～あるがままの愛しさ～　しぃ・こーちんぐ

映画、DEEP BLUEのキャッチコピーです。

延々と海の中を撮った映像は、
ちょっぴり飽きるかなって思ったけど、
トンデモナイ！！

９０分がホンマにあっというまやった。


ひたすらに砂を口に入れては吐き出す小さなカニ。

彼らは微生物か何かを食べているだけなんだろうけど、
そのお陰で微妙な生態系のバランスが保たれているんだろうな。

この映画に出てくる生き物たちは、
決して流れに逆らわない。
ただひたすらに生を全うすべく
生きているだけなんだけれども、
それが美しいまでに響きあい、
生かしあい、
創造しあっている。

まさに宇宙の息づかいを見せてくれる映画だ。



深海の世界は、インパクトでかかったぁ～。

キラキラと７色の光を放つクラゲやプランクトン。
こやつら、人がネオン街作るよりずっと前から
こんな世界生み出していたんやな～（笑）
すごいわぁ、全く。



波と戯れて遊ぶイルカたち。

でるわでるわ、トリプルアクセル！クアッドサルコウ！
フィギアの選手達、前世イルカの人多いんちゃうかな。

エサを捕るにも、目的地に向かうにも、全く関係ないのに、
イルカたちは何度でも何度でも跳ぶし回る。

遊んでる彼らは、「自由」を象徴する生物やわ。

なんかそのbeingが、心の扉をがっつりあけて、
中に眠っていたワクワクに火をつけられたかんじ。



だけど、私が一番ワクワクするのは、
何故かカメなんだよな。
頭ではイルカや鯨がかっこいいし素敵！って思うけど、
なぜか亀は私の心の奥深くにある何かをうずかせる。
心理学で言うと、無意識と意識を結ぶ象徴らしいね、カメ。
関係あんのかなぁ。


まあとにかくいい映画だった。
生も死もごった煮でまぜっこぜにして、
それを「よし」として創った神様ってのは、
まぁ凄いお方じゃわ。
他に言葉がないなぁ。


世界は、それで、「パーフェクト」なんだ。

それは、今、この瞬間、この空間においても
そうなんだ。


この地球上で起きているドラマの多い事よ。
美しい事よ。
それを忘れて、ちまっこく生きていきたくないな。
全ての存在に敬意と愛を感じて、
今日は暖かい布団でゆっくりと寝よう。


DVD、見んさいね（＾＾