってんですが」　　　　　「申し訳ないが、一つだけ教えてもらいたいんですが？」　　私　　「相談は無料ですかから、どんなことでもどうぞ？」　相談者　「自己破産したいんですが、実は、私は貸す方の人間なんです。」　　私　　「はぁー？」　相談者　「出資法以上で貸している金融業者なんです」　　　　　「このご時勢、厳しくて、うまくいかないんです、借金を抱えてしまって・・」　　私　　やみ金ですか？と聞きたい気持ちをグーと押さえて「それで？」　相談者　「我々のような者でも、自己破産できるか？ということなんです」　　　　　「誰に聞いても、それは無理だ！！と言われるんですが？」　　私　　「できないことはありません、出資法違反と、破産することとは別ですから」　　　　　「ただ、出資法違反での損害賠償金まで、免責されるかどうかの問題だけです」　相談者　「どこからも訴えられていませんので・・」　　私　　「それなら問題ないとおもいますが？」　相談者　「わかりました、ありがとうございました」　　と言って電話を切られた。依頼はされなかったが、されたとしても、勿論お断りする。　　法律を破って、高利で貸付、どうにもならなくなったら、今度は法律に守ってもらう・・　　妙な話だ。　そういえば、以前、映画「夜逃げや本舗」に、人の良い、良心的な金貸しが、最後には破産する　シーンがあった。　どの世界も生きて行くのは大変のようだ。　　過払い請求がすごい勢いのようだ、！！　これで、正式にグレーゾーンが廃止になると、経営が成り立たない中小業者がたくさん、　　出てくるだろう。　現にG信販、Ｋさんの過払い金、一括では支払ってもらえず、　毎月１万円の分割で返してもらっている。　支払が終わるまで、潰れないことを祈るばかりだ。　　　　　　「どうか、過払い請求はお早めに！！」と言いたい

  2006.06.23

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• 自己破産、裁判所はここをチェツクする！！

  　午後１時Ｔさん来社、連休だが、破産審尋が５月１９に決まり、報告書提出が５月１１日までのため、急遽、来所してもらった。このＴさん、友人にお金を貸すために、消費者金融からお金を借り、返して貰えず、結局破産することに・・　　私「審尋期日が決まりました」と呼出状を渡す。Ｔさん「会社を休まなければいけないかな？」　　　「それに、スーツを着て行かないといけないですか？」　私　「休むことはないでしょう、１０分ぐらいで終わりますから」　　　「服装はこれという決まりはないが、小奇麗なほうが無難でしょう」Ｔさん「裁判所に行った後はどうなるんですか？」　私　「問題がなければ、その場で破産決定が出るでしょう」　　　「後は免責待ちです、」　　　「その前に、裁判所から報告書の提出を求められています」　私　裁判所からの事務連絡を見ながら　　　まず、「００さんへの貸付金について、証拠となる書類(借用書な　　　ど、回収不能な場合はその証拠書類)のコピーを提出してください。　　　また　００銀行××支店の通帳によると、この他にも００さんに関し　　　てつぎのような記帳がありますが、貸付の理由を含めて詳細を調査し　　　て報告してください。　Ｈ１７．3．4日に２０万円　　Ｈ１７．６．　　　１５日に３０万円・・・・・」とあるが・・　私　「借用書はなかったですよね？　やり取りしたメールのコピーを付け　　　　ましょう」　　　「回収不能な場合の証拠書類か？　そんなものある訳ないよなぁー」Ｔさん「はい、以前、話したように、連絡が取れなくなってしまったの　　　　で・・」　私　「再度、報告書にそう書きましょう、　通帳の記帳は００さんへの　　　　貸付ですね？」Ｔさん「そうです」　私　「次に、自動車の評価額について査定書を提出するよう言ってきてい　　　　ますね」　　　「初年度登録から１０年以上も経っていると、査定書を請求されるこ　　　　とはないんだが？」　　　「車種がポルシュだからかな？」Ｔさん「登録が平成２年だから、査定は１０万円もありませんよ」　私　「ともかく、査定書を貰ってください、　書面で出してくれない場合　　　　は、いつ、どこで、誰に査定して貰ったかメモしてきてください。　　　　それに、名刺も貰えたら貰ってください。」Ｔさん「わかりました」　その他、報告事項として、クレジットで買った「ネックレス」を紛失したと記載があるが、いつ、どこで紛失したのか・・何度か個人「００△」に送金しているがこれは何か・・退職金見込計算の仕方をもう少し詳しく説明して報告を等々・・・・　　　最後に　Ｔさん「追及が厳しいですね！」　私「当然と言えば当然ですね」　　　裁判所は「２０万円以上の財産がないか？車は？ネックレスは？」　　「友人に本当にお金を貸したのか？　計画的な詐欺破産では？」　　「貸したお金が本当に回収不能か？(回収可能だと財産にみなされる)」　　「他に個人等からお金を借りていて、支払中のところはないか？(免責　　　不許可事由)」等をチェツクします。　私「Ｔさんは、やましい事がないのですから、心配することはありませ　　　ん」　Ｔさん「はい、よろしくお願いします」友人にお金を貸したばかりに・・・・破産の原因は人さまざまだ。Tさんには同じ過ちをして欲しくない、いや、Ｔさんなら・・・ただ、人が良いのが、少し心配だが・・・・

