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カテゴリ:債務整理
規模拡大で生き残り図る 新生銀「レイク」買収
新生銀行が、GEコンシューマーファイナンスからレイクを買収するのは、上限金利の引き下げなどで消費者金融事業の経営環境が急速に悪化する中、規模の拡大で生き残りを目指すためだ。ただ、買収後もグループの事業規模は業界で6位にとどまり、「統合効果は疑問」(業界関係者)との声もある。さらなる規制強化で市場規模の一段の縮小が避けられない中、これまで不振だった消費者金融事業の強化・拡大が、新生銀の成長戦略につながるのかは不透明だ。 「持続可能な成長につながる」。11日の会見で新生銀のティエリー・ポルテ社長は買収の意義を強調した。 平成18年末に改正貸金業法が成立し、上限金利の引き下げで融資に対する審査が厳しくなり新規顧客が減少した。さらに過去に顧客が払いすぎた「過払い利息」の返還請求が相次ぎ、経営環境は急速に悪化している。新生銀も傘下の消費者金融シンキや、信販会社アプラスの業績不振が響き19年3月期に最終赤字に陥った。 このため、新生銀はM&A(企業の合併・買収)による拡大戦略を模索してきた。レイクをめぐっては、アコムやプロミスとともに入札に参加した。一時は最大手のアコムが事業計画などで有利に立ったが、最終的には提示額が上回った新生銀の買収が決まった。 ただ、2年後までをめどに導入される融資の総量規制で市場規模のさらなる縮小が予測される。さらに、統合に伴い増加する過払い利息の返還費用の負担なども無視できず、期待する統合効果が発揮できるのかは未知数だ。 買収額をめぐっては「3000億~4000億円が妥当」(大手消費者金融)との指摘がある中で、他社との競合に伴い、合意した買収額は5800億円にまで膨らんだ。 新生銀には約2200億円の公的資金が残っており早期の返済を迫られている。ポルテ社長は今回の買収を「新生銀にとっても株主にとっても良いこと」と説明するが、公的資金の早期返済を実現するためには、巨額投資に見合った収益力の向上が不可欠となる。(大柳聡庸) 産経新聞より 新生銀行の社長さんって、外国の方なんですね!! アコムが買収するという報道があったので新生銀行が買ったのが意外でした。 アコムは残が残る場合も過払いの場合もすんなりと和解できる場合が多いのですが、これからどうなっていくのでしょうか?! それからもう1つ 沖縄の「オークス」、民事再生法を申請 沖縄県のクレジットカード会社、オークス(本社・那覇市)は14日、那覇地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。負債総額は486億円。利息制限法を超えて顧客が支払った過払い利息の返還費用がかさみ、08年3月期に185億円の最終(当期)赤字に転落していた。 沖縄の日本返還直前の72年5月に創業。沖縄県内でカードのほか消費者金融、自動車ローンを幅広く手がけ、ピーク時の02年3月期には61億円の営業収益を計上した。だが、上限金利を引き下げた改正貸金業法の影響で不振に陥っていた。 カード・消費者金融業界では、昨年9月に静岡県が地盤の消費者金融業者、クレディアが破綻(負債総額757億円)しており、経営不振の波が地方にも広がっている。【斉藤望】 毎日新聞より 県内において過去最高の負債額だそうです。 今後、どうなっていくのか、注目です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.14 22:07:43
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