～あるがままの愛しさ～　しぃ・こーちんぐ

夢を描いてみた。


イメージを具体化することの大切さは、
今の家を見つけるときにすごく感じたんだよね。

半年探しても探しても全然見つからなかったのに、
彼と一緒に「こんな家！」って絵に描いたら、
1週間で見つかったなんてことがあった。


そんなわけで


近い将来、どんな暮らしをしていたいか、
新品のホワイトボードに思いっきり描くことにした。


なんの制限もなく。
好きなものを集めて。


最初に出てきたのが

「いえ～い」

という木霊。


なんじゃいなこりゃ。





あとは、ひとつずつ、彼と私とで交互に
好きなものを描いていく。


ログハウス調の家が現れ、
花に満ちた庭が現れ、
鶏が行きかう畑が現れる。


私はお花の精に話を聞きながら、
フラワーエッセンスでも作っているところかしら。


森には大きなマザーツリー。
キジムナーたちも住んでいる。

その向こうの山頂には、
神様の光が降りている。


収穫を祝う人々。
踊りに歌に。
そして祈り。



「利便性もちゃんと持つもんね」


と彼。車を描き足す。

ちょっといぶかしい顔をした私に、
「てんぷら油で走るやつだよ」
とすかさずフォローを入れながら、

好き勝手
自由勝手

お互いに描き重ねていく。



うん、いいね！



できたボードに満足しながら、
２人で幸せなエネルギーに満ちていく。


10年後の日付をいれた。