  2006.05.06

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• 自己破産　裁判所の手続きの流れが変わった！

  　朝７時半、自己破産申立て中のＥさんから電話このＥさん、電話での連絡が取れないため、いつもはメールでやりとりをしているが、急遽、審尋の日時が決まり、打ち合わせをするため、朝早くでよいから電話をくれるよう、メールを打っておいた。　Ｅさん｢Ｅですが｣　私　　｢メールで知らせたように、審尋期日が決まりました。｣　　　　｢それに伴い、至急、報告書を出すよう連絡が来ました｣　　　　｢まず、００クレジットの物販１１０万円とあるが？　　　　　何を買ったのか、報告しろとの事です」　Ｅさん｢覚えていないなあ・・１０年ぐらい前から、色々買ったから｣　私　　｢それでは困るんです、何とか思い出してください｣　Ｅさん｢本を買ったなー、それにＣＤに、プリンターも、洋服も｣　私　　｢単品で２０万円以上のものはないですよね？｣　Ｅさん｢前にも言ったように、ないです｣　私　　｢それから、最近転居しているが、引越費用をどうやって捻出した　　　　か報告しろと言ってきています。｣　Ｅさん｢支払いがストップしたので、１２月、１月の給与の中からです｣　その他、色々と裁判所から報告を求められたことの打合せをした。本日中に、報告書を裁判所に送らないと・・・それにしても、最近、裁判所の扱いが変わった、以前はほとんど、書面審査だけで、破産開始が決定したが、今は、必ず審尋期日が入る、それも、一週間、１０日後に、　当然といえば、当然だが、追求も厳しくなった、クレジットで何を買ったか？　２０万円以上のものは？　今その品物はどこに？　現在の価値は？等等・・　査定価格を証明した書類を出せとも言ってくる。　最近、裁判所に行ったが、以前賑わっていた破産の受付も、閑散としていた・・書記官も余裕ができたのか？これが本来の姿なのだろう・・　お陰様で、今まで免責不許可になったことはないが、今以上に気持ちを引き締めていかないと・・・・　　　　

  2006.04.25

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• 自己破産の必要書類

  　朝４時起き、６時に事務所へ・・最近は４時起き・・それもそのはず前日夜９時には就寝・・やはりの年のせいか？　本日は補助者の一人が静岡下田まで日帰り出張、登記済証(権利証)を法務局から回収にのため・・法律改正により郵送申請が認められたため、法務局は１回だけ行けば良くなった。　朝は仕事がはかどる、頭がクリアーだ、電話も無い、「朝４時起きの仕事術」などと言う本も出ているくらい・・・　本日提出の自己破産申立書を仕上げる。自己破産申立には、色々な書類の提出を求められる、住民証、収入証明書、預金通帳のコピー、保険証のコピー　退職金見込み額証明書等々・・　依頼者に準備をお願いするが、完璧にそろえてくれる人はまずはいない・・　預金通帳コピーは、裁判所がお金の流れを見る、不明な金額の入出金があれば必ずチェツクされる、また、「オマトメ」になっていると銀行から明細を貰うよう要請される。退職金見込証明書にも苦労する、、依頼者は勤務先に「破産するのに、証明書が必要ですから出して下さい」とは言えない・・・どうしても用意できないときは、それなりの方法があるが・・　依頼者は裁判所が、勤務先等に電話したり、自宅に訪問したりして財産調査をするのかと心配する人がいるが、そんな事はない、提出された書類、陳述書により、まずは判断する・・だからこそ、完璧の申立書を出さないと・・　９時になったので、０さんが解任された(４月１５日の日記に記載)弁護士事務所に電話する。　「こちらは００法律事務所受付センターです　ただいま電話が大変込み合　っています、順番におつなぎしておりますので、　今しばらくお待ちください」とのアナウンス　　うーん・・ここまでやるとは、　　　　さすが、繁盛している法律事務所は違う！！　担当事務員の話では「辞任届」は送っているとの事依頼者は貰っていないと言うが・・ともかく、辞任されたことがはっきりしたのだから、受任通知を出すことにしよう。　

