|
テーマ:時代小説がダイスキ(438)
カテゴリ:新選組!
副題に”小説新選組”と有ります。
近藤達と芹沢派4名が京都残留を決め 会津藩お預かりとなり。 しかし、芹沢鴨の乱暴狼藉な振る舞いが問題になってきて隊内粛正。 近藤局長 土方副長による隊組織の整備確立から池田屋までが上巻です。 映画「壬生義士伝」の佐藤浩市=斉藤風に言うと「新選組が良かったのは ここいら辺まで」…と言うことになりますね。 下巻はそこから鳥羽・伏見での幕軍敗戦の所まで。 伏見で近代兵器にとことん負け、淀千両でさらに追撃を受け総崩れとなった幕軍。 津本新選組小説では 最後に永倉新八と斉藤一の会話でしめくくっているのが 何とも嬉しく明るい気持ちにさせてくれる気の利いたラストシーンです。 小説家は、残された文献を丹念に読み解きながら 数少ない資料の中で自分ならではの 味付け 肉付けをして文章をまとめて行くのだなぁ…と今更ながら感心してます。 新選組の小説 いろいろな作家の物を読んでいるとそれぞれの作家独自の解釈や 書き方があって面白いです。 津本陽氏の文章は、剣による接近戦の迫力があって時々読むのが苦しくなる所も。 でも全体的には、からっとしていて。侍になるのだ、組を大きくし強くするのだ、 徳川幕府を支えるのは会津桑名 そして俺たちだ!という気概が全体に溢れています。 今日は、強い雨が降る1日でした。夫も私も風邪気味なので外出はとり止めて 猫たちと暖かくして過ごしました。 明日は、図書館に予約した「斉藤一の謎」「新選組余話」を借りてこようと思います。 しばらく図書館通いが続きそうです(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/11/19 10:09:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[新選組!] カテゴリの最新記事
|