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~あるがままの愛しさ~ しぃ・こーちんぐ

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2006.10.09
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カテゴリ:感動!


こないだカウンセリングのセッションで
「怒る」をテーマにした。


私は「怒る」のが苦手でしょうがない。
基本的に問題が発生すると「自分のせい」と責めて、
悩んで胃を痛めたり泣いたりするのが基本。
家族に対してやっとムカついたりムシしたり
物にあたったりするくらいで、それでもキチンと
「怒った」ことは思い出せないくらいだ。


だから初めにこのテーマを聞いた時は、
とにかく嫌だった。



「いや~ん、何さすの~(>☆<)」


って心の中では悶えながらも、過去に怒りたくても
怒れなかった時のこと、を探してみる。


ふと浮かんだのは、大学卒業してすぐ、
必死に社会に適応しようとした自分の姿。


本当は着たくもないウケ狙いの恰好をして、
お偉いさん方の話を気持ち悪いほど愛想笑いで聞いて、
お得意様の酔っ払いオヤジにカラオケで歌いたくもないのに歌わされ、
肩に手をかけられても吐き気を我慢してデュエットし続ける。


全く今思い出せば、絵にかいたような滑稽さだが、
自分のそれまでの哲学と価値観を「井の中の蛙」
と土台から崩され、それに従わなきゃ金がなくて
食ってけないというプレッシャーをかけられたら、
混乱するのもわかるよなぁ。


特に私の中には働くことに対して、


「一人前」 の 「社会人」 になるには
「学生」 までの 「甘い幻想」 は捨てて、
「我慢」して 「社会の求める人間」 に
ならないといけない。


なーんてすごく偏った方程式が存在しているから、
自分を苦しめるのに拍車をかけた。

(余談だが書いていて気付くのは思い込みと
自分の実際の働き方が全く一致してないとい
うこと、笑。思い込みって恐い、苦笑)


さて、とりあえずこれが私の体験。


これに対して「怒る」。



…かなりの難しい要求だ。



怒りの言葉が口からでようとする度に、
心の中で大きな手が口を塞ぎにかかる。


「触られるのを許したのは私がいけないんだし…」

「あの人たちに悪気があったわけじゃないし…」

「怒って怒られ返すのが怖い…」

「仕事だと割りきれない私がいけない…」

「怒るって、悪いこと」


そんな言葉が、私の中からエネルギーを奪い、
無力感を生む。

それでもカウンセラーの励ましを受け、
とりあえず「セリフ」として言い続けてみる。

と、

ある時、急にスイッチが入った。



「ぅもー…何さすねん、このスケベオヤジー!!」

「ネトネトしよってお前はナメクジかぁ!!」

「な~にが井の中の蛙じゃぼけぇ~!」

「ピー…※☆〇●#」

※暴言のため自主規制入ります(笑)
段々広島弁になってった、なんてことはないよ?(爆笑)



心の中に押し込めていた怒りを爆発させるごとに、
私の中にキラキラとしたエネルギーが沸き上がって
来るのを感じた。


それは決して他者を責める
負のエネルギーではなかった。


自分が自分の本当に大事な部分を守る、
絶対的に味方になる。


そんな感覚。



どうして私はこうも簡単に自分の大事な魂を
社会(という形をとって現れた自分の弱さ)に
捧げていたのだろう。


そうなんだ。


私は誰にも侵略されることはない。


「わたしの魂を、誇りを、
私は自分自身で守る強さを持っているんだ!」

体に稲妻が走った。


この状態になって、始めて自分を痛めてきた相手に
まっすぐ向き合える。

犠牲者になるでもなく、
恨むでもなく、
まっすぐに。

ただ、私の在り方を、相手に開く。


そんな感じ。


傷付いた気持ちは、恐怖から、
今度は誰かを傷付ける。

他者にも、自分の弱さのも
侵略しない。
侵略されない。

本当に大事な私の人生を、責任持って全うするためにも。

私は私の魂を守るのだ。





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Last updated  2006.10.09 20:04:57
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