  2006.04.17

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• 事業者の個人破産、同時廃止？管財事件？

  　　(１４日の続き)Ｐ社の裁判のあと、今度は地方裁判所で１１時２０分からＫ夫妻(４月１日ブログに記載)の破産審尋・・　神妙は顔つきのＫさんと、大きなマスク、顔中シップ薬を貼って、毛布を抱え異様な姿で現れた奥さん。　「どうしたんですか？」と私の問いに・・　「２、３日前から具合が悪く、肺炎かも知れませんが？　　今日は大事な日ですから・・・」と奥さん「裁判官の心証はかえってこの方がいいか？」と思いつつ、早速、打ち合わせ・・このＫ夫妻、同時廃止か　管財事件になるかの瀬戸際・・　申立ての際、書記官から「債務が多いですね」「それに、会社の個人保障した本人だけ自己破産して、会社をそのまま放置するのはよくないですね・」「同時廃止か、管財事件かは裁判官の判断ですから・・」と言われていた。　裁判官に呼ばれＫ夫婦審尋室へ、私は待合室で待機（司法書士は地方裁判所では代理人になれないため）　１５分程で審尋終了、「おかげ様で同時廃止になりました」と笑顔のＫさん・・　免責も間違いなく下りるだろう・・・　不渡りを出してはいけない、債権者には迷惑はかけてはいけないとの一心で、自転車操業に陥ってしまったＫ夫婦、自宅を売却して返済しても、残った債務が４３００万程、破産手続をするまでは、いくら自分に借金があるか分らなかったようだ・・　会社の登記も休眠会社として、いずれ法務局で抹消されるだろう・・「Ｋさん頑張れ！！」久しぶりにすがすがしい一日であった。　　　

  2006.04.15

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• 自己破産は究極の債務整理方法

  　本日は自己破産がらみの一日であった。３件の申立の準備、「破産ばかりやっていると、頭が痛くなる！」と補助者の弁　それはそのはず、まずはこの申立書を見て、裁判所は破産状態のあるのか？　免責不許可理由があるのか？　判断するのだから・・・気は抜けない・・　「破産は簡単で、手がかからないから、弁護士、司法書士はすぐ破産を勧める！」と言うが・・・そんな事はない専門家は依頼者にとって、一番良い方法を選択するのだ。　自己破産は究極の債務整理方法・・・・なんたって、債務が０になるのだから・・・デミリットも他の方法(任意整理、特定調停　個人再生)とたいして変わらない・・・・　連絡が取れず、辞任予告通知を出した自己破産依頼者Ｈさんからやっと連絡がある。Ｈさん「すみませんでした、携帯、止められて連絡できませんでした」　　　「それに、お金がなくて、動けなくて・・・」　私　「何度電話したとおもいますか？手紙も出していますよ・・・」　　　「もう、だめですよ・・　辞任しますよ・・・」Ｈさん「辞任されると、どうなりますか？」　私　「もとに戻ります、当然、債権会社からの督促が始まります」Ｈさん「それは困るなぁ・・２５日まで待ってくれませんか？」　私　「・・・・・これが最後ですよ、では００時に必ず来てください」　　　　午後、やはり連絡が途絶えていた、Ｎ子さんからも電話　　　「もうだめです、辞任させていただきます」と言うと、　　　「すみません・・すみません・・これからは、きちっとしますか　　　　ら・・」と、涙声になってしまった・・・　このＨ子さん、去年、紹介者を介して、離婚した夫と共に来社、　「子供もためにの、立直って貰いたい、自己破産の費用は俺が払うから」　と、元夫の好意により費用の全額を払ってもらったのだが・・・・・　その好意を踏みにじってしまった・・何とか立ち直って貰いたい　　もう一度だけ、チャンスをあげることにした。　自己破産するのは簡単ではない、お金もかかる、簡単に破産ができてしまったら困るのだ。お金が無くって自己破産するのに、お金がかかるの？」という笑話があるが・・・・・・・・

