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テーマ:京都。(6100)
カテゴリ:新選組!
京都入りして最初に訪れたのが、島原「角屋もてなしの文化美術館」でした。
角屋は、今で言う所の料亭、料理屋さんにあたるもので 置屋から太夫、芸妓を派遣して貰って お客が遊宴する形態のところ…とパンフレットにあります。 1階は、広い台所、一角に帳場がありました。 そして2階は予約制の特別公開です。 男性の方が各部屋の説明をしてくださって 各部屋の豪勢な事、そしてデザインのしゃれていること 圧巻です。 特に 螺鈿が施してある青貝の間では 装飾の見事さに見とれてしまいました。 ふすまの手の部分は七宝ですよ、鮮やかでゴージャス~! さらに、ベランダ(なんてハイカラな!)側の障子にはギヤマンガラスがはめ込まれてます。 そして新選組隊士が付けたと言う刀傷が床の間の柱に2つ。 こんな所にも刀を持ってあがり 料理や酒が出ない…と暴れた新選組。 ”壬生浪”と言われ京都の人々に嫌われた…と言うことをこんな所からも感じられてしまいます。 角屋さんの1階にある太夫の衣装や鼈甲の笄、簪なども見応えありました。 芸妓部門の最高位である太夫ですから、身にまとうものも豪華絢爛です。 金糸銀糸をふんだんにつかってまばゆいばかりの衣装でした。 そして髪にさす笄は飴色の鼈甲、びらびら簪には珊瑚がちりばめられていました。 大河で深雪太夫を演じた優香さん 太夫のきらびやかな衣装がとても似合ってましたね(^^) 説明してくださった担当の方が 太夫と花魁に違いについて、島原と江戸の吉原との違いについて、詳しく丁寧に説明を加えてくださいました。 そして、浅田次郎氏の小説「輪違屋糸里」について あれはフィクションの世界であること。 島原で太夫が斬り殺された事件など記録は残っていないこと、糸里という名の太夫は居なかったということ。(糸里が後の桜木太夫になるという所は浅田次郎氏の創作です) 以前も島原の太夫について テレビドラマで間違った設定で放送してしまった事が問題になった事を思い出しました。 余談ですが。浅田次郎氏の人柄を知るわけではないですが。 朝の花まるに出演していらした時の浅田氏のコメントがあまりに失礼な事を言うので それ以来、浅田氏は好きではありませんでした。 悔しい事に(笑) 壬生義士伝、輪違屋糸里 二つとも大変面白かったです。 でも 小説ですから。 そういえば、芹沢鴨先生が最後の晩に近藤派によって泥酔させられた宴会は この角屋さんでのことですね。 必ず駕籠を呼んでご自宅までお送り致しますので その晩も駕籠でお戻りになられました。 と説明の方がおっしゃってました。 なので、三谷脚本で土方さんが「こんなに酔っていたら駕籠はダメだ」…という台詞は ちょっとボツ…なのかな?(笑) そんなこんなを考えながら 島原を後にして徒歩で壬生へ。 うぁ…なるほど。近いです。てくてくと15分かからない距離です。 隊士にみんな ちょっとお手当もらったら遊びにきちゃいそうです。 ましてや幹部隊士は言わずもがなですね(!_+) 画像は 角屋さん外観です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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