  2006.04.13

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• 友人にお金を貸したばかりに、自己破産の羽目に

  　日記の日付が一日ずれていた。土曜日は来客が多い。　午前１０時破産準備中のＴさん来社　必要書類と、申立書の下書きを持って、私「だいたい良いでしょう、」　「友人にお金を貸した理由、それに回収不能のところをもう少し、　　詳しいほうがいいかな？、」　「裁判所が、一番知りたいところですから？」　「私の方で、まとめましょう、」Ｔさん「よろしく、お願いします」　Ｔさんは、友人に頼まれ、断り切れず、消費者金融から借金して、友人にお金を貸した。最初は返済をしてくれたが、そのうち滞るようになり、仕方なく、そのつど、金融会社から返済のため借入れを繰り返していたが、気がつくと返せる金額ではなくなり、友人とも連絡が途絶え、自己破産する羽目になってしまった・・　金融会社から借りてまで、お金を貸すことは、絶対止めてほしい、しかし、こういう例は以外に多い　３年ほど前に自己破産したＳさんも「普通のお仕事では、病気の母の面倒も見れない」との婚約者の言葉に「心配するな！　俺が何とかする」と、夜の仕事をやめさせ、金融会社から借入れを繰り返したあげく、どこからも借りれなくなると、金の切れ目が縁の切れ目と、その婚約者は去っていってしまった・・そして自己破産・・　午前１１時　Ｙ子さん　遠方のＫ町から、ぜひ私にお願いしたいと来所、うれしいことだ。一段と力が入る名医のところには。飛行機でも診診療に通うと言うが・・夢は大きく、そうなりたいものだ。午後　１時　離婚に伴う不動産の名義変更の件でＷ夫婦来所午後　２時半　近隣トラブル(水漏れによる損害賠償請求)の件で　　Ｓ夫婦来所する。　

  2006.04.08

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• 夫に内緒で・・・妻に内緒で・・自己破産はできるの？

  　午後１時ごろ、相談の電話相談者　おどおどした様子で　声も弱く　やっとの想いで電話してきたのだ　　　　ろうか・・　　　　「もし、もし、自己破産のことをお聞きしたいのですが？　私　　「どうなされました？どんなことでもどうぞ」相談者　「もう、だめなんです、」　　　　「自己破産するのにいくらかかりますますか？」私　　　「債務額や、債権者の数により一概には言えませんが？」　　　　「実費も入れて　０００円からｘｘｘ円ぐらいでしょうか」相談者　「お金がないんです、いっぺんに払わないとだめですか？」私　　　「そんなことはありませんよ・・分割でも構いませんよ」　　　　「ところで借金はどのくらいあるのですか？　原因は？」相談者　「３００万円ぐらいです　生活費とか・・」私　　　「今の収入は？　家族は？」相談者　「私は体が悪く働いていません、主人の給与で・・」私　　　「それは大変ですね？　ご主人は、このことご存知ですか？」相談者　「知りません、話せません、内緒では自己破産できませんか？」私　　　「できないことは、ありませんが、おすすめできません」　　　　「あなたの家庭の問題ですよね、ご主人の協力、理解がないと・・　　　　　また同じことの繰り返しですよ」　　　　「それに、一生、ご主人に対して　秘密を持つ事になります　　　　　よ・・」相談者　「もうだめなんです・・」私　　　「勇気をもって話してみてください、きっと分ってくれますよ」　　　　「そして、またいつでも電話ください・・」　配偶者に内緒で破産したいという依頼は、原則では、受けないことにしている。破産するということを軽く、簡単に考えてもらっては困るからだ。　そういえば以前　「夫に知れると、殴られる、離婚されるかも・・」と怯えていたＳ子さん勇気をもって打ち明けたところ「借金があることはうすうす知っていたが、そこまでお前一人で　悩んでいたとは・・　生活を切り詰め、破産しないで少しずつでも返していこう」と、ご主人の理解、協力を得られ、夫婦の絆が深まったと感謝された。　確か昨年「もう、半分返し終わりました。これからもが頑張って返していきます」と年賀状がきていたっけ。　当事務所は、相談は無料としているせいか、あらゆる相談が、あらゆる地域から来る、本日も和歌山県から　任意整理、過払いの相談があった。補助者と「当事務所も全国的になったな！！」と冗談を言いあった。鹿児島のＫ子さんも、一社を除きすべて過払い、もうじき片がつく。　

  2006.04.08

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• まじめな人程　多重債務に！！

  　午前１０時　自己破産の今後の打ち合わせのため、Ｋさん来所このｋさん　債権者数２２社　負債総額４，３００万円事業をやっていた為、不渡りを出す訳にはいかない！　債権者に迷惑をかけてはいけないと、弁済のために、他からの借入れを繰り返し、自宅まで売却しての結果である。　「もっと早くに、ギブアップしていれば、よかったのに？」　　　との私の一言に　「そうでした、債権者に迷惑をかけてはとの一心で　　　　最後には、闇金まで手を出してしまって！」とＫさん　裁判所から、追加の書類の提出や、お金の流れの報告等を求められいるが、本人自身がよく覚えていないため、本日はその打ち合わせである。それも、そうだろう、当時は、まともの神経ではなかったようだ。　奥さんも、友人から「よく生き延びたね、自殺でもしないかと、心配していたのよ」といわれたとのこと・・・　金額が金額だけに、裁判所の追求も厳しい、はっきり言って大変だ！しかし、Ｋさんの今までの事、また今後の事を思うと、絶対に同時廃止で、免責を勝ち取らなければ！！　地獄を見てきたＫさんに、たくましさを感じる、自分など、まだまだ・・多重債務で苦しんでいる人は、早くギブアップを、債権者のためにも・・　　　１１時にＹさん(３月１５日の日記参照)来所　過払い金１００万円の内から、私の費用を除いた残額を渡す。このＹさんも、長い間、コツコツまじめに、借入れ、返済を繰り返して来た結果である。　過払い金で、滞納している税金を支払い、領収書を持って来るようお願いする。　過払金が帰ってきても、残った債務は多く、破産しかないだろう　　

  2006.04.01

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• あなたがやる気にならないと！債務整理はできないよ！

  　朝一番でＴさんに電話　またも、留守番電話私「どうしましたか？書類が届きませんよ、あなたがやる気がないと、　　手続きは進みません、やる気がないのなら、止めますよ」　「とにかく、至急電話ください。」　Ｔさんは、自己破産手続き中、なかなか、必要書類もそろえてくれない、そんなことをしているうちに、横浜に引っ越してしまった。遠方のため、必要書類を郵送するようお願いしたが、一週間前に「送りました」との返事があっただけ　そのＴさんから１１時頃電話Ｔさん｢すみませんでした、一週間ほど出張に行っていました。｣　　　｢帰るて来たら、郵便が、宛名を間違えたため戻ってきていました｣　　　｢直ぐ送ります｣私　　｢・・・・・とにかく至急送って下さい｣ Ｗさんからも電話　Ｗさん｢すみませんでした、電話が止められてしまって、　　　連絡ができませんでした｣私　｢この間、待っていたんですが？｣Ｗさん｢すみませんでした、来週火曜日には必ず行きますから、予定は？｣　このＷさんも、なかなか連絡をくれず、２日前に（連絡をいただけませので、業務がこれ以上進みません、このままでは、辞任するしかありませんとりあえず、至急連絡下さい。）と手紙をだしたばかりだった。　　支払はストップになっているのに、電話を止められるとは？本当に再生できるのかな？　Ｂ子さんの自己破産、やっと今日申立てをした。昨年９月の受任以後、何度電話をしたことか！　そういえば、今週来ると言っていたＫさん　電話がないな、　電話してみるか・・・　督促がストップすると、安心してしまうのかな？司法書士に任せたら、すべて終わったと思っちゃうのかな？声を大にして言いたい　　｢あなたがやる気にならないと　債務整理はできませんよ！｣　誤解しないで欲しい、自己を見つめ直し、再生に向けて一生懸命頑張っている人もたくさんいる。　そういう人には、必要以上に手をさしのべ、応援したくなるのは私だけではないだろう・・・　

  2006.03.29

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• 一流上場会社ＯＬ　Ａ子さんの破産管財手続終了

  　本日午前１０時より　Ａ子さんの破産管財手続の終了集会受付の横の部屋（法廷ではない）の机の正面に裁判官　右側に管財人と書記官右側にＡ子さんに私　裁判官　｢では、はじめます　管財人　財産報告は？｣　管財人　｢前回と同じです　各債権者に配当も済ましております｣　裁判官　｢他に何か問題は？｣　管財人　｢特にありません｣　裁判官　｢Ａ子さん、何かありますか？｣　Ａ子さん｢特にありません｣　裁判官　｢Ａ子さんは，管財人に正直に報告くれて、また手続にも協力してく　　　　　　れましたね]　　　　　[免責不許可事由もないとの事ですので、これで終了します。｣　５分程で集会は終了、ようやく免責が決定した。【解説】　Ａ子さんが、最初当事務所に見えられたのは平成１６年の１０月中旬でした。事情を聴取すると、誰もが知っている一部上場会社のＯＬでした。　｢なんで　あなたが？｣と、色々事情を聞くと夫の事業の立ち上げや、失敗の尻拭いに多額の借金を背負ってしまったとのこと、夫は事業欲が旺盛だが？が多い　｢事業資金を、高利のサラ金から借りるのは間違っている、それに妻名義　　で・・・｣と言うと　｢そうですね、夫がブラックのため、私の勤務先の名前を言うと，　いくらでも私には貸してくれるんです。返済が遅れたら，申し訳ないと、　返すために次々に借りたら、こんなになってしまったんです｣それを聞いて悲しくなったものだ。　なんとか再生しなければと、個人再生も検討したが、自己破産を選択をした。問題はＡ子さんの約８００万円の退職見込金だ、８分の１の１００万を財団に組み入れなければならない、そんなお金あるわけない。　退職金見込み額の支払いは、分割の納入を認めている（さいたま地裁の場合）ので、平成１７年夏の賞与の中から５０万円、同じく冬の賞与で５０万円を支払うことにした。こうしてようやく、Ａ子さんが心配をよそに、会社にも知られず、債権者にも会わず（個人破産の場合債権者が集会に出席する事は滅多にない、）手続は終了した。　ちなみに、約５５万円が管財人報酬（いいなぁ‐私の報酬の倍以上・・）残金　約４５万円が各債権者の按分配当だった。　帰り際に　｢よかったですね　頑張ってください｣　と言うと｢おかげさまで、ありがとうございました｣と泪を浮かべ何度も，何度も頭を下げられていた。　そして｢いつ頃から、ローンは組めるようになるんですかね？子供が大きくなったら教育資金もあるし・・｣　の一言、うーん　この人は，まったく、夫をあてにしていない・・まぁーいいか　幸せになってくれれば・・・・・・　｢それは、法律で決まっている訳ではありません、ローン会社がＡ子さんに貸しても大丈夫と判断した時ですよ、｣と答えて別れた。

  2006.03.28

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• 過払金１００万円貰って,自己破産ってできるの？

  　　Ｙさんの過払い金１００万円が,〇〇信販から入金される。　実はＹさん　他にも多重債務が有り,自己破産の準備中　さーＡさん自己破産ができるのでしょうか？　１００万円は？　過払金（司法書士に支払う費用を引いた残額）を残った債務の弁済に当てたとしても、残った債務の支払いは難しいので破産しかないだろう。１００万円は、先ず、司法書士費用、滞納している税金　生活費等に当て、残額が50万円以上あれば管財事件、５０万円未満２０万円以上の場合は同時廃止でその金額は各債権者に配当になります（埼玉地方裁判所扱い）そう言えば、先月、過払金合計２００万円返還されたＢ子さんの免責も、なんの、問題もなく無事に下りたっけ。

  2006.03.15

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• 自己破産依頼者が行方不明？

  　埼玉地方裁判所から、自己破産申立中のＡ子さんの追完書類と、審尋期日の連絡がくる。早速、Ａ子さんの携帯に電話するも｢お客様の都合で通話できません｣固定電話に電話するも｢現在使われていません｣のアナウンス　さー大変，困った、審尋期日は１週間後だ？おもい余って、訪問する事にした。　地図をたよりに、やっと見つけた住いのドアには｢転居しました」の張り紙　まいったなー　債務整理依頼者の中には、途中で連絡がつかなくなる人がいて、大変困るプライバシーの問題があるので、連絡事項は先ず携帯に、携帯がﾀﾞﾒなら、固定電話、それもﾀﾞﾒなら勤務先（もちろん個人名で）にと最初の面談の時伝えているのだが、Ａ子さんは無職　これ以上連絡が取れない　　

  2006.03.14

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